挑戦! 燕岳 ~2017初登山(^^)/ その2

2017.01.04(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 18
休憩時間
1 時間 9
距離
4.5 km
のぼり / くだり
1265 / 23 m

活動詳細

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5時過ぎ起床、ストーブを点けてから寒い館内をササっと移動、温泉へ 贅沢やな~(^^ゞ 軽く温まったら上がります 朝は長湯しない派です 疲れちゃうw 6時より朝食 美味しいご飯をおかわりして食べて、出発準備! 今日、明日と使わないだろう道具を纏めて中房温泉さんに預かって頂きます これで多少なりとも軽量化! 玄関で靴を履いて、ゲイター着けて、いざ出立(^^)/ 中房登山口、実は登るのは初めてだったりする(^-^; 今まで2回とも降りてる・・・ しかも冬山! どうなるか!? 燕岳へ向かって登り始めるも、特に急な感じはしない 山岳雑誌見ていると、イキナリの急登!とか書いてあってビビルけど、実際はそうでも無い 普通の山道ですね(*^-^*) しかも登山道には雪が無い! 急ぎ歩いてバテ無いようにノンビリと~ 登山道の景色は見覚えが有って、あー、この先あとどれくらいで〇▽ベンチだなー、と予想出来るから安心です 進んで行くと、徐々に登山道は雪に覆われ始めます 第一ベンチの辺りまで来ると、道はすっかり雪に覆われてしまったけれど、つぼ足で全然無問題 サクサク進みます 九十九折れの登山道を歩いていると、あぁ北アルプスに帰って来たんだなと感慨深い! 空は薄曇りで青空では無いけれど、心は快晴ですっ!!! 楽しいっ(≧▽≦) 第二ベンチまで登ると雪が舞ってきました ジャケットのフードを被ります 徐々に雲は厚みを増し、曇天だけど時折雲間に太陽の輝きを感じます 樹林帯だから風も弱く快適 登山口からここまで、登山道には赤布等の目印は有りません たまに木の幹に<登山道>と書いてある白い看板(?)が有るだけです この辺りの登山道が太くてハッキリしている所だと大丈夫だけど、雪に覆われたら判別が難しい所が出るかもなーっと考えてました 第三ベンチ到着 標識の上には誰が作ったのか可愛い小さな雪だるま ホッコリします(*^-^*) この辺りから木々の間を渡る風も強くなり始め、雪が多くなってきました 所によりフカフカの吹き溜まり そろそろ足元が危うくなるような斜面も出てきたので、ここでアイゼン装着 九十九折れの道も先行の人が居ないのか、それとも雪でトレースが掻き消されたのか、真っ新な道を進む場面も出てきました この辺りから赤布の付けられた棒が所々に設置されていて、見渡せば進むべき方向が分かるという状況に そんな状況に気を抜いてしまったのでしょうか、チョッと足元をみつつ進んでしまったようで、突然ズボリ!と足が雪の中に!!! アレ?、なんかここ柔らかいな?と思いつつ進むとあっという間に膝上ラッセル! うおぉ~ラッセル地獄かよぉぉぉ!?と一人熱くなっていると高さは大した事無い壁に あれ?、ここ違うっ!! やっと状況認識 少し上を見上げるとワンド発見 どうやら九十九折れに進むべき所を短く直登してしまったようです そのまま登って本来の登山道に合流 こりゃ後ろから来る人に悪いコトしちゃったなぁ・・・ 4~5m程のミスコースだったけど、雪山の怖さを垣間見た瞬間でした、、、反省! それでも順調に歩いて木々を抜けると合戦小屋到着 ここで小休止 この先は稜線に出る事になります 行動食を食べていると、あとから登って来た人達で6人程となりました お話しして暫し休憩 見渡すも空は灰色に曇り、強くなった風に雪が吹きすさんでいます 大分視界も悪くなってきたな・・・ 戻るか進むか暫し考えましたが赤布の付けられたワンドが立てられているのはハッキリと見えたので先に進む事に! 気温低下に備えて着替え、バラクラバやサングラスを付け、薄手のグローブから2層のグローブへ交換、ピッケル装備 いざ出立! オイラの少し前に年配のご夫婦が出立していて、見上げると二人が歩いて行く姿が見えます 合戦小屋を過ぎるとすぐに急な尾根を登る事になるのですが、10m程の感覚でワンドが立っています 燕山荘のHPによると、ワンドの右側に硬く締まったトレースが有るとの事だったので、そこを歩く トレース付けしてあるとは言え、その幅は思ったより狭く、柔らかい雪の下のトレースを外すとズボリと足が嵌ります 旗と旗を直線的に進むとトレースを外さずすむようです しかしそれ以上に大変だったのは風の強まりでした もはや強風状態で、シッカリと歩みを進めないと飛ばされそうな勢い!! ギシュッガシュッと歩く度にアイゼンが硬い雪を咬む音が響きます 暫く斜面を登って行くと、先行の御夫婦に追い付きました オイラも休み休み進んでいたので真後ろに付いたワケじゃ無かったんだけど・・・ 先行する御夫人が振り返って何か言ってる!? 聞き返すと 「先に行って引っ張って欲しいんです!」 なにー(^▽^;) オイラここ初めてなんだけどなぁ、、、と思いつつも先行(汗 ココの登り、結構キツイし新雪が降り積もって滑るし手強い! ヒイヒイ言いながら登ります! ピッケル大活躍!w この合戦尾根の登り、写真1枚しか無いです・・・ 兎に角写真撮ってる余裕無かった! 一部狭くて両側切れ落ちた稜線歩きも有って気が抜けませんでした 必死に急登すると、やや傾斜が緩んでホッと一息 んでも見渡せど何にも見えず・・・ ホントは左右に雄大な景色が見えるんだけどなー、、、残念! それでも頑張って登って行く 一体どれだけの時間が過ぎたのか・・・ 突然、前方に壁のような稜線が見え、その上に燕山荘の姿が見えたのだった あー、着いたよ(まだ着いて無いっ!) これで助かったー、これで一安心だーって思いましたね(^^ゞ こんな半端無い風の中、北アルプスを歩くという事がどういう事なのか漸く解りましたね 最後の急こう配を必死に登り、建物の前に立つと左への矢印の看板が! それと同時に襲い掛かる猛烈な風、んもう烈風!!! 真っ直ぐ立っていられない程の強風に身の危険を感じます 看板に従ってグルリと回り込むと、漸く燕山荘正面に出たのでした 着いた とうとう着いたど~~~~~~~~~!!!! いやぁ感動 ホント嬉しいよ これが厳冬期の燕岳登山かぁ!(まだ登ってナイけど) アイゼンを外し、ひとまず小屋に逃げ込みます お疲れ様でした~、と小屋の人が温かいお茶を出してくれる 有り難い!!! お茶で一服してからチェックイン 無事燕山荘到着です(^^♪ 着替えて下に降りると食堂の隣はコタツが用意された談話室になっていました! コタツ~~~(≧▽≦) 今日の宿泊は15~20人くらいかな? 暫し皆さんとお話し コタツでリラックス、同じ山好き、話に花が咲きますね 2時間程ユッタリしていると、徐々に外が明るくなってきました 誰からともなく、行ってみる?、行ってみようか?、等と相談し、燕岳アタックに出る事に! 再び山装備に着替えて玄関集合 コタツで仲良くなった5人で山頂を目指す事に! アイゼンを付けて外に出ると、そこは猛烈な風吹き荒ぶ世界 雪は大した事が無いけれど、この風にはマイッタ! それでも時折切れる雲の隙間から顔を出す青空や一瞬見える槍ヶ岳の姿に癒されつつ進みます 燕岳名物イルカちゃんも真っ白に氷ついてます! 気温はマイナス15℃程 見渡せば白く凍てついた世界が広がります 何て荘厳な世界!!! 不思議な感動に包まれつつ、歩みを進めます 燕山荘から燕岳へはその強風の為か積雪は殆ど無く、表面がガッチリと凍り付いているのでアイゼンが効き結構歩きやすかった 無事燕岳山頂到着 風に煽られながら記念撮影w いやぁ、ここまで来て、いや、来れて良かった! 帰りは写真撮りつつ退散 強風と寒さでジャケットが白く凍り付く程でした 小屋に戻って着替え、再びコタツ天国へwww この後は消灯まで皆さんと楽しく、本当に楽しくお話ししてました ココに来て良かった 山って良いな 北アルプス素晴らしいな

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