小津権現山 ↔ 花房山 縦走ピストン

それぞれの山は登ったことがある。どちらもとても好印象。そして、権現山の頂上からも、花房山の頂上からも続いていく縦走路を見て、いつかはあっちの山へも足を延ばしてみたいとの思いがあった。 小津権現山―花房山へのルートはほぼ自然林の中を歩くとてもすばらしい縦走路だった。難路はただ１箇所。権現山直下の激下りだ。広く藪が掃われてはいるが、根っこがしぶとく残っているのでスリッピーで出鼻をくじかれる。ロープの助けなしでは安全に降りられない。この先行くかどうか、覚悟を試されているのだろう。ここが終わればウソのように快適な山道が花房山まで続いていく。ルートはほぼ尾根筋の少し下に付いていて時々1096ｍピークや花房山が顔を覗かせる。縦走路区間で案内を示すものはモレ谷への分岐案内しかないので少々不安になるが、踏み跡通り行けばよい。時々不明瞭で外しそうな所もあるが、低山系に慣れた人なら道を拾ことは容易だと思う。 本当は通り抜け縦走をしたかったのが、デポ手段のない僕にはピストンしか選択肢がなかった。予想どうり時間は割とかかったが、やってよかった。まらだではあったが紅葉・黄葉の静かな森に包まれ、秋の好日を満喫させてもらいました。