活動データ
タイム
06:25
距離
6.2km
のぼり
814m
くだり
802m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る真夜中、風の音で目が覚めた。 かなりの強風だ。 目をショボショボさせながらパソコンを起動させる。 ん~やっぱA判定だよな。大丈夫かな。 日曜日に予定していた伊予富士登山を急遽土曜日に変更していたので余計に天気予報が気になる。 土曜日がダメなら日曜日は確実に雨だ。 そうなると今季の雪山登山は難しくなってくる。 しかも頂上直下は四国三大急登と言われているポイントだ。 コンディションによって難易度も変わってくる。 もう眠れそうもないな。 風対策を練り直すか。 ■心配をよそに 今日の山行は我々の他に3776さんとその師匠IKE(仮名)さんの4人パーティで臨む。 本来なら日曜日アタックで電光石火の秀さん、シゲさんのYAMAPメンバー交流会だったのだが、お天気には勝てない。 残念ながら予定がつかず、今回は高知YAMAPメンバーだけでの山行となった。 車は国道194号線を北上し、寒風山登山口へと到着。 風は治まっているが、桑瀬峠からの稜線と伊予富士山頂はいつも風が強めだ。 昨晩の強風を考えるとA判定とはいえ、山頂は風が厳しいかもしれない。 場合によっては、山ラーをあきらめて下山することも視野に入れて登山開始。 桑瀬峠までは、そこそこ急峻な登山道で凍っている箇所も多い。 慎重に行かねば。 やがて小一時間ほどで桑瀬峠へとたどり着くが、風は殆どない。 あきれるほど素晴らしい天気!さすがA判定だ! あの夜中の強風はなんだったんだ。 心配して損した! ■春近し 桑瀬峠からの稜線歩きは季節を問わず気持ちいい。 石鎚山系の山々は白と黒の部分がまるでオセロのようにせめぎ合っている。 だいぶ黒の方が優勢だ。 たぶん明日の雨で黒の勝利が決まりそうだな。 暖かな陽射しの中、最後の雪山を思う存分楽しもう。 だんだん伊予富士の急登が迫ってきた。 さて今日のメインイベントだ。 ワクワクドキドキするねえ! ■目標達成! あれ?こんなにキツかったか。 最大斜度は多分50°くらい。 太ももの筋肉が少しずつ悲鳴を上げ始めている。 幸い適度に締まった雪質だ。 アイゼンの爪を効かせて、ピックを刺して身体を上へ上へと持ち上げていく。 かなりしんどい!しかし面白い! 全力で格闘すること約30分、山頂が見えてきた。 気がゆるみかけるとドッと疲れが襲ってくる。 「後もうちょっと!がんばれぇ!」 山頂から声援が聞こえてきた。 ここでヘタレた姿を見せるのはカッコ悪いぞ! 一気に踏ん張って山頂へ。 やった。はあ伊予富士山頂だ。 キツかったあ。太ももパンパン。 雪でこんなにも難易度が変わるんだと改めて思い知った。 呼吸が落ち着いてくると山頂は、そこそこ賑わっていることに気がつく。 そういえば心配していた風も殆どない。 春のような陽射しの中、楽しい山談義に華が咲く。 最高だ! 360°のパノラマを楽しみながらの珈琲、ホント旨かった。 YAMAPを始めた頃には雪山なんて想像もつかなかったが、山での縁がここまで僕たちを導いてくれた。 山も山に登る人たちもホントに素晴らしい! 今季の目標達成!ありがとうございました!! ■あ、下りがあった さすがA判定の土曜日、次から次へと登ってくる。 さて、そろそろ下山しましょうか。 他のパーティの方々に挨拶をして下山開始…あ、この斜面の下りがあった。 高い所があまり得意ではない僕にとって(何で登山をやってるの?って話しだが)そこそこ怖い下りだ。 今までの少ない経験上、腰が引けるのはマズイことは重々解っているつもりだが、引けちゃうよね。 かなりビビリながら慎重に降りていく。 エッジを効かせろ。歩幅は狭く片足でいる時間は少なめに。と念仏のように唱えながらなんとか急峻な下りを乗り切る。 まあピッケルがあるから適切に対処すれば止まるんですけどね。 でも怖いモノは怖い。 少しずつ経験を積み重ねていこう。 無理、無茶、無計画は禁物。 ■名残惜しいですが 帰路は稜線を楽しみながらの散歩気分…とはいかなかった。 足は情けないことに頂上直下の登りと下りで完全に終わってしまってツリそうだ。 昨晩、眠れなかったせいもあるだろうが、まだまだ修行が足りませんなあ。 それでも桑瀬峠に差し掛かる頃には多少は回復。 明日、ホントに雨降るのかよと思えるくらいの快晴が続いている。 最高の最後だ。 名残を惜しみつつ無事下山。 また来季も来るからな冬の伊予富士! 本日は道の駅「木の香」の温泉で汗を流す。 まだポンプが直ってなかったので高知では格安の入浴料400円。 そして最後のシメにおじさん4名でYou Farmuのアイス&プリンを食す。 最高に旨かったが、絵づらに華がない(笑) さあて、次はどの山を楽しむ?
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