活動データ
タイム
05:13
距離
9.5km
のぼり
1149m
くだり
1150m
活動詳細
すべて見る朝4時半過ぎに家を出て下道で2時間、三重県いなべ市にある藤原岳登山口に到着。無料駐車場は約25台駐車可能らしいが、行ったときは10台目くらい。ストレッチを入念にし、登山届をポストし7時13分入山。 時期的に紅葉もまだ先だろうし朝早いという事もあって、道中はあまり登山者に会わず。それでも既に降りてきている方々も何人かいた。 朝日の木漏れ日の中を歩くというのも珍しい光景だったけど、更に面白い事に野生の鹿や猿といった動物たちがそこかしこで騒ぎ動き回っていたのも山の朝を意識させてくれた。中でも木々の間を疾走する親子鹿の様子は、もしかしたら初めて目にしたかもしれない。 ーー夜の京都の愛宕山で眼を光らせる鹿の大群や、北海道は羅臼での朝、テントのジッパーを開けると眼前に自分の背丈ほどのエゾジカが居た事もあるけれど!ーー 2時間ほどの登りで9時丁度に藤原山荘到着、更に20分ほどかけ頂上へ。この20分間のルートは愛知の山では見かけない独特の形状で面白かった。苔や低木など、どれも美しい。頂上ではやや風が冷たかった。 まだ腹も減っていなかったのでそのまま山荘まで戻り天狗岩へ。そこからの30分は誰とも会わず。岩のてっぺんで昼食を取っていると、今朝すれ違った方々が何人か登ってこられた。天狗岩を独り占めしての昼食は格別だった。 10時半過ぎに下山開始、山荘まで来た道を引き返す途中、登りでは気付かなかった鹿の糞を発見! こんな上にも来るのか! 山荘には沢山の人が登ってきていた。時間は11時。皆さん8時半〜9時くらいの登山開始なのかな。団体さんや学生、親子かなと思われる老若男女皆に愛される藤原岳。登りやすさと独特の高度感、開けた視界に広がるパノラマは1100メートル級と言えどそうはない気がする。 ただ、帰り道にはあれ程行きにあったような動物の気配が全くない事に気づいた。野生動物はもしかしたら夜のうちに麓まで降りてきて、朝方山奥へと戻っていくのかもしれない。もし登りたいという方がいれば、ぜひ早朝登山をおすすめする! 12時15分下山完了。靴を洗ってナビで阿下喜温泉あじさいの湯を調べる。車で15分、大人500円で疲れを癒す。下道をひた走り16時30分、帰宅。 個人的に何度でも登りたい山認定、藤原岳。次は清掃登山をしようかな(途中ペットボトルや割れたガラスが目についた、残念でならない!)。春先のフクジュソウも有名らしいので再訪したいけど、夏はというと鈴鹿山系名物“ヒル”君がわんさかなので対策した上で挑みたい。個人的には足なら許すが首や顔はちょっと…。 蛇足かも知れないが登山レベルとしては初心者〜中級者向けで、尾根も鎖場もないが足腰を鍛え天候や自然と対峙するスキルは身につく山だと思う。トレッキングポールは普段使用しないが、ここの下りは細かいガレの続く箇所が多く根っこ階段が少ないので、あると疲労や怪我防止に役立つかもしれない。ヘルメットは基本的に不要と考えてもいい山だが、猿の活発な早朝の八合目〜九合目間は落石が多いと感じたのでヤツらの直下はご注意を。
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