本城川 万滝

2016.09.10(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 22
休憩時間
4 時間 22
距離
3.5 km
のぼり / くだり
282 / 295 m
6 22

活動詳細

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個人的な用事や台風等で3週間振りの「沢」となった。 今回は師匠の久しぶりの「鹿児島遠征」。 本当に楽しい「沢登り」を満喫させて頂いた。 この本城川の核心は「万滝」。 三段の滝で最後の三段目の「滝登攀」が本当に「痺れる」難しい登攀となった。 後から写真を見ると、結構緩やかな斜度で、手を使わずとも登れそうなのだが、 如何せん「超ヌメ、ヌメ」。 フリクションが全く無い状態で、30m程度の斜滝を登らねばならない。 相当苦労して登った途中のビレイポイントからトップで登るよう指示を受けたが、 トラバースするための僅か3m先の「立木」まで近づくことすら出来ない。 一歩踏み出すと「ズルズル」と落ちていく・・。 もう私の技術では「為す術」がなかった。 再び師匠にトップを代わってもらったが、師匠は一旦直登。 当初の「立木」とは真逆にトラバースし、微妙なルートを登り始めたが行き詰ってしまった。 何とかやっとハーケンが打ち込める場所を探しだし、そこを起点に一旦途中まで降りて再度滝横のブッシュから登攀を開始。 ピン跡があるので、ここが本来のルートだと思われるがヌメヌメ感は変わらない。 それでも何とかギアを駆使し登っていかれたが、この僅か5~6m登るのにおそらく30分以上は掛かっただろう。 三段目全体では一時間以上も掛かっている。 私はセカンドで打ち込まれたハーケンを目指し登り始めたが、ザイルにテンションが掛かった瞬間 ハーケンが抜けてしまい、下のブッシュまでズルズルと落ちてしまった。 結局、師匠と同じルートを登るため滝横のブッシュまで戻り、再度登り始めたが、 「よく、こんな所を登ったよな・・」と思えるほど手掛かりも足掛かりもないヌメヌメの岩。 改めて師匠のバランスの良さと高い登攀技術に感嘆せざるを得なかった。 実はこの「万滝」の二段目は私がトップでハーケンを打ち込みながら登ったのだが、 私の拙い技術のせいでここでも相当の時間を費やし、「万滝」全部を登るのに都合2時間以上も掛かっている。 この日は「万滝」を登ったところで「終了」。遅い昼食を摂り、その後、林道を下って下山。 それにしても改めて「沢登り」の「難しさ」「楽しさ」を再認識させられた「万滝」だった。 しかし、いつかこれをトップで登れる日が来るのだろうか・・? どうしてもイメージが湧かない・・。

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