線香が香る街・・・小田原(抹香町)二つの赤線跡を訪ねる&市内最後の銭湯

2016.05.15(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 15
休憩時間
3 時間 23
距離
11.7 km
のぼり / くだり
77 / 74 m
7 15

活動詳細

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5/15(日) お世話になった宿は「みやこ旅館」 風呂・トイレ共同 昔は料亭で純和風の造り、とても静かで布団で寝るのが気持ちよかった。 あとは・・・ 芸者が居れば言う事なし チェックアウト9時・・・早っ! 一番最後の予定は15:30から開店する銭湯に入って帰る事 時間はタップリある まずは・・・ 今月リニューアルオープンした小田原城へ・・・百名城のスタンプ貰いに 駅前には昔通った百貨店「志沢」 今は入浴施設「万葉の湯」になっているあせあせ そういえば・・・小田原城には象のウメ子が居たよなぁ ウメ子が亡くなって何年たつのだろう? 小田原城、約30年ぶり お化粧直しされた白く輝く天守閣 中の展示物は見やすくとても楽しめたし天守閣からの眺めは絶景 隣接する報徳二宮神社(二宮金次郎)を祀っている由緒ある神社でお参りして 朝昼兼用で蕎麦屋に入り 軽く一杯ひっかけて海の方へ歩く・・・ 小田原には2か所の赤線が存在していた。 今から向かう海近くの「初音新地」と東海道脇にあった「抹香町」 残念ながら初音新地は幹線道路になり壊滅状態で面影なし 海沿いを歩き小田原出身の作家「川崎長太郎」の小屋跡碑を探す。。 この長太郎さんの書いた「抹香町」という私小説がある そう・・・ これから探す赤線跡「抹香町」と同じタイトル その私小説には自らが通った抹香町の私娼窟の事が書いてある 読んだことは無いが、作者が気ままに通い遊んだ抹香町 そんな中の男女のしがらみを描いた作品で、当時の抹香町を知る貴重な資料だそうだ 次は東海道に残る一里塚を目指す。。 国道1号線の脇にひっそりと石碑が建っているのみ 歩道橋を渡り国道の反対側に小田原宿の江戸口見付跡 こちらも碑と松の木があるだけだった。。 そこにあった近所の地図を眺めていると 周りとは明らかに異なる区画整理された場所が ここが赤線跡「抹香町」で間違いないだろう 区割りされた周りには5軒の寺が・・・ 赤線は精進落としとして門前で栄えたのだろうか? あるは、あるは当時の建物が・・・ アパートや住居に姿を変えているが、外観を見る限り、それとわかる意匠を凝らした怪しい建物たち・・・ 腰を鉄平石でまとい覗き窓が今でも残る建物 きっと、あの窓から艶めかしい娼婦が顔を出して・・・ 「ちょっとお兄さん」なんて声を掛けていたのだろう これほどの規模と状態で建物が残っているのは珍しい 確認できただけで20軒ぐらいあったのではないだろうか? 路地をくまなく歩きまわり写真に収める 何処からともなく線香の香りが漂ってくる 抹香町・・・とはよく言ったもんだ! 最後に・・・ 汗を搔いたので、駅に向かう途中にある銭湯へ 中島湯さん 創業80年、小田原最後の銭湯になってしまったが、店主の身体が動く限り続けるという 木造モルタルの看板建築 小さい哀愁のある銭湯、番台、脱衣籠、富士山・・・ 若い頃に毎週通っていた小田原 その時は、今よりもっとたくさんの古い建物や物があったのだろうが当時は目が向かなかった。。 街も変わったが・・・ おいらも変わった・・・

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