活動データ
タイム
11:34
距離
32.9km
のぼり
1312m
くだり
1713m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る梅雨に入る前に一度訪ねたかった尾瀬と燧ヶ岳に出かけた。調べはじめると、①5月20日~一般車両の乗り入れ禁止(戸倉・大清水までは可)、②至仏山の残雪期登山禁止(6月末まで)、③燧ヶ岳の見晴新道通行不可などが分かってきた。これらを踏まえた当初の予定は、1日目:戸倉~(バス)~鳩待峠~見晴~尾瀬沼(泊)、2日目:燧ヶ岳往復~大清水~(バス)~戸倉でしたが、予定を変更して一日で歩く、ややハードな山行になりました。 ■大阪~戸倉 地域の運動会を昼過ぎに切り上げ、午後2時半出発。恵那峡、姨捨などのSAで休憩し、沼田ICで下りて戸倉に11時半到着。夜中にならなくて良かった。 ■戸倉~鳩待峠~見晴 4時40分の朝一番のバスで戸倉から鳩待峠へ。5時10分鳩待峠出発。下っていき、山ノ鼻のビジターセンターでトイレ(カンパ100円)。ここから尾瀬ヶ原が始まるが、ミズバショウは水路沿いにあるだけで一面の草原。花が咲き乱れると思っていた尾瀬のイメージが少し狂った。正面の燧ヶ岳、振り返った至仏山のシルエットが美しい! まもなく竜宮小屋に到着。小屋の名前になっている竜宮現象(雪どけの季節に水が湧出する)は終わっていた。竜宮小屋を過ぎると福島県。見晴までどんどん歩き、弥四郎清水でのどを潤す。 ■見晴~尾瀬沼 見晴から山道に入る。沼尻川沿いのゆるやかな道を登り、峠から下るとタテヤマリンドウ?が咲く白砂田代。すぐに尾瀬沼が現れ、樹間に湖面を眺めながら歩くと長英新道の登山口に到着。鳩待峠から6時間の予定が4時間の9時だったので、初日に燧ヶ岳を往復することにした。 ■燧ヶ岳往復 水でえぐられ岩がごろごろ並ぶ登山道は歩きにくいが、雪はすっかり溶け、ぬかるみのない乾いた道がありがたい。5合目あたりから急登になる。小ピークのミノブチ岳からは、尾瀬沼や日光連山の眺めがいい。急な岩場を登ると東峰(マナイタグラ)に到着。西に向けていったん下り、雪が残る斜面を気持ちよく登ると西峰(シバヤスグラ)に到着。尾瀬沼、尾瀬ヶ原、至仏山、武尊山、谷川岳、巻幡山~越後三山、会津駒ヶ岳、日光連山(女峰山、男体山、日光白根山)など360度のパノラマが素晴らしい!昼飯をとりつつ、登山口から抜きつ抜かれつだった栃木の3人パーティとしばらく山談義したのち一気に下山。 ■尾瀬沼~大清水~戸倉 尾瀬沼の小屋に3時前に到着。2日分の予定を終えたので、恐縮しながら小屋の予約をキャンセル、大清水~戸倉へ向かうことにした。大清水から戸倉へ下るバスの最終時刻は3時50分とずいぶん早い(大清水から入る人の多くは大清水に車を停めているから、バスの必要は少ない)。大清水からタクシーを呼ぶことにして、10時間歩いてきた足でもう2時間歩くことにした。三平峠からしばらく行ったところから、ジグザク状の階段の下りが疲れた足にずいぶん堪えた。一ノ瀬休憩所からは林道歩き。大清水の売店でタクシーを呼ぼうとしていたら、登山道沿いの草刈りを終えた男性が「戸倉まで送るよ」と“地獄で仏に会う”とはこのこと。甘えて乗せてもらった。感謝 ■戸倉~水上 通うたびに気になっていた名勝の吹割滝(ふきわりのたき)を見てから、沼田の「道の駅白沢」で汗を流した。予定を早めて空いた1日を山に使わない手はない。さてどこの山に登ろう?候補の苗場山、巻幡山、武尊山の中から一番近い武尊山に登ることに決定。水上の道の駅に車を走らせました。 ≪登り終えて≫ ・尾瀬は尾瀬ヶ原と尾瀬沼の2エリアからなる(関西の人はあまり知らない) ・尾瀬は意外に花が少なく、原と沼と燧ヶ岳の地形や眺望を楽しむところかもしれない ・燧ヶ岳の西峰直下には雪が残っていたがアイゼンは不要だった ・尾瀬のシーズン中は交通規制があり、ルート・交通手段への留意が必要 ・至仏山は残雪期に登山禁止、燧ヶ岳の南3ルートの2ルートは閉鎖も要注意 ・「道の駅白沢」の望郷の湯は夜10時まで開いていて便利 ※尾瀬に精通したトレッキングさんの記録とアドバイスが大変参考になりました。 ありがとうございました。
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