激ラッセルで敗退の医王山(南砺市)

2017.01.21(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 54
休憩時間
1 時間 19
距離
2.3 km
のぼり / くだり
176 / 162 m
1 10
37
34

活動詳細

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【アクセス】  富山県側からは、南砺市のイオックスアローザスキー場からゴンドラに乗ると、ゲレンデトップからスタートできます。ゴンドラは920円、帰りも利用できます。始発は8時、最終便は16時半です。 【天気】  雪〜ガス 【コース状況】  特に危険なところは無いと思います。 【感想/記録】  週末ごとに寒波が来ますね。先週はその寒波で登山には出かけることができず、今週も行けないと体がなまりそう。週末は土曜日の午後はお天気が回復しそうなので、スキー場のゴンドラに乗ってサクッと行ける県内のお山に行こうと思いました。県東部は強風の予報がでており、立山山麓のゴンドラは強風のため動いていませんでした。そこで、県西部のイオックスアローザスキー場から、サクッと行けると思っていた医王山へ。これが間違っていたのですが。  スキー場に到着したのは11時過ぎ、車内で昼食を食べて、ゴンドラのチケットを買って、登山届けを出して、ゴンドラに乗ってゲレンデトップにまでワープ。到着時にちらついていた雪は、止まないどころかさらに強まる傾向です。結局出発したのはもうお昼の12時を回っていました。スノーシューを履いてゲレンデから降りて林道にでると、トレースはありませんでした(´Д`)。積雪はゲレンデトップで150cm程なので、これは激ラッセルを強いられる覚悟と共に「敗退」の2文字が。  スノーシューを履いてもガッツリと脚が雪面から沈み、一歩進むごとに雪に足を取られます。最初は車道を進み途中からショートカットの急斜面を登ろうにも、トレースが無いためどこから取り付いたら良いのか分かりません。仕方なくこのまま車道を進みましたが、途中で雪崩れた急斜面をトラバースする場所に出くわしました。積もったばかりの柔らかい新雪は、トラバース中に崩れて崖から滑落するとシャレにならないので、仕方なく引き返し適当なところから急斜面に取り付きました。まだ雪が少ないためか、斜面からは結構藪が出ており、柔らかい雪は登っている途中から崩れて、なかなか標高を上げられません。  しかも運の悪いことに、一本のストックからスノーバスケットが外れて行方不明に。こんな時こそ欲しいストックの一本が使用不能になり、片肺飛行(登山)を強いられ、さらに標高を上げるのが困難に。藪をかき分けたり、掴まったりしてなんとか急斜面を登って、林道まで登った時には汗だくに。ここから夕霧峠まではほぼ水平な林道を進みますが、深い雪に足を取られペースが上がりません。  ようやく夕霧峠に到着し、今度は奥医王山を目指して尾根を登ります。最初は比較的斜度が緩やかでなんとか登れた尾根も、徐々に急斜面になってくると、膝上ラッセルを強いられるようになり、藪を掴んでなんとか登るも、足元の雪が崩れて標高を上げるのが困難となりもはやこれまで。2時過ぎには下山を決意し、下るときにはあれだけ苦労して登ったのに、あっという間に夕霧峠に到着。  展望台でコーヒーを飲んで休憩。お昼から登り始めたのにお天気が悪いせいか、石川県側からも誰も来ないので独り占めでした。ガスってきて辺りの視界が悪くなってきたので、2時半には展望台からゲレンデへ戻り始めました。苦労した急斜面も下りはあっという間に標高を下げられ、幸い途中で無くしたスノーバスケットを回収でき,3時過ぎにはゲレンデまで戻ってこられました。こんなに早く下山できるのなら、もうちょっとラッセルを頑張っても良かったですね。ゲレンデでストックやスノーシューを仕舞っていると、青空もちょっと覗くくらいにお天気は回復。下山するとお天気が回する法則が発動しました。今回はピークは踏めず眺望もありませんでしたが、良いトレーニングにはなりました(笑)。 【注意点や反省点】  モンベルのストック、コンパクトフォールディングポール(旧製品)はスノーバスケットが固定できず、外れてしまう欠陥品レベルの欠点があります。  北陸の低山は積雪後だとやっぱりラッセルが大変でした。後でGPSを確認すると標高881mまで登っており、標高的には奥医王山の頂上、標高 939mまでもうちょっとでした。しかし、頂上まで距離はまだありましたので、やはり一人でのラッセルは大変です。  激ラッセルを強いられ帰りのゴンドラまでの時間が限られていたので、無理せず白兀山 (しらはげやま)へ向かっていれば良かったかも。 【Apple Watch等による計測結果】 ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal)   543 エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分)  84 スタンド( 1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間)   9 登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階)   5 ウォーキングの距離(km)  10.5 歩数(1日で歩いた歩数 / 歩)  13,515 心拍数 (1日で最低、最高の心拍数)  59〜113 体重  63.4 -> 62.9

医王山・白兀山・箱屋谷山 ゲレンデから林道を進みますが、トレースは無し。
ゲレンデから林道を進みますが、トレースは無し。
医王山・白兀山・箱屋谷山 右側はゲレンデ方面。
右側はゲレンデ方面。
医王山・白兀山・箱屋谷山 スノーシューを履いていても新雪のため、ガッツリと沈み込みます。
スノーシューを履いていても新雪のため、ガッツリと沈み込みます。
医王山・白兀山・箱屋谷山 中央に見える線はこれから進む林道。いったん左へ向かいヘアピンカーブの後は右へ向かいます。
中央に見える線はこれから進む林道。いったん左へ向かいヘアピンカーブの後は右へ向かいます。
医王山・白兀山・箱屋谷山 林道は途中で雪崩れていたので、戻って藪に覆われた急斜面を登ります。
林道は途中で雪崩れていたので、戻って藪に覆われた急斜面を登ります。
医王山・白兀山・箱屋谷山 途中は撮影しませんでしたが、ようやく林道に出て登ってきた斜面を振り返りました。
途中は撮影しませんでしたが、ようやく林道に出て登ってきた斜面を振り返りました。
医王山・白兀山・箱屋谷山 林道を夕霧峠に向かって進みます。
林道を夕霧峠に向かって進みます。
医王山・白兀山・箱屋谷山 どこも真っ白です。
どこも真っ白です。
医王山・白兀山・箱屋谷山 眼下のスキー場方面。
眼下のスキー場方面。
医王山・白兀山・箱屋谷山 夕霧峠に到着すると展望台が見えます。
夕霧峠に到着すると展望台が見えます。
医王山・白兀山・箱屋谷山 逆方向に向かい、奥医王山方向の尾根に取り付きました。
逆方向に向かい、奥医王山方向の尾根に取り付きました。
医王山・白兀山・箱屋谷山 ここも藪が行く手を阻み、急斜面に積もった柔らかい雪のため、膝上ラッセルとなりました。
ここも藪が行く手を阻み、急斜面に積もった柔らかい雪のため、膝上ラッセルとなりました。
医王山・白兀山・箱屋谷山 2時を過ぎてもラッセル地獄のため、標高は900m弱にまで迫っていましたが、時間切れとなりそうなので下山を決意。
2時を過ぎてもラッセル地獄のため、標高は900m弱にまで迫っていましたが、時間切れとなりそうなので下山を決意。
医王山・白兀山・箱屋谷山 今日の最高点から夕霧峠を見下ろします。
今日の最高点から夕霧峠を見下ろします。
医王山・白兀山・箱屋谷山 エピの尻尾的なやつ。
エピの尻尾的なやつ。
医王山・白兀山・箱屋谷山 尾根では風速1m前後、気温は−1℃程度で穏やかでした。
尾根では風速1m前後、気温は−1℃程度で穏やかでした。
医王山・白兀山・箱屋谷山 白い石川県方面。
白い石川県方面。
医王山・白兀山・箱屋谷山 下山してきた奥医王山に向かう尾根。白くなりました。
下山してきた奥医王山に向かう尾根。白くなりました。
医王山・白兀山・箱屋谷山 展望台でコーヒータイム。
展望台でコーヒータイム。
医王山・白兀山・箱屋谷山 白兀山方面も真っ白で見えなくなりました。
白兀山方面も真っ白で見えなくなりました。
医王山・白兀山・箱屋谷山 視界が不良なので下山します。
視界が不良なので下山します。
医王山・白兀山・箱屋谷山 視界が悪いですが幸いトレースは明瞭です。
視界が悪いですが幸いトレースは明瞭です。
医王山・白兀山・箱屋谷山 また藪の中の急斜面を降りていきます。
また藪の中の急斜面を降りていきます。
医王山・白兀山・箱屋谷山 急斜面を降りてもガスが取れません。
急斜面を降りてもガスが取れません。
医王山・白兀山・箱屋谷山 と思っていたら、ガスが晴れてゲレンデ方面が見えました。
と思っていたら、ガスが晴れてゲレンデ方面が見えました。
医王山・白兀山・箱屋谷山 空も少し明るくなってきたような。
空も少し明るくなってきたような。
医王山・白兀山・箱屋谷山 林道のカーブミラーもかなり雪に埋もれています。
林道のカーブミラーもかなり雪に埋もれています。
医王山・白兀山・箱屋谷山 ゴンドラ駅にまで戻ってきました。
ゴンドラ駅にまで戻ってきました。
医王山・白兀山・箱屋谷山 またちょっとガスがやってきたり。
またちょっとガスがやってきたり。
医王山・白兀山・箱屋谷山 下山すると少し青空が広がって、さっきまでいた夕霧峠の展望台が見えます。
下山すると少し青空が広がって、さっきまでいた夕霧峠の展望台が見えます。
医王山・白兀山・箱屋谷山 ゴンドラを降りたゲレンデも賑わっていました。お疲れ様でした。
ゴンドラを降りたゲレンデも賑わっていました。お疲れ様でした。

活動の装備

  • バーグハウス(berghaus)
    ジョラスソフトシェルジャケット
  • その他(Other)
    Sport38mmシルバーアルミニウムケースとホワイトスポーツバンド
  • その他(Other)
    ATLAS(アトラス)アスペクト241831873ブルーフリー
  • キーン(KEEN)
    メンズ WINTER PORT 2
  • オリンパス(OLYMPUS)
    OLYMPUS標準ズームレンズED12-40mmF2.8防塵防滴マイクロフォーサーズ用M.ZUIKOED12-40mmF2.8PRO
  • その他(Other)
    モンベル(mont-bell)ジェットボイルZIP1824325ブラック
  • マウンテンハードウェア(Mountain Hardware)
    ダイアティッシマ35
  • サロモン(SALOMON)
    BRILLIANT PANT UNION BLUE

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