活動データ
タイム
09:16
距離
11.1km
のぼり
1448m
くだり
1436m
活動詳細
すべて見るしばらくYAMAPはお休みしていましたが、今日から再開します。本年も宜しくお願い致します<m(__)m> 三重県人として、いつかは行くであろう三重県最高難度の一つと言われる池木屋山。新春初登りにふさわしいだろうと、雪に閉ざされる前にやって来ました。 <アクセス> 蓮ダムを抜けて進み、宮ノ谷渓谷の看板を目印に二度ほど左折すると登山口駐車場に到着です。進入路の林道は舗装はされているものの落石多く整備されていないので注意が必要です。また、この道は鹿の遊び場になっているようで、鹿がウロウロいます。 臆病な鹿は驚いて車の直前を横切る事が多いので、ゆっくり進行した方が良いです。鹿に突き当たると車は速度にもよりますが、大破します。 <ルート> 一般的な宮ノ谷渓谷散策路を抜け高滝を通って池小屋山山頂、霧降山を回る周回コースを行きます。 散策路は平坦で鉄橋等整備されていて歩き易いですが、一部鉄橋破損で通行止め区間があります。自己責任で通れない事もないですが、河床の迂回路を通った方が無難でしょうか。鷲岩も見れますしね。 高滝への分岐となる散策路終点の水越谷出合までは渓流沿いで紅葉シーズンは素晴らしいだろうな、と思える景観が続きます。本日は冬枯れで何となく寂れた雰囲気でちょっと残念です。 高滝の巻道は未整備でしかも急坂、滝壺に向かっての崖のトラバース道が続いて気が抜けません。ロープはありますが古びた虎ロープなので、体重を預けるのは自殺行為、三点支持で慎重に登ります。 しかし、三点支持出来ない個所(掴むものが無い)もあり、仕方なくロープに頼ったり、バランスだけで通り抜けなければならない所もありちょっとドキドキするところです。本日は天気も良く風も無いので危なげなく抜けられました。 美しい猫滝を抜けると歩き易い道になり、しばらく進むと奥の谷出合ですが、手前の道が踏み跡が分かれていて迷い易いです。途中テープを見失っているので、この間の軌跡はルート上では無いかも知れません。こういう所が多々あります(^^;)。 高滝からは踏み跡は薄くまったく消える所も多数ですが、テープは多めにあるので先々のテープを確認しながら進む事をお勧めします。 奥の谷出合から、山頂への急登が延々続きます。三点支持で斜面に取りつかなければ登れない所も多いです。踏み跡ないところの方が多いので、テープを確認しながらルーファイしていかないと途中で行き詰る事も多いです。 そこからテープを探しトラバースで戻るのは危険だし、体力を奪われます。 テープは思いのほか多いので、次のテープを確認してからルートを取った方が楽に登れる秘訣ですね。 山頂到着ですでに午後2時、日没までに下山が難しい時間になってます。12時時点で折り返し下山を考えましたがあのルートを下山することを考えると周回ルートを進む方が安全だと判断しました。 ここの難度は登山道というよりは体力にあるのですね。コースタイムを上回る脚力が無いと私のように日没タイムアウトになってしまいます。 下山を急ぎます。雪にトレースが残っており霧降山まで順調に下ります。でももう足に来ており下りの踏ん張りが効かず足がつる一歩手前、イブネ泊で足がつって以来、常備していたコムレケアを何かの足しになればと思って飲みます。 この薬は即効性があります!、すぐに筋肉のハリが消えてゆき痛みが和らいで楽になったのが実感出来ます。カネボウとかの漢方も即効性あるとか聞いた事あるのですが、この薬はありがたいです! 残念ながらモノレールを越えて最後の鹿よけネットを外すのに手間取っている間に日没。樹林帯に入ったところでヘッデン付けなければ何も見えない状態に。 これはほぼ遭難状態。ヘッデンでの歩きは初めてでしたが、ガスが出てる訳でもないのに、光が水蒸気に乱反射して拡散しているようで、視界は悪いです。拡散のせいでほとんど白黒に見えるしで踏み跡の確認がやっと。何度か立ち往生しましたが、踏み跡がしっかりしていた事と、テープもうまく見つけられ、20分ほどかかって駐車場に着く事が出来ました。 いや~、ヘビーでした。遭難しなかったのは単なる幸運だけ。夜の登山道は途方に暮れます。
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