活動データ
タイム
04:53
距離
9.3km
のぼり
649m
くだり
639m
活動詳細
すべて見る8月始めにブンゲンに行ってから少し腰痛に悩まされ、大事を取って山行きを控えていましたが、回復した様なので、9月から再開するため近場にトレーニングを兼ねて、北神戸の丹生山系の西に位置するシビレ山(465m)に淡河町勝雄の不動滝から歩いてきました。 多田繁次さんの「北神戸の山々」不動滝からシビレ山を参考に、淡河川沿いの不動滝入り口近くに車を停め、沢に沿って杣道を少し登ると石碑や石像が建ち並びその先で橋を渡ると淡河八幡神社(800年の伝承行事「御弓神事(おゆみしんじ)」で有名)の「禊ぎ場」、沢には注連縄が架かり神聖な領域となっている。 台風10号の影響で前日は大雨に見舞われ、天気は回復したとは言え笹濁りながら水量の多さは沢登りの条件にピッタリ、沢靴を持ってくればと悔やんだが、やはりここは神域なので遠慮せざるを得ない。参道から沢を眺めると沢山の滝が掛かり滝見には打って付けです。多田繁次さんも書かれているが、不動滝とシビレ山を挟むコウモリ谷は、地形的にもよく似ていると思います。最後は手摺りを掴みながら階段を上りきると落差15mの行場でもある勝雄不動滝、何故か世界遺産大峰山の護摩道場もお稲荷さんも在ります。シビレ山へは急で狭い修行の道を登るのですが、不動滝の高巻き道で鉄クサリが2本、最後はロープが1本。本当に最後のロープの箇所は切り立っていて、ホールドスタンスともに少なく本気で攀じ登りました。勿論ここ以外にも易しい登山道(不動滝行場への途中から右へ分岐)もあり様です。 登り切るとなだらかな尾根に出る、そこは展望が良く一休み。なだらかな尾根には桜等の植林がされているが、水やりが大変なのか枯れかけていた。そのまま南へ尾根を辿ると地形図にある神戸市三木市界に出るはずだが、薮漕ぎとなる。多田繁次さんによると一旦左側の沢へ降り沢沿いに進むとあるのだが、降雨でシダがグッショリ濡れて足許がびしょぬれ、オマケに蜘蛛の巣が顔面に張り付き拾った枝で払いながら沢へ降りる。沢沿いの杣道は、歩き易く炭焼き窯跡もあります。その中で始めて窯の焚き口にまぐさ石が残っている窯跡を見つけた。煙突穴も残っており天井の鉢を被せるとそのまま使えそうです。沢を詰めると丹生山系の縦走路に出てシブレ山へ。丹生山まで歩き淡河から丹生山神社への参詣道を降って淡河本町へ戻る。この道はハッキリと残っていて歩きやすい。尾根の最後は、浦川の本流と支流の分岐点でそのまま浦川に沿った杣道を戻り、道の駅淡河からバス道を歩いて淡河八幡神社経由で戻りました。 一日中爽やかな風に吹かれ余り汗もかかず歩けました。9月から復帰します。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。