残雪の雲取山

昨年の大雪では山頂付近に2m近い積雪があった雲取山。都民にとっては、ここが東京都だということが何より嬉しく誇らしい。 尤も標高2000mを越える山を有していることを知っている都民がどれほどいるか知らないが…。 それはともかく、残雪の雲取山に登ってきた。 積雪は深い所でも70㎝位に減ってきている。雪の残るのは七ツ石山の巻道と奥多摩小屋から山頂までだった。早朝の日陰ではまだ凍結している所もあるので、軽アイゼンは必要。 雪があるとやはり時間がかかる。無積雪期の4割ほど余計に時間を要した。 山頂は無風で静寂そのもの。ブナ坂辺りまでは青空も見えていたが、すっかり曇ってきた。 そのかわり、浅間山の左奥遥かに、北アルプスが見えた!…ような気がした。肉眼なので判別できなかったのが残念。 登りで暇取った分、下りで飛ばして何とか16時30分のバスに乗ることができた。