北横岳 寒波の雪山

2014.12.13(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 23
休憩時間
28
距離
3.5 km
のぼり / くだり
268 / 259 m
1 10
1 28

活動詳細

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20141213 大好きな雪山のシーズンインにあたり、アイゼン初体験のジジイの同伴で北横岳へ。 ・ロープーウェイから見る景色は寒波で包まれた雪と氷の世界だった。(まだ他人事) ・山頂駅で建物が凍り付いているのを見た時には、まだ夢を見ているようだった。 ・建物を一歩出た瞬間、引き返そうかと思うほど寒波は本気だった。 ・本気の寒波を目の前に、慌てて装備を最防風へ切り替え、即アイゼンを装着した。 ・坪庭を歩いてるうちに、寒波の本気度が並ではない事を感じた。 ・iPhoneは気温が低すぎると動作を停止する。地図上の直線部分は電源が落ちていた部分である。 ・冷えたiPhoneは充電池のケーブルを接続して体に近いポケットで暖め、復活させた。 ・坪庭を抜けて樹林帯へ入り、風が少しさえぎられたときに、ようやく周りの樹氷を眺めて歩けた。 ・ルートのトレースはある。正確には粉雪が埋めて足跡が消えているが、道は分かるトレースがある。 ・降る雪質はサラサラでフワフワした雪面。油断するとヒザの深さまで踏み抜く。すれ違いで道を譲る時はほぼ踏み抜く覚悟が必要。 ・北横ヒュッテの先で樹林帯は終わる。その瞬間、強風のゾーンが待っていた。 ・山頂の風は暴風だった。写真もなかなか撮れないほどの環境だった。 ・気温はルート下部で-10℃、山頂では-15℃、さらに風速は10mを軽く超えていた。つまり体感温度は-25℃を軽く超えていたことになる。 ・ここは冷凍マグロの倉庫なのかと何度も思ったがマグロはどこにもなかった。 ・風と寒さでバーナーを使う気すら起きない。樹林帯の風が弱い場所で行動食を摂る事しかできず。 ・今回、足回りの装備はテスト的な服装で、インナーにユニクロの極暖、その上にユニクロのウォームパンツ、その上にカッパだったが、寒さを防げていた。この行動時間ならユニクロもなかなかやる。 〇総括〇 期せずして厳冬期の山をすこ~し感じることができたのは、同行の雪山初心者にも良い体験だったのではないかと思う反面、この行動時間で収まったことに救われた。やはり冬山は美しさと厳しさが同居している。

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