活動データ
タイム
06:36
距離
6.7km
のぼり
906m
くだり
909m
活動詳細
すべて見る雪彦山事故発生場所マップ(姫路市) http://www.city.himeji.lg.jp/var/rev0/0061/2426/20147241701.pdf 【前置き】 日本三彦山の一つである修験道の山、雪彦山に登ってきました。 行く前に気がかりだったのは、1日2日前に山陰地方に降った雪が雪彦山にもかかっていないかということでした。 しかし、その時点でのヤマップの最新情報は4日前のもの。グーグルの日付順検索でも積雪の情報はなし。姫路市の夢前事務所に聞いてもわからず。。。 それでも、今行きたい山の筆頭に挙がっていたこともあり、難所の岩に着雪があったら諦めるつもりで、とりあえず行ってみることにしました。 予定していたのは、 登山口~大天井岳~地蔵岳~虹ヶ滝~B1~B3~雪彦山三角点~ジャンクションピーク~虹ヶ滝~登山口 という8の字のようなルート(1枚目の写真参照)。大天井岳~地蔵岳~虹ヶ滝の下り部分が一番の難所で、一番雪彦山らしいところです。 結果的にはこの一番の難所の部分で岩に雪が被って危険な状態だったため断念し、 登山口~大天井岳~雪彦山三角点~ジャンクションピーク~虹ヶ滝~登山口 という周回ルートを取りました。 【山行レポ・ルート積雪情報含む】 登山口からはいきなりの急登で高度を上げます。 A3の展望岩に着くと、ほんの少し雪が見られこの先が不安になります。 先に進むにつれて徐々に雪は多くなっていきますが、主峰の大天井岳(A8)までの鎖場には岩に雪が着いていることもなく、大きな問題はありませんでした。しかし、やはり核心部の様子が心配です。 大天井岳の先は北斜面になり、一気に雪が増えます。 A8からA9へ向かう下りの岩場は雪が着いてかなり滑りやすくなっていました。 娘の背ではホールドやスタンスが取りにくいところがある上に雪で滑るので大苦戦。。。 私もかなり神経を使って手を貸しつつ、ゆっくり時間をかけて下りました。 そして問題の核心部。この雪では多分無理だろうと思いつつも、一応その最初の難関であるA10の岩場の上部まで行ってみました。 やはり目に入ってきたのは急峻な岩場を覆う雪… 見た瞬間このルートの中止を決めました。初めてのルートでこの状況では、私一人でも行かなかったと思います。 気持ちを切り替えて、三角点(B5)、鉾立山(B7)、ジャンクションピーク(B8)を回るBルートへ。こっち方面は岩場など無くなだらかです。 奥に行くほど雪は増えたものの、一番多かった鉾立山付近でも、せいぜい数センチ程度の積雪。チェーンスパイクは携行していましたが、出番はありませんでした。ただ、この先雪が凍ったりすると、滑り止めやスパイクが必要かもしれません。 ジャンクションピーク(B8)からの下りは雪で滑りやすく注意が必要でした。ナメ滝(B12)くらいまで下りると、雪もほとんどなくなり快適に歩けました。 その後特に注意を要するところは虹ヶ滝の下りくらい。滑らないよう慎重に行けば大きな危険はありません。 ところで、途中で会った人曰く、虹ヶ滝から地蔵岳まで登る分には雪もなく問題なかったとのこと。それを聞いて行きたくなりましたが、とろつまがお疲れモードだったので諦めました。 今回、一番雪彦山らしいルートを取れなかったのは心残りだったので、1年以内にまた行きたいです。が、とろつまが雪彦山再訪の優先順位は低いと言っているのが懸念材料です… 【おまけ情報】 雪彦山は現在登山バッジを売る店がなく、代わりにおじさんがザックを背負って雪彦山にのぼりバッジを売ってます(写真参照)。出会えるかどうかは運次第です。 我々は下山後たまたま、駐車場で帰り支度をしているおじさんを発見し、無事子供達に買うことができました。(基本的に百名山・二百名山のバッジだけ買ってやることにしていますが、特別ルール発動で三彦山もありにしてやりました) ネットでは日曜日しかいないという情報もありましたが、おじさんに直接聞いたところ、土日祝日はだいたい登るそうです。 因みに、このおじさん曰く、A10の下りは普段でも結構難しいとのことでした。特に1歩目の下りが難しく、その後もスタンスがほとんどないので大変とのこと。 八峰キレットも不帰嶮も大キレットも慎重にいけば難しくない、奥穂~西穂縦走も難しいのは馬の背の下りだけと言うこの方が、「難しい」と言うくらいなのでかなり心して行くべきところなのだと思います。 【下山後情報】 〇湧き水 最近、車で行く山行では、帰りに近くの湧き水を汲んで帰るのが我が家の慣例になっています。今回はネットで見つけた「地蔵の水」というところに行きました。雪彦山の登山口から車で15分ほどのところです。ここはgoogleマップに情報がなく、バッジのおじさんと地元の人に聞いてやっと場所を見つけました。 せっかくなのでgoogleに情報追加申請しました。そのうち反映されると思います。 〇日本酒 県道67号線から脇に入った夢前の商店街にある、壺坂酒造。売り場は個人商店ほどの大きさなのに、ひっきりなしにお客さんが来てとても繁盛していました。ここでは「雪彦山」という銘柄の酒が買えます。正月用に酒や甘酒などを購入。我々が欲しかったけど買えなかった無濾過純米酒生酒の新酒は12月23日に出るそうです。
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