赤城山・地蔵岳

2016.10.28(金) 日帰り

活動データ

タイム

03:08

距離

3.5km

のぼり

329m

くだり

326m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 8
休憩時間
1 時間 27
距離
3.5 km
のぼり / くだり
329 / 326 m
6
2
39

活動詳細

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新しく登山を始める友人がいるので、初心者に優しい山がないかと思い調査を兼ねてやってきました。 しかし今日はあいにく予報は雨…。 午後から降り出すというお天気お姉さんの言葉を信じて登ることにしました。 ビジターセンターより手前の駐車場に停めて、センターとは逆側に少し歩いた方にある登山口から入山開始。 ちなみに駐車場の周りはガスってましたがそれでも分かるぐらいの見事な紅葉でした。 句碑めぐり遊歩道と書かれた案内表記から登り始めますが、しばらくして思ったのは浮石が異常に多いことです。 安定しないだけでなく、それが大量の落ち葉に隠れているため足の置き場にかなり細心の注意が必要でした。 林の中もこれまた見事に霧がかかっていましたが、霧の中を舞って落ちてくる木の葉達が幻想的でした。 ガスでも楽しみ方は様々ですね。 30分ほど登ったあたりで雨がぱらついてきました。本降りになると困るので急いでレインパを取り出します。 その後はほとんど降らずにやみましたが、また降ると困るのでそのままの格好で登り続けます。 一度中腹の辺りで、小休止を入れますがその際に一瞬霧が晴れて山が顔を出してきました。一瞬の間を縫って写真を撮れましたが、5秒後にはまた霧ですっぽりです。 地蔵岳山頂に向けてまた登り始めます。 しかし、とにかく登山道が登りづらいです。若干降った雨によるコンディションの変化もありますが、道を遮るような倒木や、パッと見たとき道が分からないほど生い茂った草など、障害物的なものが満載です。 乗り越えつつ山頂に到着。 登り始めから登頂まで1時間と少しの行程でした。 見渡す限りの、ガスガスガスガス。 何も見えません。当たり前ですが。まぁ予想はしてましたが。 僅かな希望が打ち砕かれヤケクソ気味に食事をここで取ることにしました…。 クッカーでオイルサーディンのいわし缶詰を直で温め、沸騰させた水でコンビニのドライフードリゾットを作ります。 お酒が欲しくなります…。ワインとバケットとかあったら言うことなしですね。 ちょっと霧が晴れてきたなと思いつつ食べていると…。 !? なんとガスが取れ、雲海が広がってるではありませんか。 大興奮でスプーンを口にくわえたまま見に行きます。 そこには僅かな明かりに照らされ、山が頭を出した雲海がありました。 晴天の雲海もとても綺麗ですが、曇りの日の雲海はどこまでも広がる白のサンドイッチが幻想的に感じました。 しばらく眺めていましたが、雨雲らしきものが近づいてきたので急いで戻り撤収の準備をします。バックパックに詰め込み12時になったまさにそのとき。 ドザーッ 大量の雨粒が。本当に12時超えたその瞬間だったので鳥肌が立ちました。 お天気お姉さん、あなたは正しかった。 レインパを着込み下山開始します。 途中、大沼と綺麗な紅葉が視界に入りましたが脇目を振らずとにかく下山します。 途中で分岐に差し掛かりました。 右に行けば小沼、左に行けば駐車場。速攻で左です。 しかし、このルートが今回の中でとにかくひどい。道をわんさか隠すほどの藪だらけです。 ここが本当に道なのか怪しくなってくるほど、とにかく歩きづらい。雨が余計拍車をかけます。 草をかき分けながら、なんとか車道手前の赤城山第一スキー場に到達。 無事に下山しました。 私個人の考察ですが、行程はさほどキツイ山ではありません。短時間で登頂可能でそれでもまぁまぁ見ごたえある景観が楽しめます。 しかし、そこまでのルートには油断できない危険箇所が多いように感じました。 そして、とにかく登りにくい。下りにくい。 特に終盤の下山は最悪です。誤って道をそれる可能性はないとは言えません。 初心者にはあまり適さないなと個人的な主観ですが感じました。初心者の方には少し不安を煽る場所かもしれません。 しかし僅かでしたが雨もギリギリセーフで雲海が見れたのは貴重でした。 お天気お姉さんありがとう。

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