活動データ
タイム
05:50
距離
9.0km
のぼり
849m
くだり
847m
活動詳細
すべて見る魚沼から十日町、津南町に入り、狭い道を通って、秋山郷の蛇淵の滝の駐車場で泊。早朝、苗場山三合目にある駐車場に到着。三合目までの道は、予想に反して良く整備されているが、1時間近くと意外に時間がかかった。 ■登山口~苗場山 6時過ぎに駐車場をスタート。ブナ林、針葉樹林を進みます。稜線が見え出すと六合目が近い。六合目からは、岩と鎖の急斜面。このあたりから、シラヒゲソウ、オニシオガマなど、他であまり見られない高山植物が出てくる。 急な斜面を登り切ると台地に到着し、展望が開ける。西に荒々しい鳥甲山(とりかぶとやま)、南には左武流山(さぶりゅうやま)、一昨年登った白砂山(しらすなやま)が見えているはず。 池塘が点在する草原をゆっくり登っていきます。高山植物は盛りを過ぎており、ミヤマリンドウ、キンコウカぐらいしかない。小屋が見え、横を通って進むと苗場山の頂上(2145m)に到着。 展望スペースまで戻るが、谷川岳方面は雲がかかって、なかなか同定できない。 ■苗場山~登山口~秋山郷 登山口まで下山。時間があるので、小赤沢の秋山郷総合センター「とねんぼ」の民俗資料館で秋山郷を勉強。 <秋山郷のあらまし> 秋山郷は、信越の国境(長野県栄村、新潟県津南町)に位置する。他の秘境と同様に平家の落人伝説がある。周辺から隔絶された地域であるため、独特の生活習慣・文化が残されてきた。飢饉によって村が絶滅したこともある。秘境の風景や文化、温泉や紅葉、苗場山・鳥甲山の登山などの観光で賑わう。近年、自然や地形を通して地球の成り立ちを体感できる「苗場山麓ジオパーク」として認定された。若い人の流出が進むことから、空き家の活用(都会からのIターン・Uターン)による人口増、地場の資源を活かした産業開発が課題とのこと(地域おこし協力隊のTさんの話)。 そのあと千曲川沿いに南下、豊田飯山ICから上信越道に乗り、長野道の姥捨SAで仮眠、翌朝10時に大阪千里に帰ってきました。捻挫という思いもよらなかったアクシデントがありましたが、7月末の東北の山旅に続き、上信越の5座の山旅をなんとか終えることができました。 東北の5座、上信越の5座に登った私の“夢のような2016年山旅”が終わりました。 ≪おせっかい情報≫ ・秋山郷への道は途中から狭くなるが、スピードを落として注意深く進めば問題ない。 ・小赤沢から登山口(三合目の駐車場)までの道は広く、舗装されている。 トイレもあるから、前日に登山口まで入って車中泊することが可能。 ・六合目からは、岩場・鎖場が続くがゆっくり登れば問題ない。 ・秋山郷には、コンビニや商店、ガソリンスタンドなどはないように思われた。 津南町ですべて調達して秋山郷に入った方が良い。 ・秋山郷については、小赤沢の歴史民俗資料館、津南町結東の萌木の里で学ぶことができる。
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