雪彦山

クライミングを始めて数ヶ月。雪彦山地蔵岳東稜ノーマルルートに連れて行ってもらいました。 待ち合わせ場所の賀野神社に着いた頃は曇り空で今にも降り出しそうでしたが、取り付きに到着し準備をしているうちに青空に。でも、とにかく風が強く、冷たい(>_<) 前後に何組かのパーティーがいて、順番を待っていたのですが、ここでビレイデバイスを忘れたことに気付く∑(ﾟДﾟ)やってしまった…。 「え、マジか⁈」と呆れられるも、予備を持っていたIさんに有り難くお借りし、無事に(?)スタート。 1ピッチ目、順調に登り、セルフを取って前のパーティーが登るのを待ちますが、風さえ無ければ快適なのに吹きっ晒しで待つので、体が自然に震えてきます(･･;) ずっとこんな調子で、全然体が温まらない。 チムニー手前の立ち木まで来たところで、全然進まなくなり、停滞。後続のガイドさんのパーティーはお昼を食べ始めました。 やっと動き出し、私がビレイしていると、待ち切れなかったのか、その横をガイドさんが登って行きます。え？私まだビレイしてるのに⁇ ガイドさんには途中で待ってもらいましたが、こういうこと、よくあるんでしょうか？(･･;) ロープは交差するし、同じボルトにヌンチャクを掛けられてたので、かじかんだ手ではなかなか外れないし…(T-T) その後、ガイドさんはチムニーは登らず、別のルートから追い越して行かれました。 でもこれで追い立てられることなく登れると、ちょっとホッとしながら、最初の核心(?)チムニーを何とか登り、スラブを抜け、終了点まで来ると、ガイドさんパーティーの中の後続組から「先行組を見かけたら、ちょっと待っててって伝えてもらえますか？」と頼まれる。「そんなに急いでどうするねん！」とご立腹の様子(^_^;) 馬の背リッジまで歩いて来たところで、ガイドさんに伝言を伝えると苦笑い。順番が元に戻りました。 リッジを登ると、いよいよ最終ピッチです。壁が立っててちょっとビビる(^-^; でも、先に行く人を見てると、手も足もあるみたいで一安心。無事登りきり、頂上に立つことができました(^^) 今回は初めてのマルチピッチで、ずっとフォローでしたが、マルチの面白さというか楽しさというか、が少し分かったような気がします。 まだまだ覚えることが沢山ありますが、いつかリードも出来るように、また頑張ろうと思いました(^^) 下山後、賀野神社まで戻ってくると、私のビレイデバイスは車の後部座席でちょこんとご主人様の帰りを待ってました(^-^;