花谷泰広の「ヒマラヤキャンプ2016」報告会

2016.12.14(水) 日帰り

活動詳細

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花谷泰広の「ヒマラヤキャンプ2016」報告会に出かけた。花谷氏は40歳になる神戸出身の気鋭の登山家。現在は山梨県北杜市に在住。2013年にヒマラヤのキャシール(6,770m)南ピラーの初登攀に成功し、登山界のアカデミー賞と言われるピオレドールを受賞した。その花谷氏が昨年から、若い登山者を公募して、一緒にヒマラヤの未踏峰をめざす「ヒマラヤキャンプ」を行っている。近年、若い人がヒマラヤをめざす訓練を受けたり、出かけられる機会が少ない。ヒマラヤに一緒に出かけることで、クライマーを育てたいとの思いから始めたとのこと。今回はその第2回目、ネパール・ヒマラヤのロールワリンカン(6,664m)の報告会です。 http://www.a-kimama.com/tozan/2016/11/60597/ 会場はイオンシネマ茨木。主催はゴアテックス。CASIOが協賛しているのか、入口付近でSmart Outdoor Watch WSD-F10のコーナーがあった。参加者は募集120人の半分程度。ちなみに東京では募集150人が満席だったとか。 花谷氏が登場し報告会が始まった。メンバー6名は2016年に公募。厳冬期の甲斐駒・黒戸尾根の登攀から、①長距離歩けるか、②基本的なザイルワークができるか、③生活技術があるかを見て、若手のメンバーを選んだとのこと。その後、穂高の岳沢でクレバス・レスキューなどの訓練。 9月に現地集合。キャラバン、高度順応ののちにアタック。BCマネージャーを除く6人全員が登頂。その間のビデオが上映された。そのあと、3人のメンバーが感想を述べた。ちなみに費用は半年間の訓練なども含めて30万円。1週間程度のヨーロッパ旅行並みに安いのは、企業の協賛によるところが大きいのでは?と思った。 このような催しに参加するのは始めて。花谷氏は、トーク、ルックスを含めて格好良かった。ビデオ、トークは、プロの世界というより、頑張れば一般人でもヒマラヤの未踏峰に登れるんだという、どちらかというとカジュアルなものだった。 花谷氏が冒頭に言った「山は半年程度で上達するものではない。山はどれだけ時間をかけたかが勝負です」が妙に印象に残った。僕はけっこう時間をかけたけど、ヒマラヤに行ける技術もないし、体力ももうない。でも良い体験をさせてもらった、そしてあの会場にヤマッパーも何人かいたのかなーと思いながら家路を急ぎました。笑

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