冬の伯耆大山~夏山登山道

2015.02.14(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 16
休憩時間
1 時間 28
距離
9.2 km
のぼり / くだり
1078 / 1079 m

活動詳細

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今シーズン予定していた大山に行って来ました。 前回は3年前の秋の大山でしたが冬の大山はまったく違う山でした。 島根に単身赴任中の友人宅をベース地として前日入りしていましたが、 どうも土曜日の天候が悪い。 最悪日曜かなぁ?なんて三人で酒を飲みながら夜が更けて、朝相棒から 「天気いいですよぉ!」とたたき起こされて慌てて出発しました。 米子道で事故渋滞があったりで到着したのが9時でした。 積雪量は凄いですが、トップは外国からのツアー登山客だったようで トレースはしっかりあり、アイゼンもなしで快適に歩けました。 五合目でアイゼンその他装備を済ませ出発してから間もなく猛吹雪と なり視界も悪くなりました。 六合目非難小屋でストックからピッケルにチェンジしようと思って いましたが、それどころではなくストックも強風で震えるほどです。 青いポールを頼りに一歩一歩進みますが、次のポールが見えない状態 もあって、相棒の不安げな顔を見るとこちらも緊張感が増してきます。 雪に埋もれた頂上非難小屋である物全部着込んで食事をとりますが、 あまりの寒さにラーメンを持つ手が震えてとまりません。 出してた弁当は冷凍おにぎり、飲み物、タオルも凍ってしまいます。 コーヒーを飲んだら胃に熱い物が流れていくのが分かるほどです。 下りはさらに視界が悪くなっていましたが、八合目辺りから太陽が見え はじめ視界が開けてきました。 素晴らしい景色に感動して日頃の行いの良さを実感し(笑)、シリセードで 一気に下山しました。 ------------------------------------------------------- ◆五合目までの樹林帯は無風で特に危険箇所はないが、ツリー ホール(木の周りの雪融け空洞)が沢山あったので注意する。 雪崩にも注意する。 ◆六合目非難小屋は雪に埋もれており吹雪で確認できなかった。 アイゼン、ピッケル等の装備は五合目で済ませた方が無難です。 合わせてアウター等防寒対策、ゴーグル装着なども行う。 グローブは雪山に耐えれる物で予備も携帯すること。 ◆八合目辺りから西からの強風が酷く視界は10Mほどになるが、 慎重に青いポールを探しながら進めば大丈夫です。 次のポールが見えない場合、落ち着いて待てば確認できた。 ポールが命綱です、すれ違った人のトレースが消えるほどです。 北壁の雪庇が大きいので左側は踏抜き注意、右側斜面も注意する。 クラックが入っていたのを確認した。 アイゼンは10本爪以上、ピッケル、雪山に耐えれる靴が必要です。 ◆頂上非難小屋は雪に埋もれているのでショベルを持参した方が 無難です。 2階から入ってハシゴを降りるので転落に注意する。 外でアイゼンを外さないといけないので、グローブで脱着できる ように練習しておくこと。(凍傷になる) 小屋内は電灯がないのでヘッデン等が必要です。 ------------------------------------------------------- 14日は北海道の東で低気圧が発達し冬型の気圧配置となったため、 稜線では西から北西の風が強く午前中は雪が降ったり止んだりの 荒れ模様となった。 次第に天候は回復に向かったが、稜線では風が強い状態が続いた。 西北西の風15m/s -8℃~-10℃ 帰りはシャトーおだかで温泉に入って帰りました。(380円/17時~) http://chateau-odaka.jp/ ------------------------------------------------------- 南光河原駐車場満車でした。(9時) ちょっと下の大山寺駐車場1,000円(こちらもぎりぎりだった) 高速道三次東から冬タイヤ規制、米子道冬タイヤ規制がありました。 スタッドレスでない車は走れません。

活動の装備

  • シリオ(SIRIO)
    71-GTX
  • グレゴリー(GREGORY)
    サヴァント48

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