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タイムスリップ!森林鉄道・浪漫ツアー

しばてんさん YAMAP Meister Master

  • YAMAPマイスター:マスター
  • 自己紹介:尾根フェチ、岩フェチの山愛派。
  • 活動エリア:高知, 愛媛, 徳島
  • 性別:男性
  • 生まれ年:1961
  • 出身地:高知
  • 経験年数:5年未満
  • レベル:初心者
  • その他 その他

いの町

2015/03/30(月) 02:47

 更新

タイムスリップ!森林鉄道・浪漫ツアー

公開

活動情報

活動時期

2015/03/28(土) 08:03

2015/03/28(土) 15:16

アクセス:835人

軌跡・時間・距離

軌跡データをダウンロード
累積標高上り 597m / 累積標高下り 111m
活動時間7:13
活動距離10.29km
高低差491m

写真

動画

道具リスト

文章

「いの町の森林軌道探検ツアー」に参加してきました。

《高知の森林鉄道》
かつての日本が木材景気に湧いていた明治から昭和にかけて、
日本三大美林の一つと呼ばれる高知県・馬路村の魚梁瀬では、
杉を運搬するため蒸気機関車による大掛かりな森林鉄道が敷かれ、
日本全国へと「魚梁瀬杉」が運び出されました。
昭和30年代初頭まで、安芸市の伊尾木など県下各所の杉林からも、
規模的には馬路村には到底及びませんが、
十数キロに渡って、トロッコ列車による森林鉄道が敷設され、
多くの杉が運び出されました。
しかし時代の流れは、マイホームの建設ラッシュとともに、
安い海外産の輸入材に追われ、国内産の杉の需要は衰退の一途を辿ることになり、
昭和30年代中盤には全ての森林鉄道は廃線となり山の中で朽ち果て、埋もれ、
過去の遺物となり、人々の記憶からも消えて行こうしています。
そんな中でも、馬路村では現在もなお、魚梁瀬杉の需要があり、
ゆず製品の産地として全国に名を馳せており、村に活気があります。
また、各所に残っている森林鉄道跡の整備を進めており、
歴史遺産の保存活動にも積極的な活動を行っています。

今回参加した「いの町の森林軌道探検ツアー」は、
昭和の初頭から30年代まで活躍したトロッコ列車軌道の遺構を辿るツアー。
レールも枕木も全てと言っていいほど消え失せてもなお、
深い山の中に埋もれつつありながらも、
延々と続く敷設道を辿り歩くツアーです。
開催されているのは「いの町内の森林軌道探検隊」の方々。
資料からそのままご紹介させていただくと、
『いの町にひっそり眠る森林軌道を歩いて愛着を深め、
 ハイキングコースの開拓を目指しているグループです。
 いの町在住者を中心に、
 30代から60代のメンバーで構成されています。』
との事。
地元の協力を仰ぎながら、散策道の整備管理を自主的に行い、
うずもれゆく歴史文化の保存に努められています。

《いの町と土佐和紙》
いの町は、清流「仁淀川」の流れる素晴らしい自然の残る環境で、
私が生まれ育った実家も仁淀川の側で、両親も健在です。
いの町は、そんな仁淀川の恵みを受け「土佐和紙」を生産しています。
手漉き和紙の産地としても有名で、
透けて見えるほど薄い『典具帖紙』は紙としては世界最薄で、
今は亡き、人間国宝にも認定された濵田幸雄氏が唯一手漉きで漉くことができました。
現在はお孫さんが引き継ぎ、いの町の工房で作業されています。
土佐和紙を世界にアピールすることを目的として、
日本でも唯一の「国際版画トリエンナーレ」が3年に一度開催され、
世界中から有名作家の作品が集まり、注目を集めています。

《いざ、ツアー体験へ》
以前からそのツアーの存在は気になっていましたが、
今回初めて、ソーヤ氏を誘っての参加にこぎつけることができました。
個人的には、地元愛。
地元の歴史を知らずして、高知の山々を語るべからずの想いで参加しました。
ガイド付き、お弁当付き、保険付き、ティータイム付き、
そして何より地元の「むささび温泉」入浴付きの至れり尽くせりで、
モニターツアーということもありでの参加料4000円はありがたいことです。

集合・スタートは「むささび温泉」近くの屋内運動場「すぱーく吾北」内駐車場。
ガイドされるのは、優しい笑顔で熱心に説明下さる三浦さん他スタッフ2名。
参加者は我々二人を含む10名。
ツアーの概要と注意事項のレクチャを受け、8時過ぎに出発。
最終的に約12km、8時間弱の山行ツアーとなりました。

地図の下の高低グラフをご覧いただくと分かると思いますが、
一定の上昇率で、ほとんどブレが無いと思います。
何箇所かのブレは、橋が崩落してなくなり、
我々が谷を渡渉しながらアップダウンした箇所です。
計算してみると何と、1km当たり40mの一定上昇!凄い!
険しい山の奥の曲がりくねる行程を、
場合によって各所に土台道補強のために多くの緻密な高い石垣(野面積み)を築きながら、
正確な測量に基づいての上昇率を保ちながらの作業の跡が、
このグラフから読み取れます。
記録保存した後、このグラフを見てびっくりしました。感動でした。
YAMAP GPSよ、ありがとう!

帰りは、ゴール地点から1kmほどピストンした地点に待機してあった
マイクロバスにてスタート地点まで迂回道路経由で戻ってきました。

行程の様子は活動記録のアルバムをご覧ください。

巨大岩を掘り抜いたトンネルは今回必見です。
でも、ほとんどの行程は、レールも枕木も失われた山道を
ひたすら歩きながら辿るツアーなので、
写真は、淡々と山を巡り歩いているだけのように映りますが、
当時に想いを馳せながら、頭の中では当時の風景が鮮やかに蘇っています。
それもこれも、ガイドの三浦さんの膨大な調査を基にした、
細やかな解説があったからに他なりません。
知識ゼロの私たちは、その解説を聞きながら、
深い杉の森に包まれながらの楽しい山旅なのでした。

ソーヤ氏はと言うと、ツアーの本命もさることながら、
これ幸いに、相変わらずのマイ苔ツアーは外さない。
いつもより遥かに多いシャッター数を記録更新した模様。
ぜひそちらのレポートも併せてどうぞ。

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