神威岳‐烏帽子岳縦走《夜登山》 クマ出没のため、烏帽子断念!

2016.05.18(水) 日帰り

活動データ

タイム

07:13

距離

15.6km

のぼり

1100m

くだり

1099m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 13
休憩時間
1 時間 14
距離
15.6 km
のぼり / くだり
1100 / 1099 m
1
59
23
39
18
1 4
59

活動詳細

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*今回のレポートでは、登山行程の中でクマによる行程の断念がございます。神威岳-烏帽子岳、また周辺の山への登山を計画されている方がいらっしゃいましたら、十分にご注意ください。  こんにちは。窪ちゃんです。アクセス頂きまして、ありがとうございます。残雪も少なくなり、以前から興味のあった「神威岳‐烏帽子岳縦走」に初トライすることになりました。 しかも、「夜登山」! まえがき  いつもの登山仲間のN君から「夜登山」のお誘いを受け、比較的行きやすく、ある程度の高度で日帰りのできる山を選択したところ「神威岳‐烏帽子岳縦走」を、思い付き行くことにしました。 【2016年05月18日(水) 天気:晴れ 札幌最高気温20.4℃】  今回は、自宅からロードバイクに乗り「百松沢小屋」まで向かいました。到着は午前1時30分過ぎだったと記憶しております。夜登山は初めてということもあり、幾分か気を張っていました。  2:10。登山開始。最初の目標は、神威岳です。夜道はライトの明かりだけなので、周囲の音が大変おっかなく、期待と興奮、それと恐怖の入り混じったなか進んでいきます。林道を道なりにどんどん進みますと、大きな水たまりやぬかるみがありますので、登山道前からでも注意が必要です。途中から左に看板が見え、林道から分岐する近道ルートがあるので、そちらに入ります。このルートもぬかるみが多いので、足元に注意しながら歩いてください。  2:52。分岐した林道と、合流します。看板の矢印に沿って、林道を左へと進みます。林道も途中に分岐するような場所がありますが、ピンクのリボンがついた目印に従って進んでください。進んでいくと行き止まりになり、小川を渡るのでここも注意して下さい。小川を渡り、しばらく行くと「登山口」(8:18撮影の写真参照)の看板があります。ここからが本格的な登山道になります。  この「登山口」看板から倒木のある道を15分ほど進みますと、最初のロープ場に出ます。初登山と夜間の周りが見えない状況でしたので、はじめはロープに気が付かず、ルートを見失いました(7:59撮影の写真参照)。このロープ場は、小川の場所にあるため足元が大変ゆるく、体重のかけ方次第で転倒して泥だらけになりますので、注意して下さい。そしてこの後は「巌望台」まで、ぬかるみと倒木、残雪の登りが続いていきます。  4:12。巌望台に到着。山頂での日の出には間に合いませんでしたが、ここで神威岳越しの朝焼けを楽しみます。ここを過ぎると長い九十九折りの登りが続くので、ゆっくり登ることをお勧めします。ロープ場もありますので、注意して焦らずに進みましょう。頂上直下のロープ場を登り、烏帽子岳との分岐を過ぎれば神威岳頂上です。  4:46。頂上到着。晴天だったので眺望もよく、朝日が大変心地よかったです。ここで朝ご飯を頂きました。  5:29。相棒のN君は、神威岳山頂でお留守番することになり、僕一人で烏帽子岳へ向かいます。この後起こる恐怖は、この時に始まりました・・・。  5:44。神威岳との分岐を通過し、烏帽子岳への縦走路に入ります。途中、軽い藪漕ぎと幾つかの倒木を乗り越え、地図を頼りに進みます。何かの動物の鳴き声らしきものを聞き、一度止まるも、聞き違えと思い進む。登山道が、残雪に消えルートをロスト。地図と周囲の様子を確認・・・。  6:06。残雪の上に、クマの足跡を発見。まだ足跡がクッキリと雪面に残っており、新しいことが易々と分かる。風のせいか、クマの臭いはしない。直後に、クマの鳴き声と分かる音が聞こえたため、一目散に撤退を開始する。足跡は、烏帽子岳から神威岳方向へと延びており、神威岳の方も長居は禁物と判断。後は、無心で神威岳のN君と合流することだけを考え、ひたすらに引き返す。  6:27。神威岳との分岐に到着。少し落ち着く。  6:29。神威岳山頂に帰着。寝ていたN君を急いで叩き起こし、下山準備。  6:37。下山開始。人間が居ることを分からせるため、大きな声で話し、歌いながら下りる。ぬかるみ、倒木、残雪があるので、焦らずにゆっくりと。  9:18。無事下山。途中、これから登られる方に注意を促し、110番通報もする。本日の登山行程終了。  登山行程   神威岳       登り 2時間26分       下り 2時間41分  登山行程総時間 5時間07分(軽食、朝食は除く) 総括  初めての山に、初めての夜登山。そして初めてのクマとの至近。今回は、初物ばかりが続いた行程でした。特に、クマは生きた心地がしなかった・・・。山自体は、ぬかるみ、倒木、ロープ場など初心者には厳しいと思うコースではありましたが、個人的には楽しめたと思っています(札幌岳冷水沢コースより難しいと思う)。ポールは、あった方が良いと思います。残雪が解け、烏帽子岳までのルートが開ければリベンジもしてみたい。が、やはりクマは怖い・・・。  以上、拙筆にて、失礼いたしました。

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