春の嵐!天山タープ泊

2015.03.17(火) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 13
休憩時間
14
距離
7.7 km
のぼり / くだり
1033 / 76 m
2 18
1 37

活動詳細

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そろそろ暖かくなってきた今日この頃。 新調した軽量ザックのテラノバを使いたくて、天山へタープ泊へ行って来た。 装備からテントを外してクッカーも最低限。ただし食材多め。 普段は20kg近くの荷物を担ぐが、今回は12kg。かなりの軽量化! すこしは楽な登山が出来るか。 し か し !  今回選んだルートは岸川ルート。 天山の麓、今出川ふるさと公園から天山山頂まで、標高差1000mを上り詰める。 ただ、地図のルートを歩くだけではつまらない。 いつものように、ほんの少しの冒険も楽しもう。 10:00。気温22度。素晴らしい快晴の青空の下、ふるさと公園をスタート。 天気予報では明日は雨。とりあえず明日のことは考えず今日の天気を楽しもう。 遠くに見える天山。遠いなー! 菜の花が咲き春を感じる道を、はるか彼方の天山を眺めながら歩く。 かの有名な岸川饅頭はスルー。これからの山行を思うと荷物は増やしたくない。 10:40。岸川線分岐。左折して登山道へ。舗装路が続く。 あまり、人も車も通らないのか、荒れた道を沢の流れを聞きながら歩く。 岸川ルートは、地形図を眺めると沢沿いを歩く九州自然歩道が突然、沢から離れエラク遠回りをしたのち また、沢に合流しているポイントがある。 なぜ?どうしてみんなこんな遠回りをするの? 電子国土で計測したところ沢沿いルートの1kmに対して自然歩道は2.3km。 沢ルートは半分以下!行くしかないでしょう。 問題の場所に来て見ると、沢沿いにもちゃんと道がある。 実は、みんなこのルートを通ってるのかなーと思い入り込んだのもつかの間 どんどん道は荒れていく。廃屋、打ち捨てられた車、過去にあったであろう人の気配を 感じつつ、現在は誰も通らなくなったであろう荒れた道を歩く。 しばらく歩くと藪がひどくなり掻き分けながら歩く。 藪漕ぎは嫌いじゃないけど、ここの藪は棘がある!痛い! 棘を丁寧に避けるように歩くので時間がかかる。 ダムが見えたところで、沢を歩くのが困難になり、東に斜面をのぼり通常ルートに戻ることにする。 ここからの藪も棘のヒドイ藪で、そうとう苦労する。首筋に引っかき傷をつくる。 やっと登山道に出て小休憩。涼しげな様子で登山道を歩いてきたお兄さんと挨拶。 一息ついて行動再開。 ここからは、ひたすら整備された登山道を歩く。 自然歩道の分岐点で沢と合流。冷たい水で顔を洗う。気持ちいい。 天山の標識は当てにならない。分岐してしばらくすると「天山まで1.9km」などの標識があるが 信じて進むと痛い目にあう。もうすぐか?と思い歩けど歩けどたどり着かない。 そんな標識を何ヶ所か見かけた。 分岐点から山頂まで、舗装路を2度横切る。 1本目の道路を横切ってからのルートで迷う。降ってくるオジサンとすれ違い、そのまま登っていると いつの間にか藪の中へ。足元フカフカの藪ラッセル状態。 どこで間違ったかなー。 地図で確認すると、とりあえず東へ進むと自動車道へ出るはず、と思い藪を掻き分ける。 笹薮は歩きやすい。ルートより50mほど外れたポイントで道路に飛び出す。 目の前に天山が現れた!あと少し! ここからがキツかった! 山頂直下にあと5分の標識。ここで5分間休んでも当然山頂には着かない。 自分の足で歩くしかない。疲れた身体には無限にも思える5分間。 14:10、山頂到着。やく4時間の山行でした。 さー今夜の寝床を作らねば。 天山の山頂は広い。風向きを考えて設置。昼ごはん。 夕方から合流する相棒が来るまでノンビリ山頂散策。 この最高の青空が、ほんとに明日は雨になるのかな。 合流した相棒のテントも無事設置して夜ごはんも終了。さて天気は・・・ 曇ってきたなー。 時折、星空も見えるがやはり天気は下り坂。明日に備えておやすみなさい。 日が変わって0時。タープをたたく雨音で目が覚める。降ってきた! 風も強い。入り口が開きっぱなしのタープでも思ったより快適に過ごせる。 風向きを間違えて設置したら悲惨なことになるんだろうけど。 朝、目を覚ますと雨はやむ気配はない。 それどころかどんどん風が強くなり暴風雨に。山の天気で確認すると風速20m超え! 壁を背中で、ポールを足で支えながら撤収時期を悩む。 そのとき、物凄い突風が吹き、ついにポールが倒れる、 覚悟を決めて撤収を決意。隣のテントの相棒に声をかける。 二人分のテント、タープをグランドシートでグルグル巻きにして手に持って 相棒が車をデポしている、一番近い天川駐車場まで下山する。 ここまでヒドイ天気の山中泊は僕も初めてで、二人で大笑い。 初めての天山は、快晴と嵐という2回分の登山を楽しめた印象深い登山になった。 しかし、二日目の嵐でメインの岸川ルートの達成感がかすんでしまったな(笑

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