行ってきました大キレット！槍～北穂高岳～涸沢岳～奥穂高岳

上高地から二泊三日小屋泊で大キレットをアタックしてきました！個人的には、北穂高～涸沢の方が難しかった(^^;)電源落ちて、三日目の写真は撮れず…無念。 [装備] 冬用ハードシェル、インナーダウン、バーサ、ダウンパンツ、軽アイゼン、手袋、オーバーグローブ →風が冷たく冬用ヤッケで正解。晴天でも風にさらされると手がかじかみ、オーバーグローブをつけた方が快適。手袋は岩登りで穴があいてボロボロに。総じてあまり汗はかかず、気温が上がるまではインナーダウンを来て行動。 [食料] （初日）梅じゃこごはん、すみれワンタン （二日目）トムヤムクンヌードル、おしるこ （三日目）鮭のお粥、甘酒 →朝晩は小屋食なので、昼のみ。一食分を二人でシェア。主にアマノのフリーズドライ。その他、チャーハン、味噌汁、ふかひれスープなど持参するも、食べず。おしるこ絶品。薬がわりに毎晩R1飲む。 上高地はまだまだ紅葉が見頃。コースタイムより一時間巻いて槍沢から登り始めますが、小屋で昼食をとってから急に眠気が…バテバテの体に、槍ヶ岳山荘の遠いのなんの！(泣)さらに前歯が抜けるというハプニングも…まじすか。。あと1.5キロのところで雪が舞い始め、みぞれのような雨に変わりました。寒い…遠い…眠い…相方の励ましがなければ死んでました(>_<) 二日目、天候が悪そうだったので、大喰、中岳、南岳の３座を登って下山のつもりで出発。南岳に着たところで、あれ？空青いよ？雲ないよ？？ということで大キレットへ(｀_´)眼前に巨大な碧岩が連なります。ため息が出るほど美しい。恐怖より、今この場にいることの感動が勝ります。技術的には剣と変わりませんが、抜けるのに三時間かかるので、持久力という点で別格ですね～。一度だけ、こぶし大の落石が頭上をかすめました（人工的な落石）。夕食後、北穂高山頂に寝転ぶと、大小の星で埋め尽くされた銀河が見えました。何か強い理由があって見せられてるんじゃないかと思うような、とんでもない景色でした… 最終日は全く雲のない晴天。涸沢まではキレットの延長(^^;)こっちの方が危険を感じました。奥穂高からは大迫力のジャンが！やっぱかっけ～！前穂高を抜けてからの吊尾根と重太郎新道は相変わらず…頑張ってもコースタイムが精一杯で、どうにも相性悪いです(>_<) 下山後、松本でジビエと蕎麦を食べて東京へ戻りました。 服部さんは、山で、生きようとする自分を経験すると言いますが、わたしはただ生きている自分を感じます…永遠に生きないと知ることと、本当に限られた生だと知ることは、天と地ほど違いがあって、ブロックをひとつひとつ重ねるようにして、自分の生きた山を積み上げようと決めました(｀_´)