活動データ
タイム
05:08
距離
7.9km
のぼり
1014m
くだり
1012m
活動詳細
すべて見る[感想] 皇海山・鋸山に登りました。皇海山(すかいさん)に関しては日本百名山にも選ばれているので、知っている方もいるのではないでしょうか。ただ近くに栃木県を代表する日本百名山として日光白根山や男体山などが君臨しているので、少し影が薄い印象でしょうか。また山頂も含めてほぼ展望がないこと、登山口に至る林道が悪路であることなども影響し、より一層影を薄くしているのかもしれません。今回初めて登りましたが名前は逆にかっこよく、変に主張する山でもないので少し応援したくなりました。 皇海山登山口までは栗原川林道を使い「根利側」と「追貝側」の2ヶ所からアプローチすることができますが、今回は「根利側」からアプローチしました。理由は「追貝側」と比べて距離は長いのですが、比較的走りやすいとの情報があったためです。それでも落石をどかしながら、20km/h以下の走行が続きます。パンクの危険を回避しながらの運転が片道1時間30分、やはり精神的にかなりきます。皇海山の山頂に立った喜びよりも、もしかしたら林道を通過し終えた時の喜びや安堵感の方が大きいかもしれません。。 またこの栗原川林道、よく通行止めになります。栗原川林道に関する詳しい規制情報は沼田市のホームページに掲載されているので、一度確認してから登ることをお勧めします。 登山道に関しては、案内板や赤テープも多数あり、地図で確認しながら登れば迷うことはないかと思います。ただ沢の中を歩いたり、鋸山に至るルートでは岩を登ったりと、滑ったり転んだり、また滑落する危険な場所もあるので注意が必要かと思います。 駐車スペースは「根利側」と「追貝側」にそれぞれ数台駐車できる場所があります。 トイレに関しては皇海山登山口の「追貝側」に整備されたトイレがあります。高台の隠れた場所にあるので少し分かりづらいかもしれません。また登山届けもトイレの中にあります。山岳遭難や事故が多いので当然ですが記帳することをお勧めします。 なぜ深田久弥が景色のよくない皇海山を日本百名山に選定したのか?今回のルートで皇海山だけを登った方には理解できないかもしれません。少しフォローすると、深田久弥は群馬県側の「皇海山登山口」からではなく栃木県側の「銀山平登山口」から登ったと言われています。こちら側は庚申山、鋸十一峰を経て鋸山、皇海山と続くルートで、眺望もよくとても変化に富んだ山登りが体験できるようです。ただ修行道なのでとても険しく(私も庚申山に登ったとき苦労しましたが)、日帰り往復で12時間以上かかる難コースとなっています。多分ですが、銀山平ルートでの眺望や感動、変化に富んだ登山道等、全てを含めて日本百名山に選定したのだと思います。。なので体力に自信のある方は「銀山平登山口」からアプローチをするのもいいかもしれません(もしかしたら皇海山の本当のよさがわかるかもしれませんね)。 いろいろと思いの丈を書きましたが、皇海山を登った一人としてもっともっとメジャーになることを願っています。「頑張れ皇海山!」名前負けしないよう心からエールを送ります。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。