活動データ
タイム
05:29
距離
8.6km
のぼり
596m
くだり
592m
活動詳細
すべて見る今の自分の装備と経験で雪山気分が味わえる山はないものか。 陣ヶ森ならルートもしっかりしているし、積雪も深いところでも10cmくらいだと思う。 うーむ、行ってみるか。 自分の予想を少しでも越えるようなら撤退しよう。 ということで陣ヶ森に登った。 高知県の土佐町と伊野町にまたがる山で、稜線がハイキングコースに整備されている。 周囲の見晴らしが良いことから昔の領主達が陣取り合戦を繰り広げたことから陣ヶ森と呼ばれるようになったそうだ。 ◼︎お手軽白銀の世界を散歩 登山口から予想どおりの積雪。 アイゼンなしで登ってみよう。 んー少し滑るな。 色々と歩き方を試しているうちに陣ヶ森山頂に到着。 やはり足元に不安を感じるので、生まれて初めて軽アイゼンを装着した。 何だろうな、ワクワクする。 一歩踏み出す。 おー、安心感がぜんぜん違うな。 雪の経験が殆んどないので、ちょっとした事が楽しい。 ニヤニヤしながら進んでいると、パッと視界がひらけた。 真っ白の広場が目の前に広がっている。 もう、あたしゃ子犬のようにハシャギましたよ。 こんなにもお手軽に白銀の世界が楽しめるなんて! 予想どおりの大正解! ◼︎足元が花魁のように 雪に彩られたアセビのトンネルを通り、黄金に輝く土佐湾を楽しみながら歩いていると、足元が少しおかしい。 確認してみると靴底に湿った雪が固まり付いていた。 まるで花魁のポックリのようだ。 歩き方を工夫してみるが、なかなか上手くいかないし、体力も使う。 もっと経験を積んで、情報も集めなければいかんな。 ◼︎鉄塔と石鎚と虫の音 少し苦労しながらも目的地の鉄塔が見えてきた。 青空に鉄塔が映えるなーなんてこと思いながらスズタケのトンネルを抜けると うわークッキリ見える! 今まで見た中で一番きれいな石鎚山系の山々が鉄塔の向こうに広がっていた。 予想以上に空気が澄んでいる。ラッキーだ。 しばし景色に見とれる。 グーゥグッグー 感動しているのに身体は正直だね。 飯にしよ。 ◼︎森のアンサンブルを聴きながら 腹も満足したし、写真もいっぱい撮ったし、帰るか。 午後になっても晴天に恵まれて気温が上がり、雪が溶け始めたらしく、色んな音が混じり聴こえてくる。 パタパタ、ポツポツ、ピチャピチャ。 森のアンサンブルが始まった。 時おり野鳥の鳴き声も混じってくる。 音を楽しむ山歩きもあるんだな。 やがて登山口が見えてきた。 下山してまうのは少し勿体ないような気がする。 またアセビのキレイな頃に登ってみよう。 さあて、次はどのお山に登る?
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