日本一低い!? 小野アルプス

2014.11.22(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 31
休憩時間
22
距離
13.2 km
のぼり / くだり
835 / 835 m
7
5
2
3
5
21
6
3
21
12
11
4
1 15

活動詳細

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私のふるさと、小野市と加古川市の境に横たわる低い山々を、昨今「小野アルプス」と呼んで結構人気らしいと聞き、「これは行ってみなあかんやろ」ということになりました。 小学生のころ、教室の窓から、田んぼの海の向こうに連なる低い山々を、毎日のように見ていました。特に特徴のない山々でしたが、中にひとつだけ、子供たちが「鉄人山」と呼んでいた山がありました。お椀を伏せたような形で、天辺の左側半分に高い木がなく、ちょうど鉄人28号の頭のように見えるからでした。数年前、久しぶりに眺めてみたところ、もう鉄人には見えなくなっていました。 で、その小野アルプスですが、なんでも「日本一低いアルプス」らしいのです。最高峰が「惣山(そうやま)」で標高199m。私が今住んでいるところより低い(汗)。 さて、スタートは小野市の温泉施設「白雲谷温泉ゆぴか」。ここの駐車場に車を止めて、施設のすぐ横が登山口です。戻ってきて温泉に入ることを楽しみに歩き出します。 明るい雑木林の中の道を10分ほど登ると、最初のピーク「高山」に着きます。南面の展望が良く、東屋とベンチがあります。ここらあたりは「散策路」という風情で、温泉に来た人が歩いておられます。 ここから一旦日光峠まで下り、次のピーク「前山」を目指します。ピークを過ぎたところにNTTの無線塔があり、その前に「前山」の看板が掛かっています。ここから愛宕山、安場山と、小さなアップダウンで越えて行き、一気に下って舗装路に出たところがアザメ峠です。 舗装路を左(南)に少したどると「峠の地蔵」があり、その向い側から総山(そうやま)への登りが始まります。結構な急登を頑張ると総山頂上、またちょっと下って登り返すと、アンテナ山に着きます。確かに山頂にアンテナが立っていますが、結構しょぼいもので、もっと他にいい名前がつけられなかったのかと思います。「アンテナが立ってるからアンテナ山」て、余りにもベタですよね。小林製薬か!(関係者の方、ごめんなさい) さて、このあたりからようやく岩山の雰囲気が出てきます。少し登ると、小野アルプス最高峰(小野市の最高峰でもある)惣山(199m)です。山頂から少し北へたどると、開けた岩場があり、これまで越えてきた山々、小野の市街地、そしてこれから行く紅山のスラブが良く見えます。すぐ先にも展望台がありますが、この岩場のほうが展望がいいと思います。紅山を見ながらお昼にします。 さて、山頂にもどり、岩倉峠に向って急坂を一気に下ります。標高差100m以上。紅山へも100m登り返しますが、紅山スラブを登るために、左(南)から回り込むことになります。いきなりの急登を頑張ると、いよいよコースのハイライト、小野アルプスがアルプスたる所以である「紅山スラブ」の基部に着きます。ここで標高約100m。標高差80mの一枚岩を直登するわけですが、手をつかなければ登れないほどの急傾斜です。先日登った「播磨アルプス」の「百間岩」と規模は同じぐらいですが、傾斜はこっちのほうがキツイ。この一枚岩にはいたるところにオレンジ色の地衣類が見られます。これによって山が紅く見えたことから、「紅山(べにやま)」と呼ばれるようになったそうです。 とにもかくにも、一枚岩を登りきれば山頂です。ここから西に、西紅山を過ぎてどどっと下り、また登り返すと岩山、さらに下って登って小さなピークをいくつか過ぎて、舗装路に降り立ったところが福甸峠(ふくでんとうげ)です。紅山から西は行く人が少ないようで、道に草がかぶさってくるような場所もあります。 福甸峠からは、舗装路を左に進み、信号を左折して山陽自動車道を潜り、あとは山陽自動車道沿いの舗装路を「温泉、おんせん」とつぶやきながら、「ゆぴか」までひたすら歩きます。 「ゆぴか」は土曜日で大変混雑していましたが、とっても気持のいい温泉施設です。入湯料¥600。 気持ちよかった~。 小野アルプスは、紅山スラブ以外は初心者でも歩きやすい道だと思います。紅山スラブは傾斜が急なので、別ルートから登れば回避できます。今日も途中で立ち往生している人を見かけました。 車で行くと、当たり前ですがまた同じところに戻ってこなければなりません。福甸峠まで行くと、帰りの舗装路が長くて辟易します。紅山から岩倉峠に下り、そこから戻るぐらいがいいかもしれません。

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