活動データ
タイム
13:03
距離
19.4km
のぼり
2189m
くだり
1386m
活動詳細
すべて見る前日男体山から宿泊したゲストハウス日光山BackPackers innを4時過ぎに起床。とてもアットホームなキャストさんが朝飯に土鍋のおにぎりを持たせてくれました、メニュー外なのにありがとう!(^o^)栃木遠征秋編二日目は東武日光駅から歩いて女峰山を目指します。自分なりにやりたかったコースプランだったのでちょっとワクワクしながら早朝5時丁度に東武日光駅を出発→頑張って目標時間内に登頂であればご褒美に山飯をやりたく今日も愛機メスティンを夢と一緒にザックに詰め込んでテクテクと歩き始めます。東武日光駅から西参道経由で行者堂の登山口を探しますがなかなか見つからず30分以上ロスします。やっと見つけて登り始めますが昨日の男体山が効いてるのか朝早いからなのか一向に足が上がりません。まあ、いつも大して上がってないので大差はないですがw尾根に入るととにかく熊笹だらけでところどころ藪漕ぎでストックが絡まって思うように前に進みません。一定のポイントまで休憩を我慢する予定でしたが集中仕切れずにちょっと開けたロケーション思わず朝食タイム。朝から秋風に吹かれながら最高のコーヒーブレイクをしっかり楽しんでしまいました。別に山を楽しむ上で悪いことではないのですが標高差1,800m以上を自分なりの目標でトライしている以上この後の行程を考えればここは小休憩か行動食で我慢すべきだったと反省してます。休憩中にもの凄いスピード(ぼくの軽く倍くらい)で歩いていく2名をお見かけしましてこのルートが健脚向きであることを現場で改めて思い知らされます。女峰のバカ尾根と言われるだけあって黒岩まで延々と歩く訳ですが傾斜の強いガレ場を進んだりロープがあったり半身空中に乗り出す鎖があったりと様々なシチュエーションを初体験させて頂きました。黒岩では黒岩に咲く小さな紅葉に感動したり振り返ると七重にも八重にも尾瀬まで重なる日本画のような風景に感動しました。黒岩から唐沢避難小屋まで地図だと近いはずなのに一向に着かない・汗。タイム計測を勘違いしてちょっと焦ったりしました。唐沢避難小屋に到着10名位の大学生がランチ中でした。いよいよ山頂を目指す訳ですが途中に唐沢小屋周辺でお亡くなりになった学生の追悼碑があり身が引き締まります。合掌。40分で登頂するはず、そして山頂は見えているのに最後のガレ場直登が全然登れず苦労します、見た目楽そうな方向へ体が進みルートを外れると手元や足場が次々と崩れて三点支持が一点支持に・・・汗、引力に逆らえずにそのままズルズルと・・・下を見ると100m下からは切り下がって何も見えません。慎重にルートに戻ってまた登ること予定の1.3倍の時間がかかってやっと登頂しました。山頂直下でものすごいスピードでガスが上がってきて山の天候が突然変わる瞬間を体感しました。プランでは東武日光駅までピストンでしたが最初の登山口を探したりまったり朝食タイムなどタイムオーバーと想像以上に過酷だった往路(ぼくにはw)を下る自信が無くエスケープ用に計画していた霜降高原ルートを迷わず選択して即下山を開始しました。ところがエスケープのはずが、、、50m位のピークを下がっては登り返すという日記や地図では想像していなかった(ちゃんと読み込んでいなかった)シチュエーションに戸惑います。え?下山のはずがまた直登・・・汗、とか、え?また崖!ここ降りるの?汗、とかストックを出したりしまったり縮めたり伸ばしたりと下山でもかなり時間を要する行程となりました。(せっかくのライカも出せずに余裕がなくてほぼ全部写真無しwww)なんとか最後のピークを通過して一安心。のはずがちょっと高低差のある段差を無理して飛び越えたものの着地で膝が逆にグニャ!と激痛が走りました。うわ、こんな痛いの初めてかも知れないとしゃがみこむこと・・・(>_<)おそるおそる立ち上がると右膝に激痛が・汗。少しでも曲げると痛いことが分かり右足直立のまま歩くことにしました。幸いなことに後は下る道のりだけだったのでもう死ぬことはないと強風の中一歩一歩歩き始めます。2、3時間位歩き続けた感覚でしたが実際には1時間半位だったのでしょうか、もう真っ暗になりそうな場面で最後の下山される方にお会いします、親切にお声がけ頂きましてその後の行程をご一緒下さり最後は駅まで車で送って頂きました。一人なら死ぬことはないにしろ帰れたかどうか(翌日那覇出張でしたし・・・)本当に心強く感謝しております。やっとの思いで駐車場に着くと今度は入山する警察や消防員10名以上とすれ違い氏名を確認されます、すぐに遭難捜査と分かり他人事で無いと鳥肌が立ちました。ご一緒頂いた方から翌日地元新聞での遭難ニュースを送って頂き(その後遭難された方は無事帰還されたようで安心しました。)いろいろと考えさせられました。様々なシチュエーションでの初経験から膝の負傷、遭難を目の当たりにしたことなど体験したことを赤裸々に親友ほしちゃんに話しました。ほしちゃんからは山は一歩間違えると大変なことになる、大自然には畏怖、尊敬を忘れず接するようにアドバイスをもらいぼくも本当にその通りだと思いました。今まで通り里山や低山を山メシやビール、温泉を楽しむ機会とするも良し!大好きな離島で一眼持って潮風に吹かれながら気持ち良くトレッキングするも良し!ただ山行によっては気持ちを切り替えてしっかりと山に向き合いそして厳かに大自然と接することが出来なければ山に来る資格無しと自らの自覚を新たにする機会となりました。いろいろな意味で痛みは伴いましたが山入門のいろはをお教え頂いた女峰山の女神に感謝して! ※下山最後にご一緒頂いたご親切な方。これを機会にyamap友になって頂きました! チェルシー63さん、ありがとうございました! (^o^) 備忘録: 行者堂→黒岩 CT3:50/4:20(113%) ※朝食休憩込み 黒岩→唐沢避難小屋 CT1:45/1:24(80%) 唐沢避難小屋→女峰山山頂 CT0:40/0:53(132%) 女峰山山頂→奥社跡 CT2:10/2:07((97%) 奥社跡→赤薙山 CT0:40/0:50(125%) 赤薙山→霜降高原P CT1:30/1:51(123%) ※膝負傷
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