深山の孤峰 平ヶ岳(鷹ノ巣ルート)

2016.10.10(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 53
休憩時間
1 時間 53
距離
22.3 km
のぼり / くだり
1930 / 1930 m
1 36
34
1 33
17
31
21
1 16
27
1 19

活動詳細

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予定していたパーティでの守門岳登山が前日に中止になったので、すぐさま たこさんへ入電。すると、こうちゃんとデュオ登山の予定だけど、どこの山か決めかねているとのことだったので、こちらのパーティに合流させてもらうことになりました。 というわけで、百名山最難関の呼び名が高い深山の孤峰、平ヶ岳鷹ノ巣ルートへいざ参る! 湯之谷道の駅でこうちゃんと合流し、一路鷹ノ巣へ。シルバーラインに入ってからガソリンがエンプティマークになって、不安で一杯でしたが、何とか登山口まで辿り着きました。 まだ暗闇に包まれた4時50分入山。しばらく緩やかな道を登り続けます。一時間ほどで周囲も明るくなりますが、道中は霧の中です。痩せ尾根を長い距離歩きますが、霧と暗闇で高度感がまるで分かりませんでした。(下山時にこの痩せ尾根がかなりの高度感があることが分かりました。天気が良ければ、景色も見渡せ、気持ちの良いトレイルです。下山時は最高の気分で歩きました!!) 下台倉山までは、これでもかというくらいの急登がありますが、日頃鍛えた「粟足」(粟ヶ岳で鍛えた足のこと)で、なんとか頑張ります。休むことなく一気に登り、6時半には下台倉山に到着。 ここから多少のアップダウンは続きますが、紅葉の美しい稜線歩きが続きます。紅葉の最盛期で眺めは最高です!紅葉とともに、キノコも最盛期で、天然のナメコを一つ摘みました。これはお昼に使います(笑) 2時間ほど稜線を歩くと最後の登りに差し掛かりました。青空も覗き、テンションも高まります。やっとこさで、急登を登り終えると一気に展望の開ける姫池に着きました。平ら〜〜な湿原が広がります。さすが平ヶ岳。さあ、山頂まではあと40分です。 ここまで来ると、プリンスルート(平ヶ岳沢ルート)からの登山客が多く見られました。ほとんどが団体客です。結構な混雑でした。 9時30分、平ヶ岳登頂。やりました!ちなみに記念撮影の三角点までは袋小路の一本道なので、記念撮影は速やかに行わないと苦情を言われますのでお気をつけを。(言われましたw) ここから行き止まりまで歩き、行き止まりの看板を確認し、納得をした上で、一路たまご岩へ。たまご岩では速やかに記念撮影を終え、姫池前の広場まで歩き、昼食タイムです。 冷え冷えのビールで乾杯の記念撮影を速やかに終え、各自調理に入ります。 私は生のリングイネを帆立のクラムチャウダースープと絡め、自生していたナメコをトッピングしたパスタとパンです。野生のナメコはみずみずしく潤いがあって美味しかったです(^^) 11時20分に下山を開始し、ほどよく休みながら14時45分に無事下山。みんな頑張りました。 ここからガス欠気味の車で不安な帰路に着きました。 ここ最近は粟ヶ岳で足腰を鍛えていたせいか、百名山の最難関と言われる平ヶ岳でしたが、登りも下りもラクラクでした。それどころか、山頂の湿原の木道ではあまりの気分の良さに走り出す始末。下りでも痩せ尾根の稜線から登山口まで、一気に駆け下りることが出来ました。おそるべし「粟足」! そうは言っても往復20kmの山道は現実問題として、最難関と言われるだけあって、相当ハードルは高いと思いました。現に、姫池付近でスライドした青年は、トレッキングポールひとつ持たないいでたちで、既に膝をかなり痛めている様子でした。「大丈夫ですか?」と声をかけると、「甘く見ていました・・・」との返事が。山中の片道10kmは相当大変なことになると思いました。もし、私が誰かから「平ヶ岳に行きたいのだけど?」と質問を受けたなら、「標高差1100mの粟ヶ岳を登って、筋肉痛にならないだけの足腰を身に付けているなら大丈夫でしょう」と言うでしょう。実践を積んで、自信があるものにしか許されない挑戦が平ヶ岳鷹ノ巣ルートなのだと思います。

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