十枚山、八紘嶺 静岡から登る山梨百名山

2016.07.02(土) 日帰り

活動データ

タイム

07:58

距離

20.5km

のぼり

2094m

くだり

1684m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 58
休憩時間
46
距離
20.5 km
のぼり / くだり
2094 / 1684 m
5
2 7
55
54
1 19
14
1 19

活動詳細

すべて見る

これまで何となく続けてきた山梨百名山、残すところ両手で余るようになってきた。その中で南方の静岡県境の山は山梨県内から登ることが難しく、一旦新東名まで出て静岡から回り込んで行かなければならないため、極めてアクセスが悪い。登山口まで車で3時間ほどかかるため、何となく億劫になり後回しにしてきた。梅雨で天候が安定しないこの時期、標高の高い山は余程好条件でなければ、眺望は期待できない。山伏は昨年にクリア済みなので、残す二座、十枚山と八紘嶺をやっつけることにする。 朝3時に家を出て国道52号を静岡方面へと車を走らせる。南部町あたりから霧が濃くなり、所々雨が降っている。しかし、新東名新静岡インターから梅ヶ島温泉へ向かっていると、空が明るい。薄い雲の隙間から青空も覗き、ホッとする。 まずは十枚山、中の段の県道終点近くまで行き、何とか駐車スペースを見つける。2、3カ所に分けて5台位は停められるが、ここまで来て万が一停められないとかなりショックだろう。 少し進んで左手から山道に入る。1100メートルくらいまでは程よい勾配で、ザレた一箇所を除けば歩き易い。沢の崩壊地を過ぎるとほぼ急登の連続となる。そして、唐突に緑のトンネルの先に南アルプスらしい串団子状の標柱が目に飛び込んでくる。 山頂は程よい広さで標柱の隣には鐘がある。東側は一面の笹原。その向こうの尾根の先には濃密な雲がたまっている。この雲では今朝、雨が降ったのも頷かざるを得ない。尾根から左側には南アルプス深南部の山々が広がる。下からガスが次々に湧いてくる。その合間に、雲海に嶺の頂が浮かんでいる。風は強いが寒くはない、むしろ心地いい。 この後、八紘嶺に行く予定なので、早々に山頂を後にする。途中、5人ほどの人とすれ違う。急登で登りに苦労した分、下りは早い。どんどんと標高を下げていく。あっという間に車に着き、八紘嶺を目指して新安倍峠へ向かう。 梅ヶ島温泉の旅館街を過ぎ、林道を進む。空は真っ白、この分では眺望は期待できない。林道出会いの駐車場をやり過ごし、5分ほどさらに進むと新安倍峠の駐車場に到着する。ここにはトイレも整備されている。風が強く、空模様が心配になる。駐車場からはいきなり急登が始まる。ようやく終わったかと思うと、今度は大きく標高を下げ林道出会いからの登山道と合流する。そこから10分ほどで富士見台となるが、今日は分厚い白幕に覆われている。 ここからロープのついたちょっとした岩場が何箇所か現れるが、基本的に危険な個所、難しい個所はない。だけど、見えるのは目の前の道とあたりの白いガスだけでテンションが上がらない。何とか踏ん張りようやく山頂に到着する。山頂からの展望はない。右に行けば七面山、左に行けば山伏、いつかこれらをずっとつないで歩いてみたい。山頂では写真撮影と小休止をし、早々に下山する。

山伏・八紘嶺・笹山 県道をぐんぐん上がっていきその終点の手前に駐車スペースを確保する。近くに防火水槽があり、ごぼごぼ音を立てている。はじめ何の音かわからず、もしや近くにクマが潜んでいるのではないかと不安。
県道をぐんぐん上がっていきその終点の手前に駐車スペースを確保する。近くに防火水槽があり、ごぼごぼ音を立てている。はじめ何の音かわからず、もしや近くにクマが潜んでいるのではないかと不安。
山伏・八紘嶺・笹山 しばし車道を進み、左手方向に登山道が始まる。
しばし車道を進み、左手方向に登山道が始まる。
山伏・八紘嶺・笹山 沢コースと直登コースの分岐、沢コースは荒れているため、直登コースを使うようにと案内が出ている。
沢コースと直登コースの分岐、沢コースは荒れているため、直登コースを使うようにと案内が出ている。
山伏・八紘嶺・笹山 初めのうちは、勾配もほどほどでよく整備された登山道、テンポよく進む。
初めのうちは、勾配もほどほどでよく整備された登山道、テンポよく進む。
山伏・八紘嶺・笹山 この辺りは10センチメートルほどの礫が流れ落ちている。登りはまだしも、下りは気を使う。
この辺りは10センチメートルほどの礫が流れ落ちている。登りはまだしも、下りは気を使う。
山伏・八紘嶺・笹山 九十九折りの急登、湿度が高いため汗が噴き出す。
九十九折りの急登、湿度が高いため汗が噴き出す。
山伏・八紘嶺・笹山 名刺より一回り大きい案内板、素朴で味がある。手作り感が何ともいい。
名刺より一回り大きい案内板、素朴で味がある。手作り感が何ともいい。
山伏・八紘嶺・笹山 急登と急登の間の踊り場、木が切れていて南アルプス深南部の山々が広がる。右手の木の左側は大無限だろうか。
急登と急登の間の踊り場、木が切れていて南アルプス深南部の山々が広がる。右手の木の左側は大無限だろうか。
山伏・八紘嶺・笹山 十枚山山頂、程よい広さでのんびりできる。標柱の右側には鐘が設置されている。
十枚山山頂、程よい広さでのんびりできる。標柱の右側には鐘が設置されている。
山伏・八紘嶺・笹山 続々とガスがわき一面真っ白になるが、時おりくっきりと視界が開ける。
続々とガスがわき一面真っ白になるが、時おりくっきりと視界が開ける。
山伏・八紘嶺・笹山 左側の山並みの左手には分厚い雲がぎっしりと詰まっている。この雲が今朝がたの雨の原因か。
左側の山並みの左手には分厚い雲がぎっしりと詰まっている。この雲が今朝がたの雨の原因か。
山伏・八紘嶺・笹山 十枚山をクリアして、車で新安倍峠まで移動する。ここにはトイレがありきれい。風が強く空模様が少し気がかり。
十枚山をクリアして、車で新安倍峠まで移動する。ここにはトイレがありきれい。風が強く空模様が少し気がかり。
山伏・八紘嶺・笹山 駐車場からいきなり急登が続き、それが一段落したところ。樹にナメコだろうか、キノコがびっしりとついている。
駐車場からいきなり急登が続き、それが一段落したところ。樹にナメコだろうか、キノコがびっしりとついている。
山伏・八紘嶺・笹山 林道出会いからの登山道との合流点。
林道出会いからの登山道との合流点。
山伏・八紘嶺・笹山 富士見台、ここから富士山が見えるらしいのだが、今日は真っ白で何も見えない。
富士見台、ここから富士山が見えるらしいのだが、今日は真っ白で何も見えない。
山伏・八紘嶺・笹山 ちょっとした岩場やアップダウンを何箇所か繰り返す。展望がないため、テンションは全く上がらない。
ちょっとした岩場やアップダウンを何箇所か繰り返す。展望がないため、テンションは全く上がらない。
山伏・八紘嶺・笹山 八紘嶺山頂、4人が休憩している。写真の右手に進めば七面山、左手に進めば山伏。周囲が樹で覆われているため、仮に晴れていたとしても展望はない。
八紘嶺山頂、4人が休憩している。写真の右手に進めば七面山、左手に進めば山伏。周囲が樹で覆われているため、仮に晴れていたとしても展望はない。
山伏・八紘嶺・笹山 下りに入ってもやはりガスが濃い。時おり雨粒が落ちてくる。
下りに入ってもやはりガスが濃い。時おり雨粒が落ちてくる。
山伏・八紘嶺・笹山 シルキー、こういう景色も決して悪くはない。心が落ち着く。もう間もなく駐車場。つぎにこの辺りまで来るのはいつになるだろう。
シルキー、こういう景色も決して悪くはない。心が落ち着く。もう間もなく駐車場。つぎにこの辺りまで来るのはいつになるだろう。

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