荒船山に行こう

荒船山に登るにはいくつかのルートがある。 一番一般的なのが内山峠からのルートで標高差も少ないルートだ。 内山峠より先にある内山牧場からのアプローチは距離的な難易度が上がる。 内山トンネルを佐久側抜けた黒田からのルートも登る人は多い。 南牧村からは4ルートある。 ルートの数が多いからピストンをせずに登ることが出来る。 但し難易度は高めかもしれない。 そして最後が相沢からのルートだ。 今回は3名での登山で歩いたルートを全員合わせても4～5ルートだ。 だからって訳じゃないけど今回は皆が初めての相沢ルートを登ることにする。 どういうルートかと言うと「荒船の湯の辺りから登り始めるルート」だ。 このルートを登るにあたり一番懸念されたのが、廃道寸前の登山道ではないかだ。 結論から言うと「とても整備された登山道」かな。 そしてもう一つは「標高差があって登りごたえがあるルート」だ。 下から見上げてどうすれば荒船山に到達できるのか想像できなかったけど脚力さえあればだれでも登れる。(積雪時は除く) そして艫岩から兜岩山に向かう。 兜岩山はどっちかと言えば南牧の山になるのかな。 ルートは尾根筋でアップダウンは少ない。 と、感じるだろうけど(高度プロファイルを見て)地味に体力を削られるんだよね。 歩いてみれば分かる的な感じ。 兜岩山山頂の眺望は良くないけどその先に高度感抜群の展望台がある。 ここで落ちたら誰も見つけてくれないだろうなあ。 そして途中スルーしてきたロウソク岩を戻りながらのアプローチ。 私はハイキング気分で来たので早々にギブアップする。 ほか二名はもう少し先まで登るがザイルが無いと無理と判断。 岩質が中途半端に脆い垂直の壁ですね。 星尾峠から登り返しを一気に登って口から心臓が飛び出そうになる。 最後の相沢までの急登も足にダメージを感じつつ一気に下る。 温泉に近いっていいね。 荒船の湯は４つの湯舟+サウナとなかなかいい温泉だ。 このルート、登りごたえがあっていいルートだ。 内山峠からのルートに飽きた人は挑戦してみるのも悪くないと思うよ。