東北の山旅3:一人ぼっちの大朝日岳

2016.07.26(火) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 11
休憩時間
1 時間 9
距離
15.6 km
のぼり / くだり
1799 / 1800 m
5 39
4 19

活動詳細

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西吾妻山から、米沢、白鷹を越えて朝日町に入り、朝日川沿いの狭い道を恐る恐る30分以上も走り、目的地の朝日鉱泉に夜8時頃到着。車中の人となりました。 ■朝日鉱泉~二俣 朝5時、朝日鉱泉を出発。天気は予報どおり今にも雨が降りそう。朝日川に向かっていったん下り、吊り橋を渡り、ブナ林の中を歩きます。すぐに小雨が降り出し、雨具、ザックカバーをつけた。渓谷沿いのトラバース道は、切れたった崖、鎖場、水面に近い岩場などが続き、慎重に歩きます。うっそうとしたブナの林は、今にも熊が出てきそうな雰囲気。渓流の音で鈴の音が聞こえないので、SOS用の笛をピーピー吹きながら歩いた。4つ目の吊り橋あたりが二俣。ここから尾根に取り付き、いきなりの急登になります。 ■二俣~大朝日岳 二俣から長命水(YAMAPの表示から100mほど登ったところが正確な地点)までの急坂をフーフー言いながら約1時間歩きます。長命水あたりで下ってくる二組のパーティに出会った。「残念ながら雨ですね」と挨拶がわりに話すと「でもブナ林には雨が合いますね」と返された。いい性格の熟年パーティだ。1369mの小ピークまでほぼ4時間。普通なら頂上に着いている距離だが、これからもう2時間を一人で歩くと考えると、ちょっと弱気になる。そんな頃、高山植物があちこちに現れだし、励ましてくれる。 大朝日岳が姿を見せ始めると、雲が切れだし、周辺の山々が見えだした。大朝日岳の下に大朝日小屋が見え、誰かがならす鐘の音も聞こえてきた。そんな眺望を楽しみながら登っていくと、大朝日岳に到着。雨の中、6時間の長丁場、おつかれさまと自分を褒める。南~西に山が見えるが、同定できないのが残念だ。 ■大朝日岳~朝日鉱泉 大朝日岳から下山、しばらく行った岩陰で風を避けながら朝昼兼用のにぎりをいただいた。長命水を見ようと下っていったが、量・質ともに飲めそうな水ではなかった。二俣までの急坂を、よくこんな道を登ったものだと感心しながら下り、川沿いのトラバース道を用心深く延々歩き、午後3時、約10時間(ほぼコースタイム)で朝日鉱泉に無事到着。 朝日川沿いの狭い道の通行が心配だったので、明るいうちにとそのまま出発。朝日自然観スキー場を通り、大江町、西川町を経由して鶴岡のまちに入り、羽黒山の麓の「やまぶし温泉ゆぽか」で汗を流し、焼き肉定食でスタミナを蓄えました。 ≪おせっかい情報≫ ・朝日川沿いの道はかなり狭いが、ところどころ対向場所があるので、ゆっくり走行すれば良い。 ・大朝日岳へのコースは他にもあるが、朝日鉱泉からのこのコースが最短のようです。 ※古寺鉱泉の方が近いという情報もあります。登り約6時間であまり変わらないようです。 ・二俣までの川沿いの道(約2時間)は、崖、吊り橋、鎖場、川沿いの岩場などがある。  難しくはないが、滑落などがないように用心が必要。 ・二俣からの約30分は急坂だが、ゆっくり登れば問題ない。頂上までの尾根道には、難所、危険箇所はない。 ・熊よけに笛を吹きながら歩いたが、「熊出没注意」の看板がなかったのは、熊がいない山域かもしれない。

大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 朝日鉱泉・・・オシャレな建物です。トイレは中にある。
朝日鉱泉・・・オシャレな建物です。トイレは中にある。
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 朝日川に向かっていったん下ります。
朝日川に向かっていったん下ります。
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 朝日川にかかる最初の吊り橋
朝日川にかかる最初の吊り橋
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 ここにも弘法水がありました。
ここにも弘法水がありました。
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 立派なブナ林の中を歩きます。
立派なブナ林の中を歩きます。
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 2つ目の吊り橋
2つ目の吊り橋
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 渓谷沿いのトラバース道、やや急な崖や鎖場などが続きます。
渓谷沿いのトラバース道、やや急な崖や鎖場などが続きます。
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 うっそうとしたブナ林
うっそうとしたブナ林
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 第3の吊り橋
第3の吊り橋
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 川に近いところも歩きます。
川に近いところも歩きます。
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 二俣にある橋
二俣にある橋
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 二俣にある4つ目(最後)の橋・・ここからいきなりの急登です。
二俣にある4つ目(最後)の橋・・ここからいきなりの急登です。
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 二俣から続く急坂
二俣から続く急坂
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 尾根沿いのブナ林を延々歩き、1369mのピークへ。雨が降っていたためにここまでの写真はない。
尾根沿いのブナ林を延々歩き、1369mのピークへ。雨が降っていたためにここまでの写真はない。
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 タカネマツムシソウ?
タカネマツムシソウ?
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲ
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 アキノキリンソウ?
アキノキリンソウ?
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 霧の中に見える北のピークは小朝日岳?
霧の中に見える北のピークは小朝日岳?
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 大朝日岳が見えてきた。遠い!
大朝日岳が見えてきた。遠い!
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 霧が晴れて周囲の山が見えてきた。御影森山あたりでしょうか?
霧が晴れて周囲の山が見えてきた。御影森山あたりでしょうか?
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 9合目にやっと到着。あと一息です。
9合目にやっと到着。あと一息です。
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 大朝日岳(1870m)に到着・・・雨の中、標高差1300mを6時間かけてよく頑張りました、と自分を褒める。
大朝日岳(1870m)に到着・・・雨の中、標高差1300mを6時間かけてよく頑張りました、と自分を褒める。
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 南方面の山々
南方面の山々
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 西方面の山々・・・同定できないのが残念!
西方面の山々・・・同定できないのが残念!
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 北方面の山々
北方面の山々
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 名残惜しそうに振り返ります。
名残惜しそうに振り返ります。
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 タテヤマウツボグサ
タテヤマウツボグサ
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 ミヤマトウキあたりでしょうか?
ミヤマトウキあたりでしょうか?
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 お花畑・・・アキノキリンソウ、ハクサンイチゲ、クルマユリなどが見える。
お花畑・・・アキノキリンソウ、ハクサンイチゲ、クルマユリなどが見える。
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 6合目の1369mまで帰ってきました。
6合目の1369mまで帰ってきました。
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 ヨツバヒヨドリ?
ヨツバヒヨドリ?
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 ブナの巨木が続きます。中には幹まわり6mのようなものもあります。
ブナの巨木が続きます。中には幹まわり6mのようなものもあります。
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 長名水を見に下ったところにあったホトトギス
長名水を見に下ったところにあったホトトギス
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 3合目まで下りてきた。
3合目まで下りてきた。
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 長い葉の松がけっこうあった。なんていう名前だろう?
長い葉の松がけっこうあった。なんていう名前だろう?
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 ちょっとアートです。
ちょっとアートです。
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 吊り橋から・・・清流そのものです。
吊り橋から・・・清流そのものです。
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 こんな淵もありました。
こんな淵もありました。
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 こんな滝も・・・
こんな滝も・・・
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 朝日鉱泉に到着・・・おつかれさんと自分をねぎらう
朝日鉱泉に到着・・・おつかれさんと自分をねぎらう
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 次の目的地・月山に登るべく鶴岡へ。羽黒山の麓にある「やまぶし温泉ゆぽか」で汗を流す。
次の目的地・月山に登るべく鶴岡へ。羽黒山の麓にある「やまぶし温泉ゆぽか」で汗を流す。
大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山 キムチ味の焼き肉定食でスタミナをつける。
キムチ味の焼き肉定食でスタミナをつける。

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