いつも体育は2だった

2016.12.08(木) 日帰り

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観衆がわたしを見て笑っている。 子供のころ、体育は大の苦手だった😓 それは5年生の時のこと。 運動会で障害物競争があり、わたしが引いたのは逆上がり5回だ。 それまでに逆上がりが出来たことは一度もない。 みんなは次々に他の障害物をクリアしてゴールして行く。 グラウンドに残ったのはわたしだけ。 周りの視線がわたしに集中する。 出来ないとわかっていても鉄棒に向かい続けるしかなかった。 そして、奇跡の1回成功! でも、その後は何度やってみても出来ない。 その都度、観衆の笑い声がこだまする… あざ笑われてると思った、みじめだった、 泣きたかった、なのに泣けなかった。 何十回、やっただろう? ようやく先生が、もういいから、とわたしを鉄棒から引き離す。 今日はお仕事はお休み😊 弥彦山は天くらでは朝から晴れの予報だったので、さささと登ってくることにした。 ところが、登り始めたらどんどんガスってくる。 いつもならどんな天気でもたくさんの人が登ってるのに、全然人に会わない😓 今、ロープウェイも12日まで休業中だからなのかなあ? 13日からロープウェイと9合目のレストランも稼働。 その運動会以降は絶対に運動なんてするもんか!と心に誓った。 だけど、学校に通う限り体育からは逃げられないんだよね。 小学校の体育の成績は5段階評価で毎回、2をもらっていた。 球技とかマット、とびばことか鉄棒なんかは全然出来ない。 ただ、瞬発力はあったみたいで走り高跳びとか幅跳びは市の大会で3位とかになったり、マラソンも一位をもらうこともあった。 ほとんど休むこともなく、9合目まで登ってしまった。ガスガスで景色もないし、 山頂へは行かないことにする。 そこで寒さに震えながら軽くおにぎりをほおばり、下山開始。 山に登らない?と誘われたのは26年くらい前のことだった。 わたしは運動音痴だからと1年ほど断り続けていたんだよね。 それでもしつこく誘い続けてくるその人に根負けして、じゃ、たった一回こっきりだよと約束したのがわたしの山登りの始まりになる。 運動音痴だからと自分のことを決めつけていたけど、やれば出来るもんだね🎶 もう昔になるけど巻機山の米子沢や谷川岳のナルミズ沢とかの沢登りまでしてしまったんだもの。 今ではあの運動会はわたしの思い出の中で奇跡の一日になってるよ。 逆上がりが出来たのは人生であれ一回きりだからね。 ガスもどんどん消えてきて、越後平野が姿を現す。 まるで舞台の幕が上がるように。 やっぱり山はいいよね✴ 晴れたらどんどん人も登ってくる。 きっと山頂からは綺麗に景色が見えるはず。 下りながらでも守門岳や粟ケ岳が輝いて見えてたから🎶 もちろん登山にも運動神経があったほうがいいんだろうけど、山は登る気力、登りたい気持ちが大事なんだろうね😊 運動音痴のわたしが25年も山に登り続けているんだもの✨

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