杭州・環西湖トレイル転じて龍井茶のひと時

　週末なのに出張で杭州へ。いいチャンスと思い、杭州の環西湖トレイルに挑戦。全行程27キロ。ホテルから宝石山を入れたら35キロほど。 　観光名所の段橋の横から宝石山に入る。西湖を横目に山というか小高い丘を歩いていく。ここはおまけのようで、すっと抜ける予定であったが、案外手こずる。宝石山を抜けて、浙江大学に着いた頃には2時間ほどで6-7キロを歩いており、既に結構な疲れ。毛首席に挨拶してから、浙江大学奥の門を出て、いきなりの急登。だんだん足取りが重くなる。秦亭山、美女山、霊峰山を越えて、ロープウェイ駅を通り、前回も言った美人峰に着く。 　これ以上行くとシャリバテしそうなので、持参した日清チキンラーメンで昼食にする。チキンラーメンだけでは味気ないので、ファミマでゆで卵と多少のおかずを持参。ラーメンを汁まで平らげ、この前京都に帰省した時に買ってきたイノダコーヒーを飲む。至福のひと時。 　時間は既に13時ごろ。距離にして12-3キロちょっとだと思う。一周できるかは怪しくなりつつある。やはり、宝石山は今回捨てるべきであった。先をいそいで果敢に山道を攻めるが、疲れもあり、全然距離が伸びない。相方も、今日は無理に一周すべきでないと言い出す。こうなれば、何か別の楽しみ方を見つけなければならない。周りを歩いているジモティーっぽい人たちへのヒアリングの結果、山をまっすぐ下りたら”梅家坞”という龍井茶の茶館が数軒あるエリアに転進することに。杭州で龍井茶にターゲット変更。 　山をまっすく下りて”梅家坞”へ。途中、山間の茶畑を抜けていく。山間の一本道に出て、そこから道路沿いに２キロほど歩いたところに”梅家坞”はあった。コップにたっぷりの龍井茶。ご飯も食べようかと思ったが、長年の経験からこうした飯屋は案外うまくないことを知っているので、上海の韓国焼肉に照準を絞る。渋滞含めて車で三時間弱。途中で何度も意識が遠のき掛けたが、無事上海に到着し、韓国焼肉にありつく。 　トレイルで30キロとか走る人の偉大さが実感できた一日であった。