活動データ
タイム
14:54
距離
35.2km
のぼり
2809m
くだり
2809m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る【アクセス】 中房線は冬期通行止中のため、宮城ゲート以降は徒歩となります。手前の駐車場に車を停めて、中房温泉で一泊しました。 【天気】 1日目 小雪が舞う曇り 2日目 快晴 3日目 曇り〜時々晴 【コース状況】 宮城ゲート〜中房温泉 積雪は多いところでも10cmもありませんでした。途中凍結している箇所があり、スリップや転倒に注意です。 中房温泉〜合戦小屋 最初は積雪は無いものの、標高を上げるに従って積雪が増えました。第3ベンチでアイゼンを装着しました。 合戦小屋〜燕山荘 積雪は多いところで恐らく1m前後で、トレースを外すと踏み抜いた跡もありました。トレースを外さなければ踏み抜く事は無いと思います。 燕山荘〜燕岳 稜線上なので雪は飛ばされて積雪は少な目、岩が出ている場所もあり、アイゼンを引っかけないように。 稜線上には赤旗が設置してあり、トレースもあるので道迷いは無いと思いますが、降雪直後だとトレースが無くラッセルを強いられるかもしれません。ほとんどの方はワカンを携行され、自分も持っていったワカンは、結局使用しませんでした。 【感想/記録】 燕山荘は12月23日~1月8日まで冬季営業します。昨年は天候などの都合で、行きたかった冬季の燕岳に結局行けずじまいでしたが、今年こそは冬季の燕岳に登ってみたいというわけで、年末の気ぜわしい時期ですが行ってきました。ちょうどクリスマスの時期なので、子供が小さい頃には、ケーキを食べたりする一大イベントでしたが、23日にちょっとした夕食を食べるだけの、なんちゃってクリスマスで済ませました。子供が大きくなって昔ほどの重要性も無くなり、クリスマスシーズンでも山に行きやすくなりました。 夏期なら中房温泉の登山口まで車で行けますが、中房線が冬季通行止めのため、宮城ゲート手前の冬季登山者用臨時駐車場から、林道を延々と12km程度を歩く必要があります。このため1日で燕岳まで行くのは大変そうなので、1日目は中房温泉に宿泊することに。 自宅を7時半に出発し、宮城ゲート手前の臨時駐車場には10時半頃に到着も、予想通り既にほぼ満車。なんとか空いているスペースに車を押し込んで、昼食を食べ準備をして11時過ぎには出発。生憎お天気は小雪が舞う曇り空。気温はプラス2℃程と高いので、ウェアのジッパーは開けて暑くならないようにゆっくりめに歩きました。林道には雪が無くアウトソールが硬いアルパインシューズでは歩き辛く、足の裏が痛くなります。単調で面白くない林道歩きのため、iPodで音楽を聴きながら、最短距離となるアウトインアウトのコースを選び、ひたすら歩き続けます。 登山口の4kmほど手前からは道に雪が続くようになってきたかと思えば、途中で雪が切れまたアスファルトの道となり、途中休まず歩き続けると、14時半頃にようやく中房温泉に到着。疲れはあまり感じませんでしたが、アスファルトの林道歩きは眺望も無く飽きますね。別館で受け付けをして宿泊の手続きをし、本館の部屋に向かいます。割り当てられた部屋は八畳間で3人で宿泊となりました。標高が低いため予想より暖かかったです。荷物を整理してからとりあえず温泉に入り、温まってから担ぎ上げたビールで乾杯しました。 中房温泉は昭和の香りが漂う、ひなびたアルカリ泉質の温泉でした。宿泊者は30人弱程で空いていました。館内はすきま風が入るためか、ストーブがあっても寒かったです。食事は道路事情が悪い冬季なので、仕方ないかもしれませんが、今ひとつかな。温泉は露天風呂などいくつかありましたが、ちょっと狭い御座の湯に入っただけで、他の温泉は館内が寒くて厚着をしていたため、着替えが面倒だったのでやめました。 翌日は5時半に起床し6時から朝食を食べて7時前には出発。最初は雪はないものの凍結している場所もあり、滑らないように気を使いました。樹林帯は暑くて汗をかいてしまいましたので、ハードシェルを最初から着込んだのは失敗でした。第1ベンチ手前から登山道は雪で白くなり、標高を上げていくと雪は増えて、雪山らしくなってきました。雪が増えたので第3ベンチでアイゼンを装着。急登が続きますが休まず歩き、ようやく10時頃に合戦小屋に到着。ここからは稜線上に出ますので、ピッケルを出してウェアのジッパーを締め、装備を整えるはずが、風が無くジッパーは開けたまま出発。稜線上に出てもお天気が良くて、暑いくらいです。このため、街歩き用の薄いフリースグローブで十分でした。 稜線上に出ても急登が続き、空気が薄いのでペースは落ちましたが、11時20分頃に燕山荘に到着。ほぼ無風の穏やか天候、雲が無い快晴なので北アルプスの山々が一望できます。荷物をデポしてピッケルを持って燕岳へ向かいます。稜線上には雪は少なく、岩が出ているのでアイゼンを引っかけないようにして歩きました。12時前には燕岳頂上に到着。後立山連峰、立山、裏銀座、笠ヶ岳、槍ヶ岳、奥穂高岳〜前穂高岳の吊り尾根、富士山、八ヶ岳などの山々が一望できました。頂上付近は少し風が吹き寒くなったので、12時半頃には下山し、13時過ぎには燕山荘で宿泊の手続きを済ませ、食堂で昼食を食べ、後はビールを飲んで雑誌を読んだりしてまったりと。 夕方になると夕陽を撮影しに外へ出るため、準備をするも手間取り、陽が沈む直前でギリギリ撮影に間に合いました。赤く染まる燕岳や陽が沈む北アルプスを撮影していると、さすがに寒くなり、燕山荘に戻ると中は暖かく、山小屋に宿泊して良かったと思えました。夕食は豪華で美味しく、25日はクリスマスなので、ケーキとワインも出てクリスマスらしい雰囲気に。思い切ってクリスマスに燕山荘に来て良かったよぉ〜、高くついたけど(笑)。夜は赤沼オーナーから中学生向けの資料との事でしたが、写真を交えて山にまつわるお話しが聴け、色々とためになりました。 翌日は5時半前に目が覚めたので、御来光を見る準備をし、6時過ぎに朝食を食べて外に出てご来光を待ちますが、昨日とは違いお天気は雲が多く風が強い。御来光は6時55分頃なので、寒さに耐えながら撮影をした。八ヶ岳と富士山付近が赤くなりましたが、やはり雲に邪魔されて御来光は拝めず。あきらめて下山の準備をして7時半前に下山を始めました。燕山荘付近は雪煙が舞う強風でしたが、合戦尾根を降りていくと、幾分か風は和らぎましたが、昨日のトレースが吹き飛ばされ、分からなくなる場所もあるくらい風が吹いていました。ストックを出して下って行くと合戦小屋に到着。これからは樹林帯に入りますので、ウェアを脱いで体温調節をして、下山していきます。標高を下げると雪が少なくなり、アイゼンが邪魔になるので,第2ベンチでアイゼンを解除。しかし登山道には薄く雪が残っていますので、滑らないように慎重に降りていきましたが、登山口近くは氷に覆われている部分があり、ここをクリアするのが最大の核心部でした。 9時50分には中房温泉に到着し,デポした荷物を回収して少し休んでから,10時15分頃に長い林道歩きを開始。所々凍結しているところがあり、滑らないように注意しながら単調な林道を歩いて行きますが、アウトソールの硬いアルパインシューズで舗装路を歩くのは修行でした。早く宮城ゲートに到着したいので、途中は休まず歩き続け、12時半過ぎに駐車場にゴール。でもちょっと無理をしたため、足にまめができてしまいました(>_<)。帰ってきてからは脚に筋肉痛も発生し、林道歩きは中々ハードでした。 【注意点や反省点】 中房温泉は一泊二食付きで9,700円、部屋にはコンセントがあり、スマホの充電も可能でした。部屋のテレビは地デジはダメでしたが、BS放送が見られました。珍しくソフトバンクの4Gの電波が拾えました。寝床は毛布が無かったので掛け布団を二枚重ねにしましたが、それでも寒く、夜中にファンヒーターをつけて暖かくなりました。 林道に雪がほとんど無く登山道にもトレースがある今回のような良い条件だと、早朝に宮城ゲートを出発できれば、中房温泉に宿泊しなくとも一気に燕山荘にまで行けそうでした。 燕山荘は一泊二食付きで10,800円でした。宿泊者は少なかったためか、4人のカイコ部屋を2人での宿泊となりました。ここはちゃんと毛布があり、暖かく過ごせました。6:4ぐらいで女性の比率が高く感じ、女性に人気のお山ですね。自由に使える水は無いので、体力のある方は水を担ぎ上げた方が良いかも。水はペットボトルを購入、お湯は500mlが200円でした。 満を持して投入したネットで評判の防寒テムレスと、ウールのグローブの組み合わせは、夕方の気温が−8℃、無風の気候で撮影していると指先が冷たくなり、ちょっと期待外れでした。 荷物になりますが、林道歩き用のシューズが別にあると歩きやすくて良かったと思います。 【Apple Watch等による計測結果】 ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal) 496 606 925 エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分) 9 63 132 スタンド( 1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間) 12 15 12 登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階) 14 251 9 ウォーキングの距離(km) 14.09 13.35 23.08 歩数(1日で歩いた歩数 / 歩) 20,786 19,360 29,798 心拍数 (1日で最低、最高の心拍数) 56〜100 51〜130 51〜130 体重 63.1 -> 63.2 燕山荘の食事が美味しかったので食べ過ぎたのと、2泊3日のゆるゆる登山では体重が増えてしまいました(^_^;)。
活動の装備
- マウンテンハードウェア(Mountain Hardware)ダイアティッシマ35
- サロモン(SALOMON)BRILLIANT PANT UNION BLUE
- バーグハウス(berghaus)チベッタ ジャケット
- モンベル(mont-bell)アルパインクルーザー 3000
- サーモス(THERMOS)山専用ステンレスボトル FFX-500
- モンベル(mont-bell)GORE-TEX アルパインスパッツ
- モンベル(mont-bell)LXF-12アイゼン
- 富士フイルム(FUJIFILM)デジタルカメラXQ1ブラックFFX-XQ1B
- その他(Other)Sport38mmシルバーアルミニウムケースとホワイトスポーツバンド
- エキスパートオブジャパン(EXPERT OF JAPAN)HS スノーシューズ
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