活動データ
タイム
09:15
距離
19.6km
のぼり
1870m
くだり
1870m
活動詳細
すべて見るこんにちは。 熊遭遇については後述します。 登山地図をみると、秩父の方に「ドッケ」という名の山がいくつか存在する。「ドッケ」という響きが耳に残る。調べてみると、尖った峰とか、朝鮮古来の言葉とか諸説あるようだ。そんなドッケの中でも三ツドッケ(埼玉側呼び名)となっている天目山(東京側呼び名)が非常に気になった。ただ、埼玉側から日帰りでアプローチするのは、バリエーションルートか、有間峠からのピストンしかないようだ。 そこで、厳しいルートのようだが秘境の滝のグミの滝と組み合わせて歩いてみた。 ①グミの滝まで 浦山大日堂バス停に車を停め、天目山林道を1時間ほど歩くと、道標が出てくる。一杯水・三ツドッケ方面へ進む。このルートは、数年前の登山地図には載っていたようです。 仙元谷を高巻くように道がつけられています。桟橋が崩れたりしている箇所はあるものの、ルートは明瞭です。若干、崩壊しかかっている箇所もあります。 廃わさび田とつぶれ小屋の先に道標が現れますが、一旦は無視してそのまま沢を詰めていきます。グミの滝は、落差25mあるらしく、なかなか見ごたえあります。 ②三ツドッケまで ここからが大変でした。 一旦、廃わさび小屋まで戻り、グミの滝を高巻く踏み跡を探しますが、よくわかりません。適当に登ってみるが、足元悪く体力を無駄に消費します。途中で薄い踏み跡に出てなんとか、グミの滝上部の廃ワサビ田に到着しました。 ここの取り付きは発見出来ましたが、踏み跡薄く何回も見失います。(まだまだだね) ようやくバイケイ草の群生地にたどり着いたが、濃い踏み跡を追っていくと、シャクナン尾根の方へ向かっているようなので、適当な尾根を直登し都県境尾根にたどり着きましたが、すでに虫の息。 しかも小休止すると虫の大群に襲われます(歩いていてもついてきてますが)。大名行列かとつっこみたくなります。 三ツドッケ山頂は広くはありませんが、伐採されており360度のパノラマです。これは違法伐採で、伐採した人は罰金刑をくらったそうです。 ③シャクナン尾根で熊に遭遇 未踏の尾根を下りに使うのもどうかと考えたのですが、近くに天目山林道も走っており、大丈夫だろうと考え、下り初めます。 写真の通り、コブの登り下りは、相当キツイです。傾斜も若干緩み、適当に歩いていたらルートミスしてしまいました。地図を見ると、トラバースできそうなので歩きだしたのですが・・・・ 下り前方20~30m先に、黒く大きい生き物が木の根をあさっています。「熊だ」。しまった、熊鈴は外してしまっていた。あわててホイッスルを吹きますが、こちらに気づいたが、逃げるどころか、私に向かって走りだしました。どんどん近づいてきます。とっさにストックを構え、無心で「ウオ-」と叫びました。すると熊は、私の手前3~5mのところで、角度を変え走り去って行きました。 熊が走り去ったのを確認し、必死の思いで滑りながらも天目山林道にかけ下りました。林道に降り立つと、心臓バクバク、足はガクガク、口の中は乾き、玉のような汗がポタポタと。 ④下山 シャクナン尾根はまだまだ続くのですが、距離は長くなるが天目山林道を歩いて下山しました。 天目山林道は、細久保橋以降は車もきませんし、舗装路ではないので山歩きと似たようなもんです。景色も良いし、水音も心地良いです。(猿も何回かみかけました) 本当に今日は怖かった。自分より大きな野生動物に向かって来られたら、恐怖以外何も感じません。もしかして、ホイッスルや熊鈴よりも大きな声の方が、熊には効くのかもしれませんね。でも遭遇もしてないのに大きな声出して歩くのはただの変人だから、やっぱり熊の生息区域内は熊鈴はつけておきましょう。 トラウマになったので、当分、あのエリアには近づけないです。(たぶん・・・) 今晩、一人でトイレに行けるかなあ? 長文失礼いたしました。
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