活動データ
タイム
06:58
距離
20.6km
のぼり
1626m
くだり
883m
活動詳細
すべて見る年の瀬も押し迫った29日、南大阪に住むIさんと九度山(くどやま)から高野山までの町石道(ちょういしみち、約20km、世界遺産)を歩いてきました。 Iさんとは、ある案件でこの夏に知りあったばかり。7月に東北の山旅をしていたとき電話がかかってきた。「今いいですか?」「月山から下山してきたところです」「山やられるんですか?」「少しだけ」。山の話をしながら、一度一緒に登りましょうとなり、実現したものです。 千里から難波へ。南海高野線に乗り換え、途中Iさんと合流し、橋本で乗り換えて九度山へ。 ■九度山~矢立 1年半ぶりの九度山駅は、大河ドラマ「真田丸」ブームで化粧直しされたが、レトロで味わい深い。 途中、柿の葉寿司を購入。関西を旅行中というフランス人にも9個入りを推奨。 交差点を旧道に入って進むと、高野山建設の表玄関として弘法大師(空海)が建立した慈尊院。丹生官省府神社へ上る石段の途中に、高野山根本大塔を起点に慈尊院まで1町(109m)ごとに建てられた「町石」の最後(180町石)がある。 すぐに山道に入り、紀ノ川と橋本のまちが見渡せる展望台に着く。やや急な坂を登っていくが、登山歴15年、毎週のように歩いている健脚のIさんに着いていくのが精一杯!だんだん山深くなり、丹生都比売神社のある天野との分岐「六本杉」に到着。その手前に、慈尊院を起点に一里(36町)ごとに建てられた「里石」の一里石が出てくる。六本杉からはやや平坦な道が続く。 空海が建立し、江戸時代に石造へ変えられた「二つ鳥居」からは、天野の田園風景が美しい。 ゴルフ場沿いに進むと神田地蔵堂。ゴルフ場が終わる地点が中間の90町石。 車の音が聞こえ始めると、2/3地点(60町石)の「矢立(やだて)」に到着。柿の葉寿司をいただきながらゆっくり休憩。 ■矢立~高野山 矢立からは、やや急な坂が続く。弘法大師に因む史跡も多くなる。 川が出てくると高野山の入口「大門」は近いが、最後の急なジグザグ道が長く、足に堪える。 大門に到着。そのまま歩き、根本大塔で町石道はおわり。 金剛峯寺を経由し、運良く来た臨時バスで高野山駅へ。ケーブルカーで極楽橋駅へ。電車に乗り換えて河内長野で下車。20kmのロングトレールを無事に歩けたことに感謝して乾杯! 次はもう一つの参詣道「京大阪道(きょうおおさかみち)」を歩きましょうと約束してIさんと別れた。 今年は、日本百名山23座を含む計46の山に登ることができ、感謝です。これまでで一番よく山に登った1年だったでしょう。かなり老いぼれてきましたが、年齢を理由にしないで、これからも近場の山、各地の山へ出かけます。ヤマッパーのみなさん、来年もよろしくお付き合い下さい。 ≪おせっかい情報≫ 京大阪道は、京・大阪から高野山に至る最も便利で安全な道として、平安時代から多くの参詣者でにぎわった道。九度山駅のひとつ手前の学文路(かむろ)駅から極楽橋経由で高野山まで約10km、4時間。
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