大杉国見山ピストン

2016.11.12(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 49
休憩時間
22
距離
9.9 km
のぼり / くだり
1170 / 1168 m
3
2 43
2 45

活動詳細

すべて見る

 今日は小春日和で晴天との天気予報だっだので、登山時間の長そうな大杉国見山に行くことにした。地図上は単に国見山だが、台高山脈上に国見山が2つあるので、ガイドブックでは大杉を付けて区別している。  ガイドブックにはダム手前の林道は車両通行止めとあったが、現在は解除されてダム脇の駐車場(数台程度駐車可能)まで車で進めるようになっていた。このため、往復1時間程度の林道歩きが短縮できて幸先が良い。なお、どちらの駐車場にも車は1台も停まっておらず、案の定、登山中も誰にも会うことは無かった。  駐車場からは目の前の橋を渡って対岸に向かうが、橋の上からの眺めはいきなりの好展望。ただ、下を見るとちょっと怖い。橋を渡ると左手にハイキングコースの看板があるが、登山口に関する記載は一切ない。とりあえず右に進んでみると、鉄塔巡視路の小さな標識が現れた。今回のルートは、半分ほどはこの巡視路と被るのでここが登山口のはずだが、登山口を示す標識などは全く無い。道の整備状況に一抹の不安を覚えつつ、巡視路を登っていく。  登り始めると、つづら折りの明瞭な踏み跡があってまずは一安心。植林帯を抜けると展望抜群の伐採地に出るが、休憩にはさすがに早いので、そのまま通過。再び展望の無い植林帯に入ると、道が荒れ気味になる。崩れやすい足場がところどころにあって歩きにくい上に、蜘蛛の巣も多くて鬱陶しい。  うんざりした頃にようやく7号鉄塔に出て展望が少し開ける。その少し先の8号鉄塔からは巡視路を離れ、尾根伝いの登山道に入る。ただ、この分岐が非常に分かりにくい。テープに誘導された方に向かうと途中から道が無くなるが、尾根の中心に向かえば正規の道に復帰できる。  尾根道はほとんど展望は無いが、ガイドブックには熊檻と大岩というポイントの記載がある。熊檻は錆びついて扉の動かない檻が放置してあり、今は使われていないようだった。大岩はまんま、大きな岩があるだけ(^^。他にはこれと言って見所は無い上に、踏み跡がところどころ不明瞭で分かりにくい。ただ、要所にテープがあるのと、宮川村の黄色い境界標が尾根に沿って設置してあり、何とか迷わずに進むことができた。分岐点含めて標識などは一切ないので、地図でよく場所を確認しながら進んだ方が良い。  途中、尾根を離れて国見山方向に下ると、国見山への痩せた稜線に出る。ここからがこのルートのハイライトで、そこそこ険しい岩場が続くものの、展望抜群の素晴らしい景色が広がる。ガイドブックでは花が咲き乱れる5月を勧めているが、今の時期でも紅葉がちょうど見頃で、十分楽しめた。ただ、山頂は全く展望が無いため、すぐに引き返して手前の岩場で昼食をとることにした。戻りはピストンで下山。  今回のルートは、道が荒れ気味な上に分かりにくいので、初心者にはあまりお勧めできない。ただ、中級以上なら問題ないレベルで、最後の稜線が素晴らしい眺めなので、お勧めしたい。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。