安平路山顛末記

1990.09.09(日) 日帰り

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昔のことなので日時は間違っているかもしませんし写真はありません。 中央アの大西沢から安平路山への顛末記です。 まあ遭難寸前とでも言いましょうか? 若かりし頃なので少し軽い気持ちで行ったのが 間違えでした。 この日はある会のメンバーを引き連れて計画し 大西沢から入渓しましたが沢はスンナリと上がり 源頭から安平路山を目指しましたがとても登れる笹薮ではなく 背丈より高いので太刀打ちできませんでした。 時間的にも昼過ぎだったので諦めて依然の国体の時の道が少しは 残っているだろうと下りますが言う甘い考えは打ち消され 尾根は猛烈な笹薮で足も着かないので転げ落ちて行くしか 進めませんでした。それでもまだメンバーには余裕が感じられて サルノコシカケやキノコを採ったりして楽しんでいました。 このサルノコシカケふたつ(10kgくらいかな)を私も ザックに放り込み、下ります。2時過ぎになった時点で 私はヤバいと感じていたので休憩時にメンバーは一度に 食料を食べていましたが私は半分だけおにぎりを食べて 後の食料は残して置きました。 16時過ぎには少し暗くなりかけていましたが まだまだ藪の中でした。その時に刈込跡を見つけたので 遠回りだがここを下りれば確実に林道(たぶん歩行4時間くらいかな) に出れるはずと進言しても リーダー格のメンバー達は聞く耳持たず、前へ進んで行きました。 暗くなりヘッデン点けて行きますがお腹も空いてきたので 途中で休憩して食べます。でもメンバーの食料が尽きていましたので 私の食料をみんなで分けて食べました。 少し元気が出たようで止めても谷を下りて行くので仕方なく暗闇の 急斜面の中、枝を掴んでおります。 ロープを出してもどうも谷底には届いていないようで まして見えないので諦めてやっと私の言う通りまた必死で登り返し やっと尾根に登り返しましたがヘッデンの電池も切れはじめ 最後の一つしか明かりは見出せませんでした。 それでも一列になり、急斜面の茨の激藪を仲間の足を踏みつけながら 下りると支林道に出てやっと生きた心地がしました。 それでも月夜の主林道に出てからも2時間ほど歩きやっと分岐まで来た 所で2km上流の車の所まで登り返さなくてはいけませんでした。 それで前もって私の残った食料を一人のメンバーに半分やるから食べたら 車を一緒に取りに行くよと伝えていました。 他のメンバーには伝えず暗闇のトンネルで二人仲良く食べていました。 リーダー格のメンバーたちには分岐で待ってもらい ふたりで無事車を取りに行き、何とか朝帰りで帰宅できました。 奥さんには心配掛けましたね。まあその後もありますが・・・ 昔だから携帯もGPSもありませんので最後は山勘と地形を頭に 入れているかの違いだけでした。 もちろんキノコを朝食べて、サルノコシカケも持ち帰りました。 若かりしの軽い感じで入ったのが間違えで そのまま谷を早めに下りるべきでした。 でも滝があるので時間は掛かります。 リーダーばかりで烏合の衆になってはいけません。 しっかりと現状を協議して最後にリーダーはハッキリと言うべきでした。 今はルートを間違えたらメンバーで協議し決めています。 少し慌てて書き込んだので間違っていたら お許しください。 ヘッドランプと予備電池は日帰りでも必ず持参してほしいですし 食料は少し多めで、登山道で道に迷ったら登り返し、正規ルートに出ることです。 その時は考慮し食べるときは計算して食べてください。

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