雪化粧を始めた雪彦山 8の字あきらめ普通に周回

2016.12.17(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 36
休憩時間
2 時間 9
距離
6.7 km
のぼり / くだり
906 / 909 m
1 31
38
21
3

活動詳細

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雪彦山事故発生場所マップ(姫路市) http://www.city.himeji.lg.jp/var/rev0/0061/2426/20147241701.pdf 【前置き】 日本三彦山の一つである修験道の山、雪彦山に登ってきました。 行く前に気がかりだったのは、1日2日前に山陰地方に降った雪が雪彦山にもかかっていないかということでした。 しかし、その時点でのヤマップの最新情報は4日前のもの。グーグルの日付順検索でも積雪の情報はなし。姫路市の夢前事務所に聞いてもわからず。。。 それでも、今行きたい山の筆頭に挙がっていたこともあり、難所の岩に着雪があったら諦めるつもりで、とりあえず行ってみることにしました。 予定していたのは、 登山口~大天井岳~地蔵岳~虹ヶ滝~B1~B3~雪彦山三角点~ジャンクションピーク~虹ヶ滝~登山口 という8の字のようなルート(1枚目の写真参照)。大天井岳~地蔵岳~虹ヶ滝の下り部分が一番の難所で、一番雪彦山らしいところです。 結果的にはこの一番の難所の部分で岩に雪が被って危険な状態だったため断念し、 登山口~大天井岳~雪彦山三角点~ジャンクションピーク~虹ヶ滝~登山口 という周回ルートを取りました。 【山行レポ・ルート積雪情報含む】 登山口からはいきなりの急登で高度を上げます。 A3の展望岩に着くと、ほんの少し雪が見られこの先が不安になります。 先に進むにつれて徐々に雪は多くなっていきますが、主峰の大天井岳(A8)までの鎖場には岩に雪が着いていることもなく、大きな問題はありませんでした。しかし、やはり核心部の様子が心配です。 大天井岳の先は北斜面になり、一気に雪が増えます。 A8からA9へ向かう下りの岩場は雪が着いてかなり滑りやすくなっていました。 娘の背ではホールドやスタンスが取りにくいところがある上に雪で滑るので大苦戦。。。 私もかなり神経を使って手を貸しつつ、ゆっくり時間をかけて下りました。 そして問題の核心部。この雪では多分無理だろうと思いつつも、一応その最初の難関であるA10の岩場の上部まで行ってみました。 やはり目に入ってきたのは急峻な岩場を覆う雪… 見た瞬間このルートの中止を決めました。初めてのルートでこの状況では、私一人でも行かなかったと思います。 気持ちを切り替えて、三角点(B5)、鉾立山(B7)、ジャンクションピーク(B8)を回るBルートへ。こっち方面は岩場など無くなだらかです。 奥に行くほど雪は増えたものの、一番多かった鉾立山付近でも、せいぜい数センチ程度の積雪。チェーンスパイクは携行していましたが、出番はありませんでした。ただ、この先雪が凍ったりすると、滑り止めやスパイクが必要かもしれません。 ジャンクションピーク(B8)からの下りは雪で滑りやすく注意が必要でした。ナメ滝(B12)くらいまで下りると、雪もほとんどなくなり快適に歩けました。 その後特に注意を要するところは虹ヶ滝の下りくらい。滑らないよう慎重に行けば大きな危険はありません。 ところで、途中で会った人曰く、虹ヶ滝から地蔵岳まで登る分には雪もなく問題なかったとのこと。それを聞いて行きたくなりましたが、とろつまがお疲れモードだったので諦めました。 今回、一番雪彦山らしいルートを取れなかったのは心残りだったので、1年以内にまた行きたいです。が、とろつまが雪彦山再訪の優先順位は低いと言っているのが懸念材料です… 【おまけ情報】 雪彦山は現在登山バッジを売る店がなく、代わりにおじさんがザックを背負って雪彦山にのぼりバッジを売ってます(写真参照)。出会えるかどうかは運次第です。 我々は下山後たまたま、駐車場で帰り支度をしているおじさんを発見し、無事子供達に買うことができました。(基本的に百名山・二百名山のバッジだけ買ってやることにしていますが、特別ルール発動で三彦山もありにしてやりました) ネットでは日曜日しかいないという情報もありましたが、おじさんに直接聞いたところ、土日祝日はだいたい登るそうです。 因みに、このおじさん曰く、A10の下りは普段でも結構難しいとのことでした。特に1歩目の下りが難しく、その後もスタンスがほとんどないので大変とのこと。 八峰キレットも不帰嶮も大キレットも慎重にいけば難しくない、奥穂~西穂縦走も難しいのは馬の背の下りだけと言うこの方が、「難しい」と言うくらいなのでかなり心して行くべきところなのだと思います。 【下山後情報】 〇湧き水 最近、車で行く山行では、帰りに近くの湧き水を汲んで帰るのが我が家の慣例になっています。今回はネットで見つけた「地蔵の水」というところに行きました。雪彦山の登山口から車で15分ほどのところです。ここはgoogleマップに情報がなく、バッジのおじさんと地元の人に聞いてやっと場所を見つけました。 せっかくなのでgoogleに情報追加申請しました。そのうち反映されると思います。 〇日本酒 県道67号線から脇に入った夢前の商店街にある、壺坂酒造。売り場は個人商店ほどの大きさなのに、ひっきりなしにお客さんが来てとても繁盛していました。ここでは「雪彦山」という銘柄の酒が買えます。正月用に酒や甘酒などを購入。我々が欲しかったけど買えなかった無濾過純米酒生酒の新酒は12月23日に出るそうです。

雪彦山 赤が予定していたルート。青が実際歩いたルート。A8-A9間の下りの岩場は雪がついて注意が必要。A10の岩場は雪に覆われかなり危険に見えました。
赤が予定していたルート。青が実際歩いたルート。A8-A9間の下りの岩場は雪がついて注意が必要。A10の岩場は雪に覆われかなり危険に見えました。
雪彦山 登山口にある案内図
登山口にある案内図
雪彦山 Aルートの全貌。A10~A14までは雪のため今回断念。
Aルートの全貌。A10~A14までは雪のため今回断念。
雪彦山 核心部。今回は通ってません。
核心部。今回は通ってません。
雪彦山 いきなりの急登。ぐんぐん高度を上げます。
いきなりの急登。ぐんぐん高度を上げます。
雪彦山 展望岩。雪彦山の核心部が一望できます。
展望岩。雪彦山の核心部が一望できます。
雪彦山 ここですでに雪が…
ここですでに雪が…
雪彦山 雪が…
雪が…
雪彦山 A5出雲岩
A5出雲岩
雪彦山 この雪の様子だと上は…
この雪の様子だと上は…
雪彦山 よじよじ
よじよじ
雪彦山 セリ岩の横の見晴らし台
セリ岩の横の見晴らし台
雪彦山 これが噂のメタボ健診セリ岩
これが噂のメタボ健診セリ岩
雪彦山 よじよじ
よじよじ
雪彦山 よじよじ
よじよじ
雪彦山 主峰大天井岳到着。娘に拒否され悲しい…
主峰大天井岳到着。娘に拒否され悲しい…
雪彦山 遠く瀬戸内の海が見えます。
遠く瀬戸内の海が見えます。
雪彦山 大天井岳からすぐの下り、雪が着いて滑る岩に娘大苦戦。この先の下りでもっと苦戦。この分だと地蔵岳への下りは...
大天井岳からすぐの下り、雪が着いて滑る岩に娘大苦戦。この先の下りでもっと苦戦。この分だと地蔵岳への下りは...
雪彦山 やっと雪の岩下りを通下。A9の天狗岩へ向かいます。
やっと雪の岩下りを通下。A9の天狗岩へ向かいます。
雪彦山 A9天狗岩
A9天狗岩
雪彦山 A10鎖場の上部。岩に雪が被って危険な感じ...
A10鎖場の上部。岩に雪が被って危険な感じ...
雪彦山 地蔵岳は諦め周回のBコースへ。
地蔵岳は諦め周回のBコースへ。
雪彦山 滑るので慎重に。
滑るので慎重に。
雪彦山 てくてく
てくてく
雪彦山 てくてく。もう少しで三角点。
てくてく。もう少しで三角点。
雪彦山 4等三角点です。三角点はここですが、雪彦山と言ったら、大天井岳、不行岳、三峰岳、地蔵岳からなる洞ヶ岳を指すそうです。
4等三角点です。三角点はここですが、雪彦山と言ったら、大天井岳、不行岳、三峰岳、地蔵岳からなる洞ヶ岳を指すそうです。
雪彦山 三角点は展望がありません。ここで昼飯。
三角点は展望がありません。ここで昼飯。
雪彦山 昼飯準備中。
昼飯準備中。
雪彦山 寒いので立って食べてます。
寒いので立って食べてます。
雪彦山 三角点から下ります。
三角点から下ります。
雪彦山 いい雰囲気。雪がチラチラ降っています。
いい雰囲気。雪がチラチラ降っています。
雪彦山 鉾立山から北方面を望む。雪がちらついていて展望はいまいち。
鉾立山から北方面を望む。雪がちらついていて展望はいまいち。
雪彦山 ジャンクションピーク
ジャンクションピーク
雪彦山 ここの下りはよく滑るので注意。
ここの下りはよく滑るので注意。
雪彦山 ここが虹ヶ滝かと思ったら違いました。
ここが虹ヶ滝かと思ったら違いました。
雪彦山 ここが本当の虹ヶ滝。
ここが本当の虹ヶ滝。
雪彦山 虹ヶ滝の先から地蔵岳を見上げる。
虹ヶ滝の先から地蔵岳を見上げる。
雪彦山 渡渉で妹を助ける兄。
渡渉で妹を助ける兄。
雪彦山 バッジひとつ500円。このザックが目印です。掲載許可をもらっています。
バッジひとつ500円。このザックが目印です。掲載許可をもらっています。
雪彦山 地蔵の水。奥に見える小畑トンネルの向こうが雪彦山方面。
地蔵の水。奥に見える小畑トンネルの向こうが雪彦山方面。
雪彦山 そばにお地蔵さんがいるので地蔵の水。
そばにお地蔵さんがいるので地蔵の水。
雪彦山 壷坂酒造。大繁盛の酒屋さんです。
壷坂酒造。大繁盛の酒屋さんです。
雪彦山 壷坂酒造で買ったお土産。
壷坂酒造で買ったお土産。

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