トンガリ岩と女岩を巡る加西アルプス8の字周回

山陽道以南の雪の無い山へと山友さんのリクエストで、加西の古法華山塊へ出掛けました。 善防山第2頂上の北尾根の途中に在るトンガリ岩へ善防公民館に車を停めて、県道を東に行った工場脇の溝に沿った笹の道を辿る。 少し気になった事に、以前( https://yamap.co.jp/activity/240684 )に同じルートを降った時には無かった黄色のテープが公民館の少し東の道路を隔てた反対側の笹薮を刈払い、此処が入口ですよとばかりに二本の木に太い黄色のテープが巻いてあった。後で判った事ですが、昨年から地元故郷の活性化の一環として、地域のシンボルである善防山の登山道整備をされている下里校区ふるさと創生会議の方達がこのルートを整備開始された様です。 工場脇から笹薮を分けて暫く進むと右手(西)に黄色のテープが巻いてあり、笹も刈り込み歩き易くなってきた。林道の奥に進むと左手上部にトンガリ岩基部が望める様になると、尾根への取付き点にも黄色のテープが巻いてあり、これを辿ると藪漕ぎ無しで尾根に上がれる。岩場にも、白のペンキで矢印が描かれて難無く岩の基部に到達します。以前は、岩場が終わると藪漕ぎして林道へ降りたが、その労力が不要になってしまった。 とは言え未だ整備中のようで、トンガリ岩から善防山第2頂上への尾根道は、所々枝打ちと黄色のテープも巻かれ以前よりは良くなっていましたが、第2頂上側からの下山ルート入口には、整備中ですとの案内板と白テープで止めてありました。 トンガリ岩からの眺望も素晴らしく、白く雪を被った笠形山や千ヶ峰、播州の山々が良く見えました。 又々驚いた事に、善防山第1山頂に登ると、山頂の薮や小さな木々が伐採されて、此処が昔は城であった事が判る台状の山頂で、360度の眺望が得られる所に変わっていた。ベストショットの写真は、其処から西半分のパノラマ写真です。 この山域は、平日でも多くの方々が訪れている山ですが、益々訪れる方が増える事でしょう。 古法華公園まで降り、陽溜まりで温かい山飯を食べて、次の目的地「女岩」に向かう。大柳ダム湖の堰堤を渡り岩への取付きは、少し薮っぽい杣道を登る。基部にザックを置いて、トラロープ添いをひと登りで岩の頭に出ると、先程まで居た善防山や笠松山も見えました。 このトラロープは、中程で細い芯が剥き出しになっているので、くれぐれも頼らない様に。 ダム湖へ戻り、車に帰るルートとして今日既に通った道を通らずに帰るにはと考えて、山友さんが未だ通った事の無いルートとして、馬ノ背コースの更に南の尾根を登って、吊り橋と善防山の中程から北へ尾根を降って善防中学校へ降りれば、八の字のルートになるはずですね。 帰りには、讃岐うどんを食べる為に「がいな製麺所」に寄り道して、美味しいかけうどんでお腹を暖めて戻って来ました。 所が、戻る途中に寄った「あびき湿原」、兵庫県内でも有数の広さを誇るそうで、目下整備中ですが、春になれば珍しい植物が観られるようですよ。