櫛形山 白銀の富士と白根、名峰に抱かれ2016年のぼり納め

2016.12.31(土) 日帰り

注意情報

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活動データ

タイム

06:50

距離

13.9km

のぼり

1381m

くだり

1376m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 50
休憩時間
45
距離
13.9 km
のぼり / くだり
1381 / 1376 m
1 19
6
8
22
1 16

活動詳細

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2016年ののぼり納めは地元の里山、これまでアヤメと紅葉の時期に何度か登ったが、冬枯れの季節は初めて。北尾根から中尾根へと周回するコースはおなじみ。登山道は大量の落ち葉でふかふか、勾配が急なところではよく滑る。樹に葉が茂る季節は基本、周囲の展望がほとんどない。しかし、葉がすっかり落ちてみて初めて終始、富士山に見守られていることに気付く。途中で林道を横断するが、そこが見晴台。富士山から八ヶ岳までを見渡すことができる。正面には左から金峰山、国師ヶ岳、黒金山が並ぶ。ここから再び登山道に戻り、尾根の左腹についた道を進み、標高を上げていく。里山とはいえ、スタート地点の伊奈ヶ湖グリーンロッジから1200メートル近く登らなければならない。 急勾配がなだらかになり、辺りが開けるようになると、間もなくアヤメ平に到着する。確かトイレが設置されていたが、なくなっている。ここまで、トレラン一人に会っただけ。こんなに穏やかな絶好の登山日和にもかかわらず、余りにも静か。空気は冷えているが日差しがあるため、寒さは感じない。 少し休憩をとり、雪をいただいた北岳を見ることができるのではないかと期待して、今日は木道のトレッキングコースを歩いてみることにする。数分で木道が終わり、案内のマップがある。ここから終点の池山登山口まで2時間半ほど、そこから奥千重まで1時間半かかる。帰りのことを考え、途中、裸山近くの冬の白根展望台までピストンすることにする。シカよけの柵を越えて池山登山口方面へ進んでいく。予想に反して、ぐんぐん標高を下げていく。こんなに下って大丈夫かしらと少し心配になる。右手には、真っ白な白根三山、鳳凰山、遠く甲斐駒ケ岳まで見ることができる。 裸山の鞍部までくると左方向へ展望台を示す指導標が現れる。それにしたがって急坂を登っていく。道は不明瞭。指導標には展望台まで10分と書かれていたが、歩けど歩けど到着しない。展望台というからには、障害物がなく見晴らしバツグンなのだろうと勝手に考えていたのが間違い。後から考えると、勾配が緩やかになったあたりがそうだったのかもしれない。 とはいえ、展望台を目指してぐんぐん標高が高くなっていく。葉がすっかり落ちて、周囲は明るく見通しも十分。YAMAPで現在地を確認すると、裸山まですぐそこまでのところに来ている。トレッキングコースを戻り、北尾根を下ろうかと思っていたが、このまま裸山まで登っていけば、奥千重への登山道に合流し、中尾根をくだることができる。そう考えて進んでいくと、ほどなく2本のロープで挟まれた登山道に飛び出る。左方向、裸山の山頂へ向かう。 するとどうだろう。裸山の西側、つまり南アルプス側の樹木が刈り払われている。正面に雪をいただいた白銀の白根三山が大迫力で迫ってくる。左右に移動して角度を変えると、右側には鳳凰山とその奥に甲斐駒ヶ岳の尖ったピークがみえる。左側には、荒川岳。そして後ろを振り返ると富士山、日本の標高トップ3に囲まれる。しかも僕ら以外には誰もいない。こんな贅沢はあるだろうか。幸せな気分で、しばしのんびり、まったり寛ぐ。見目麗し秀峰を目に焼き付け、さんざん写真も撮ったのに、それでも後ろ髪を引かれる思いで、山頂を後にする。 ここから奥千重方面へ登山道を進むが、今日は山頂にはいかない。分岐をそのまま通り過ぎ、あとは右手に富士山を見ながら、標高を下げていく。登山道は歩きやすく、あっという間にスタート地点のグリーンロッジに到着する。 今年も基本、週一登山を実践することができた。しかも、締めくくりにこんなにも気持ちのいい山歩きを楽しむ。

櫛形山・裸山・唐松岳 朝8時、伊奈ヶ湖グリーンロッジを出発。僕らのすぐ後にトレランの人がやって来て軽々と走り去ってしまう。北尾根登山口を目指し、しばらく車道を進んでいく。
朝8時、伊奈ヶ湖グリーンロッジを出発。僕らのすぐ後にトレランの人がやって来て軽々と走り去ってしまう。北尾根登山口を目指し、しばらく車道を進んでいく。
櫛形山・裸山・唐松岳 北尾根登山道の登山口へ入っていく。
北尾根登山道の登山口へ入っていく。
櫛形山・裸山・唐松岳 これまで気が付かなかったが、正面に富士山が見える。
これまで気が付かなかったが、正面に富士山が見える。
櫛形山・裸山・唐松岳 途中横切る林道脇の見晴台にはモニュメントがある。
途中横切る林道脇の見晴台にはモニュメントがある。
櫛形山・裸山・唐松岳 八ヶ岳は雪が少ない。
八ヶ岳は雪が少ない。
櫛形山・裸山・唐松岳 正面は国師ヶ岳、左側に金峰山。右側のピラミッドは黒金山。
正面は国師ヶ岳、左側に金峰山。右側のピラミッドは黒金山。
櫛形山・裸山・唐松岳 再び登山道に戻り、日差しがたっぷり降り注ぐ落ち葉の積もる中、標高を上げていく。
再び登山道に戻り、日差しがたっぷり降り注ぐ落ち葉の積もる中、標高を上げていく。
櫛形山・裸山・唐松岳 富士山に笠雲が。しかし、この後すぐに消えてしまう。
富士山に笠雲が。しかし、この後すぐに消えてしまう。
櫛形山・裸山・唐松岳 アヤメ平の手前は開けた広場になる。登山道脇の苔にルビーが実を結んでいる。
アヤメ平の手前は開けた広場になる。登山道脇の苔にルビーが実を結んでいる。
櫛形山・裸山・唐松岳 この突き当りがアヤメ平。
この突き当りがアヤメ平。
櫛形山・裸山・唐松岳 アヤメ平に到着する。右手にトイレがあったが、すっかり取り払われている。
アヤメ平に到着する。右手にトイレがあったが、すっかり取り払われている。
櫛形山・裸山・唐松岳 雪の白根を期待して、トレッキングコースを進む。
雪の白根を期待して、トレッキングコースを進む。
櫛形山・裸山・唐松岳 トレッキングコースを池山登山口方面へ進む。心配になるくらい標高を下げていく。大丈夫かなあと心細くなるころ、ようやく裸山のコルに着く。展望台を目指して、ここを左手へ登っていく。
トレッキングコースを池山登山口方面へ進む。心配になるくらい標高を下げていく。大丈夫かなあと心細くなるころ、ようやく裸山のコルに着く。展望台を目指して、ここを左手へ登っていく。
櫛形山・裸山・唐松岳 いくら行っても展望台らしきところがない。それでも周囲は木々の葉が落ちて明るく開放的で気分がいい。
いくら行っても展望台らしきところがない。それでも周囲は木々の葉が落ちて明るく開放的で気分がいい。
櫛形山・裸山・唐松岳 樹林越しに白根三山が見える。
樹林越しに白根三山が見える。
櫛形山・裸山・唐松岳 裸山直下、振り返ると荒川岳が見える。
裸山直下、振り返ると荒川岳が見える。
櫛形山・裸山・唐松岳 裸山の山頂に到着。西側の樹林がすっかり刈り払われている。正面に雪の白根がドーンと現れ、思わず歓声をあげる。
裸山の山頂に到着。西側の樹林がすっかり刈り払われている。正面に雪の白根がドーンと現れ、思わず歓声をあげる。
櫛形山・裸山・唐松岳 今年もありがとう、来年もヨロシクね!!
今年もありがとう、来年もヨロシクね!!
櫛形山・裸山・唐松岳 農鳥岳
農鳥岳
櫛形山・裸山・唐松岳 標高ナンバー3 間ノ岳
標高ナンバー3 間ノ岳
櫛形山・裸山・唐松岳 ナンバー2の哲人北岳
ナンバー2の哲人北岳
櫛形山・裸山・唐松岳 ふたたび白銀の白根三山
ふたたび白銀の白根三山
櫛形山・裸山・唐松岳 裸山から登山道を中尾根へ向けて進む。ここを左へ曲がり下山する。
裸山から登山道を中尾根へ向けて進む。ここを左へ曲がり下山する。
櫛形山・裸山・唐松岳 途中、枝越しに甲府盆地
途中、枝越しに甲府盆地
櫛形山・裸山・唐松岳 アップで、手前の山の襞がきれい。
アップで、手前の山の襞がきれい。
櫛形山・裸山・唐松岳 静寂な中、落ち葉を踏む音だけが聞こえる。
静寂な中、落ち葉を踏む音だけが聞こえる。
櫛形山・裸山・唐松岳 スタート地点のグリーンロッジに戻ってくる。
スタート地点のグリーンロッジに戻ってくる。

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