【半べそ登山(;_;)】 谷川岳 :日本三大急登に挑戦

2016.05.28(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 53
休憩時間
1 時間 35
距離
11.3 km
のぼり / くだり
1478 / 1491 m

活動詳細

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今回は山梨百名山ではなく久々の日本百名山。 山梨百名山ハンターとして中央道山梨方面に通うこと約半年、少々飽きてきたので気分を変えて関越道で「谷川岳」へ。 関越道を使うのは昨年夏の苗場山以来です。 あまりにも有名な「谷川岳」、 人が多く登山道が渋滞する等と聞いていた為、今まで何となく避けていましたが、 たまには人の多い山も良いかもとメジャー山行を決定。(山百は静かすぎる山行ばかりなので…w) で、谷川岳について色々と調べてみると… ロープウェイを使わない「西黒尾根コース」なるクラシックコースがあるとの事、 ロープウェイの始発まで待つのも怠いし、混み過ぎるのも嫌だと深く考えずに登山ルートを決定。 この「西黒尾根コース」は直前に調べてみると「日本三大急登」とか… 急登が大嫌いな我々に登れるのか、やっぱロープウェイを使おうかなどビビり始めます。 因みに「日本三大急登」とは、 ①北アルプス 烏帽子岳へのブナ立尾根 ②南アルプス 甲斐駒ヶ岳への黒戸尾根 ③上越 谷川岳への西黒尾根 らしい… うーん、これはヤバいかも…と考えますが取り敢えず大丈夫でしょと無謀にもチャレンジを敢行。 この安易な考えが後の「半べそ登山」に繋がるとは… 久々の関越道「水上IC」へ向けAM2:30都内出発、AM5:00 に駐車場のある「谷川岳ベースプラザ」に到着。 既に沢山のハイカーが薄暗い駐車場で身支度をしており、つられるように我々も早々に身支度をしAM5:30登山スタート。 事前に急登である事を知ってか今日のNgは覚悟と気合が入っていて頼もしいです。(この時点では…) 登山口からはいきなりの急登、早々にドSな洗礼を受けながら樹林帯の中を黙々と登っていきます。 樹林帯を歩くこと2時間余り、ようやく視界の開けた場所に出ます。 ロープウェイ山頂駅や武尊山、赤城山、至仏山や燧ケ岳など北関東の名山を眺めることができます。 この時点ではNgもまだまだやる気十分、いつもはヘタレるNgですが今日は大丈夫そうです。(この時点までは…) ここから鎖場や急峻な岩場が登場し危険度が増していきます。 ただ足場もしっかりしている為、見た目ほど難易度は高くありません。 岩場が得意なNgを先頭に右手に谷川岳山頂や「マガチ沢」の大迫力の岩壁を見ながら順調に歩を進めていきます。 「ラクダの背」まで来ると眼前に目指す山頂をが迫り最後のアタックに備え小休止。 ここまで約3時、ひたすら急登に耐えていた脚は徐々に疲労が貯まりパンパンに張り始めています。 でもこの大迫力なアルペンムードが最高だね…とNgを見ると冴えない表情に…(これはヤバいかも…) 弱り始めたNgを励まし「ラクダの背」に挑みます。 ここからはより激しさを増す岩場登り、這うように三点保持で慎重に登っていきます。 う~ん、これって予想以上にハードだし結構危ないかも…そんなハードな登りに大幅にペースダウン。 休憩の回数も多くなり…で、ついにNgの口から出てしまいました。 「もう歩けないかも…」 しかも今回は目に涙を浮かべた「半べそ状態」になっている過去最大のヘタレ具合に…(これは本気でヤバいかも…) そこからはNgの尻を持ち上げたり、手を引いたり、励ましたり休憩しまくりながら何とか「ラクダの背」をクリアw 俺も死にそうなんですけど…という言葉を飲み込み何とか「肩ノ小屋」まで辿り着くことに成功。 完全に心の折れたNgを何とか励まし「トマの耳」、「オキの耳」に到達。 何だかんだで大変でしたがこれで日本百名山「21座目」! 「オキの耳」で軽い昼食の後、ロープウェイで下山すべく山頂駅に向け下山開始。 Ngお約束の「残雪尻滑り」を披露しつつ、ロープウェイに乗りたい一心で懸命に下っていきます。 よくガイドブックに「ロープウェイを使えば簡単に山頂へ~」と書いてあるのを目にしますが、 実際に歩いてみるとガレ場あり鎖場ありと中々厳しいコースと思われます。 スニーカーやジーンズ、手ぶらで登っている観光客風の人も多くいましたが、 せめてトレッキングシューズを履いて歩かないと痛い目に合うかもしれません。 遭難や事故が多い山との事ですが、こういった面が多少なり影響しているだろうと推測されます。 (装備万全な我々もコースの難易度の見誤りと単なる実力不足で十分痛い目に合ってますが…w) ロープウェイ山頂駅まで何とか辿り着き、あとは至福の楽々下山。 ベースプラザに帰還後、すっかり心も体も回復したNgはアイスを食いながら無事登頂を終えご満悦。 おいおい…w こうしてNgのリアル「泣き」が入った久々の百名山山行は無事に終了。 事前の調査不足と実力を見誤った結果、予想に反してハードな山行になってしまいましたが、 大迫力の岩壁、アルペンムード満載の岩稜歩き、見事な眺望と噂に違わぬ良いお山でございました。 でも次回登ることがあれば間違いなくロープウェイでピストンしますw やっぱ我々には最短ルート&程よいコースタイムの山梨百名山が合ってるみたいw おわり *「日本三大急登」については様々な意見があるようですね、○○の方が険しい!とか… いづれにしても我々にとっては三大だろうが何大だろうが、とにかく激しく辛かったことは確か。 勝手ながら「Smoke公認ドS急登」に認定させていただきますw

谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 AM5:00 「谷川岳ベースプラザ」1F駐車場に到着。24時間営業。
AM5:00 「谷川岳ベースプラザ」1F駐車場に到着。24時間営業。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 薄暗い駐車場。既に沢山のハイカーが身支度中。
薄暗い駐車場。既に沢山のハイカーが身支度中。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ベースプラザを後に「西黒尾根コース」登山口へ出発。
ベースプラザを後に「西黒尾根コース」登山口へ出発。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 「谷川岳登山指導センター」を過ぎると間もなく登山口。
「谷川岳登山指導センター」を過ぎると間もなく登山口。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 「日本三大急登」にチャレンジ。大丈夫かなぁ~俺たちw
「日本三大急登」にチャレンジ。大丈夫かなぁ~俺たちw
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 のっけから急登。でも今日のNgは気合十分w
のっけから急登。でも今日のNgは気合十分w
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 樹林帯の急登をひたすらに登り込んでいきます。
樹林帯の急登をひたすらに登り込んでいきます。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 序盤は快調。序盤は…ねw
序盤は快調。序盤は…ねw
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 樹林帯を抜けると…
樹林帯を抜けると…
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ロープウェイ山頂駅や、
ロープウェイ山頂駅や、
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 北関東の名山達が見渡せる場所に。
北関東の名山達が見渡せる場所に。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ここから尾根の核心部、岩場と鎖場の連続する道に。
ここから尾根の核心部、岩場と鎖場の連続する道に。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 高度感はありますが足場が有り登りやすいです。
高度感はありますが足場が有り登りやすいです。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 谷川岳山頂と名物の岩壁を見ながら進みます。
谷川岳山頂と名物の岩壁を見ながら進みます。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 連続する鎖場、徐々に体力が奪われていきます…
連続する鎖場、徐々に体力が奪われていきます…
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 なかなかの高度感。慎重に…
なかなかの高度感。慎重に…
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 登り安いけど徐々に体力が…
登り安いけど徐々に体力が…
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 険しさを増していきます。Ngも段々無口に…
険しさを増していきます。Ngも段々無口に…
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 なかなか近付かない山頂。景色は良いんですけどね…
なかなか近付かない山頂。景色は良いんですけどね…
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 「ラクダの背」に到着。ここまで約3時間、結構な疲労度に…
「ラクダの背」に到着。ここまで約3時間、結構な疲労度に…
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 山頂と手前にある「ラクダの背」、激しく険しそうな道のりです…
山頂と手前にある「ラクダの背」、激しく険しそうな道のりです…
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 取り敢えず撮影。この時バテながらも撮影する余裕がありました…
取り敢えず撮影。この時バテながらも撮影する余裕がありました…
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 「ラクダの背」に向かうNg、足取りが重そうです。
「ラクダの背」に向かうNg、足取りが重そうです。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 これは険しそう…奥に見える山頂がやけに遠く感じます…
これは険しそう…奥に見える山頂がやけに遠く感じます…
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 黙々と岩場を登り込んでいきます。
黙々と岩場を登り込んでいきます。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 「ガレ沢のコル」に到着。ついにNgから「歩けないかも…」宣言が。(しかも半べそ状態)
「ガレ沢のコル」に到着。ついにNgから「歩けないかも…」宣言が。(しかも半べそ状態)
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 Ngと自分を励ましつつ岩場を超えていきます。(背後に見えるのが越えてきた尾根道)
Ngと自分を励ましつつ岩場を超えていきます。(背後に見えるのが越えてきた尾根道)
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 いよいよ険しさを増す岩稜歩き。フラフラ気味のNgと自分のサポートをしながら登ります。
いよいよ険しさを増す岩稜歩き。フラフラ気味のNgと自分のサポートをしながら登ります。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 景色は素晴らしいが心に余裕がなく…
景色は素晴らしいが心に余裕がなく…
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 Ngよ、もう少しだから頑張ってくれ!
Ngよ、もう少しだから頑張ってくれ!
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 傾斜を増す鎖場。Ng、ヘタレながらも越えていきます。
傾斜を増す鎖場。Ng、ヘタレながらも越えていきます。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 写真は格好良いけどヘロヘロですw
写真は格好良いけどヘロヘロですw
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 なかなか凄い景色の中を歩いているよね俺たちw(周囲を見る余裕なし)
なかなか凄い景色の中を歩いているよね俺たちw(周囲を見る余裕なし)
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 山頂が近付かない…
山頂が近付かない…
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 脚を掛けるところがない一枚岩を越えると「西黒尾根」も終わりに。
脚を掛けるところがない一枚岩を越えると「西黒尾根」も終わりに。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 振り返ると越えてきた尾根道。よく歩けたなぁ…
振り返ると越えてきた尾根道。よく歩けたなぁ…
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 Ngは完全にガス欠状態。
Ngは完全にガス欠状態。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 尾根道終盤は笹原の中を歩いていきます。
尾根道終盤は笹原の中を歩いていきます。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 見覚えのある「道標」。小屋までもう少し!
見覚えのある「道標」。小屋までもう少し!
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 最後は残雪を横断し。
最後は残雪を横断し。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 「肩ノ小屋」にやっと到着!長かった~(泣)
「肩ノ小屋」にやっと到着!長かった~(泣)
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 小屋からは谷川連峰の綺麗な稜線。右奥には山頂がフラットな「苗場山」。
小屋からは谷川連峰の綺麗な稜線。右奥には山頂がフラットな「苗場山」。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 小屋から「トマの耳」まではすぐ。でも体力が…
小屋から「トマの耳」まではすぐ。でも体力が…
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 改めて歩いてきた尾根道。よく歩けたな…
改めて歩いてきた尾根道。よく歩けたな…
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 「トマの耳」に到着!
「トマの耳」に到着!
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 見事な稜線。いつか歩きたいですな。
見事な稜線。いつか歩きたいですな。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 続いて「オキの耳」へ。
続いて「オキの耳」へ。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 やっと花を見る余裕が出てきましたw
やっと花を見る余裕が出てきましたw
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 一時はどうなるかと…w
一時はどうなるかと…w
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 「トマの耳」を振り返ります。人が沢山。
「トマの耳」を振り返ります。人が沢山。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 「オキの耳」に到着。百名山「21座目」!(無事に登頂できてホントよかった…)
「オキの耳」に到着。百名山「21座目」!(無事に登頂できてホントよかった…)
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 山頂は360度の眺望。素晴らしい! 「苗場山」また登りたいなぁ。
山頂は360度の眺望。素晴らしい! 「苗場山」また登りたいなぁ。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 「赤城山」もまた登りたい山です。
「赤城山」もまた登りたい山です。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 山頂脇のスペースで昼食。はい、動けませんw
山頂脇のスペースで昼食。はい、動けませんw
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 足元は断崖絶壁。眺めはいいけど高所恐怖症の自分は落ち着きません。
足元は断崖絶壁。眺めはいいけど高所恐怖症の自分は落ち着きません。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 昼食を終え下山開始。「トマの耳」への登り返し。
昼食を終え下山開始。「トマの耳」への登り返し。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 「肩ノ小屋」で休憩&バッジ購入。
「肩ノ小屋」で休憩&バッジ購入。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 残雪地帯。登ってくる人を避けながら。
残雪地帯。登ってくる人を避けながら。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 避けながらも最終的には尻滑り、登りの人に突っ込みそうになっていましたw
避けながらも最終的には尻滑り、登りの人に突っ込みそうになっていましたw
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ロープウェイ山頂駅を目指し下山。登りもこのルートにすれば良かった…
ロープウェイ山頂駅を目指し下山。登りもこのルートにすれば良かった…
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 「ザンゲ岩」で休憩中。予想以上の疲労度です…
「ザンゲ岩」で休憩中。予想以上の疲労度です…
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ロープウェイからのコースも中々の急登。ガイドブックの情報に惑わされないように。
ロープウェイからのコースも中々の急登。ガイドブックの情報に惑わされないように。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 万太郎山~平標山への稜線。綺麗な景色です。
万太郎山~平標山への稜線。綺麗な景色です。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 「天狗のたまり場」でも休憩。今回は休憩ばっかw
「天狗のたまり場」でも休憩。今回は休憩ばっかw
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 このコースもハードです。
このコースもハードです。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 「熊穴沢避難所」でも休憩w
「熊穴沢避難所」でも休憩w
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ロープウェイ山頂駅はまだか!ロープウェイに乗ることを励みに頑張るNg。
ロープウェイ山頂駅はまだか!ロープウェイに乗ることを励みに頑張るNg。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 歩いた「西黒尾根」と山頂、なかなかハードでした…
歩いた「西黒尾根」と山頂、なかなかハードでした…
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 念願のロープウェイ山頂駅!
念願のロープウェイ山頂駅!
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 売店で休憩中。
売店で休憩中。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 休憩後、ロープウェイ乗り場に。
休憩後、ロープウェイ乗り場に。
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 夢にまで見たロープウェイw
夢にまで見たロープウェイw
谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 ロープウェイで快適下山後、ベースプラザでアイスを食べて無事に全行程終了!疲れました!
ロープウェイで快適下山後、ベースプラザでアイスを食べて無事に全行程終了!疲れました!

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