14/sep/2016第2日目

2016.09.14(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 14
休憩時間
1 時間 47
距離
17.6 km
のぼり / くだり
2377 / 593 m
9 14

活動詳細

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14日第2日目その1 朝から雲の多い空模様ですが、一瞬の隙で雲の切れ目からヒマラヤを拝むことができました。この季節はこういうものなのでしょう。 道中、順調に進みます。荷揚げする強力(ゴウリキ 歩荷ボッカとも言うらしいです)の人と抜きつ抜かれつが展開されます。彼らはひたいにベルトをかけて全荷重を支え、少し前傾しながらバランスをとって登ります。竹で編んだ逆円錐の入れ物に30kg以上のプロパンガスボンベと隙間にトマトの缶詰をいくつも入れていたり、まだ12、3歳の子供も相応の荷を担いだり・・・。彼らによって、このABCまでのルートに点在する山小屋が成り立っているのでしょう。 この日の昼食はデウラリ(Deurali 3168m)です。焼飯を注文して待っていると、途中で抜かしたクライマーが入ってきました。ザックの背面に結わえたピッケル他の装備により我々トレッカーとは雰囲気が違います。聞くとアンナプルナ(聞き取れなかったですがアンナプルナサウス7219mだと思います)へのアタックとのこと。3人のイラン人(内1名が女性)と一見してすぐわかるシェルパ1名、ポーターだかコックだろう1名、計5名のパーティーです。日本人だと言うとフレンドリーに話しかけてきましたがイラン人の一人が「フジヤマはイージーね」と登ったことのあるような言い振りです。するとシェルパが「冬にはトレーニングに使われるんだよな」と助け舟をくれました。高所順応に1週間で2回登ってきましたーなどと言えませんでしたが、冬山トレーニングを経験した風でオーイェーと答えておきました。聞くとシェルパ殿は、ホンダと言う人について、山の名前が聞き取れませんでしたがどこか険しい山のアタックをサポートしたんだぜ、と自慢げに教えてくれました。 「ホンダ、知ってるか?」 有名なホンダは技研かサッカー選手しか頭に浮かびませんでしたが「もちろん、彼はグレートクライマーね」と返すと嬉しそうにしていました。残念、せめて山の名前を聞き返しておけばよかった。 14日第2日目その2 水分だけはこまめにとって進みます。いよいよ目的地の一つ手前、マチャプチャレベースキャンプ(MBC 3700m)に着きました。疲れはありますが高所を感じさせる症状はなくMBCは通過して、17:00、一気にアンナプルナベースキャンプ(ABC 4130m)に到達しました。 雲の切れ間からしっかりとヒマラヤの山々が迫ってきます。18年前の一回目ほどの感動が無いのは季節の違いだからでしょうが、本当に素晴らしい景色です。高所の症状もなくポカラから2日間で到達できたことも自信がつきました。 ABCではチリ人との相部屋となりました。彼はコックで、オーストラリア、インドネシア他東南アジア、ネパールと旅をしている途中だそうです。かなりの倹約家で、私が$300のルクラ便を蹴って車でポカラ入りした事を伝えると差額は返してもらったか?と心配してくれました。そんな彼はABCを降りた後、エベレストベースキャンプ(EBC )へ行くというではありませんか。しかもカトマンからプイヤ(Puiya)までバスで行きそこから歩いて2日でルクラまで行ってしまうと言うのです。7日はかかると言われた陸路ですが、次回のために情報の真偽を確かめておかなければ・・・ さて、ABCからの下山は明後日、16日第4日目を予定しています。明日丸1日はある計画のために確保すべく登りは急ぎに急ぎました。霧の中でしたが下見も終えました。もう少しだけ高度を上げてみたいと思います。

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