柏原の真空地帯を歩く!横尾ノ森~平尾山古墳群

2017.01.28(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 44
休憩時間
2 時間 46
距離
11.2 km
のぼり / くだり
623 / 617 m
59
3 46
1 59

活動詳細

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「横尾ノ森」は生駒山系屈指の自然林が残る場所でした。不思議とナラ枯れによる倒木が少なかったように思います。ヒトが生息しないため、ナラ枯れの原因となるカビ(菌)が蔓延していないのでしょうか(?) 柏原市東部の東山は旧堅上村雁多尾畑(かりんどおばた)を中心にして、2000基を越えるという古墳時代後期のお墓が群集し、さまざまな遺物が出土すると云います。今回訪問した「横尾ノ森」は、地形図に破線道すら描かれていない地帯で、棚田はほとんどが放棄されて人影がなく、まさに「真空地帯」と言える場所。自然が手つかずのまま残されています。 この一帯でのハイライトは、さまざまに残された古墳以外に、生津谷の渓谷美にあります。今回は尾根からの降下ポイントを発見できなかったので、谷底に近づけませんでした。かなり深い谷で勾配もキツクなっていますので、より安全なルートを確保できるまでは、辛抱強く探索いたします。いずれは、YAMAPで生津谷の渓谷美を紹介できればと願っています。 ◎奇特なチャレンジャーの皆さんへ 尾根上は広々としていて不快なヤブ漕ぎはありません。森と言っても鬱蒼とした感じはなく、木漏れ日が気持ちよく散策できるでしょう。しかし、方位を見失うと彷徨う結果となりキケンなので、位置情報はしっかり確認する必要があります。 柏原水仙郷 今年は強風やイノシシの被害は少なく、シャキッと直立したスイセンが満開を迎えました。しばらくは楽しめますので、是非お立ち寄りください。

生駒山・神津嶽・大原山 平野供養之碑、昭和10年に谷山渓の上流で池の決壊があり、鉄砲水で9名の方が亡くなったそうです。
平野供養之碑、昭和10年に谷山渓の上流で池の決壊があり、鉄砲水で9名の方が亡くなったそうです。
生駒山・神津嶽・大原山 キター!!「もんじょの滝」
キター!!「もんじょの滝」
生駒山・神津嶽・大原山 今日は素直に「ヒノキの道」で登ろうと思ったのですが。。。
今日は素直に「ヒノキの道」で登ろうと思ったのですが。。。
生駒山・神津嶽・大原山 ええ道やん。この時点で、「トコトン行ってやろう」というスケベ心が。。。
ええ道やん。この時点で、「トコトン行ってやろう」というスケベ心が。。。
生駒山・神津嶽・大原山 分岐です。うーん。左の方が見通しが良いけど。右が本道ポイです。
分岐です。うーん。左の方が見通しが良いけど。右が本道ポイです。
生駒山・神津嶽・大原山 ちょっと突っ込むと、マーキングがありました。本道で間違いないけど、ハンパなく荒れています。
ちょっと突っ込むと、マーキングがありました。本道で間違いないけど、ハンパなく荒れています。
生駒山・神津嶽・大原山 このコン柱は、ハイキング道の名残と思われます。
このコン柱は、ハイキング道の名残と思われます。
生駒山・神津嶽・大原山 やっぱ無理です。笹原をかき分けながらトラバースして、左手の見通しの良かった方へ逃げました。
やっぱ無理です。笹原をかき分けながらトラバースして、左手の見通しの良かった方へ逃げました。
生駒山・神津嶽・大原山 強引によじ登って、結局「ヒノキの道」へ出ました。
強引によじ登って、結局「ヒノキの道」へ出ました。
生駒山・神津嶽・大原山 チューチュー、タコかいな~。
チューチュー、タコかいな~。
生駒山・神津嶽・大原山 柏原水仙郷に到着しました。
柏原水仙郷に到着しました。
生駒山・神津嶽・大原山 今年はすっくと立っています。(昨年は、強風に押されてお辞儀してました)
今年はすっくと立っています。(昨年は、強風に押されてお辞儀してました)
生駒山・神津嶽・大原山 チューチュー、やかましいわ!(いや、見ごろですよ)
チューチュー、やかましいわ!(いや、見ごろですよ)
生駒山・神津嶽・大原山 三等三角点(点名:高神、標高:277.57m)にタッチ。風化が激しいです。三角点は大切にしましょう。
三等三角点(点名:高神、標高:277.57m)にタッチ。風化が激しいです。三角点は大切にしましょう。
生駒山・神津嶽・大原山 山頂部が磐座になっています。晴れていて気持ちがヨカッタ。
山頂部が磐座になっています。晴れていて気持ちがヨカッタ。
生駒山・神津嶽・大原山 さて、信貴変電所の南から柏原市の「真空地帯」へ突入します。
さて、信貴変電所の南から柏原市の「真空地帯」へ突入します。
生駒山・神津嶽・大原山 山伏池に着地しました。真空と言っても、自然は豊富、ヒトがいないだけです。(かつては人気のハイキングコースだったとか)
山伏池に着地しました。真空と言っても、自然は豊富、ヒトがいないだけです。(かつては人気のハイキングコースだったとか)
生駒山・神津嶽・大原山 目指すは地点「37」、消防組合の案内板がとても助かります。
目指すは地点「37」、消防組合の案内板がとても助かります。
生駒山・神津嶽・大原山 普段は絶対使わないモノを用意しました。呼子笛です、
普段は絶対使わないモノを用意しました。呼子笛です、
生駒山・神津嶽・大原山 山伏池の北辺から奥へ進む。
山伏池の北辺から奥へ進む。
生駒山・神津嶽・大原山 変電所を過ぎると自然が深く濃くなっていきます。
変電所を過ぎると自然が深く濃くなっていきます。
生駒山・神津嶽・大原山 このルートは、鉄塔巡視路として活用されています。
このルートは、鉄塔巡視路として活用されています。
生駒山・神津嶽・大原山 ここが最大の難所。板切れや丸太の上を踏みながら渡ります。深いところは、くるぶしよりも上です。
ここが最大の難所。板切れや丸太の上を踏みながら渡ります。深いところは、くるぶしよりも上です。
生駒山・神津嶽・大原山 地点「37」に到着。x印の方向から歩いてきました。地点「38」を目指します。
地点「37」に到着。x印の方向から歩いてきました。地点「38」を目指します。
生駒山・神津嶽・大原山 ここが地点「38」です。次の「42」は急斜面の上にあります。
ここが地点「38」です。次の「42」は急斜面の上にあります。
生駒山・神津嶽・大原山 ここでは、x印の方が明瞭。しかし、先で道は消失します。
ここでは、x印の方が明瞭。しかし、先で道は消失します。
生駒山・神津嶽・大原山 いよいよ「横尾ノ森」へ向かいます。しかし、分岐が分からず迷走。この木が目印だったようです。
いよいよ「横尾ノ森」へ向かいます。しかし、分岐が分からず迷走。この木が目印だったようです。
生駒山・神津嶽・大原山 先の分岐から南西へ延びる尾根に乗りました。とても広々としています。
先の分岐から南西へ延びる尾根に乗りました。とても広々としています。
生駒山・神津嶽・大原山 古墳なのか? いつの間にか進む方位を間違えています。引き返します。(南東方向へ歩いていた!)
古墳なのか? いつの間にか進む方位を間違えています。引き返します。(南東方向へ歩いていた!)
生駒山・神津嶽・大原山 昭和レトロなガラスビンを発見。インテリアとして、マニアの間で人気だとか。(もって帰ればよかった。。。)
昭和レトロなガラスビンを発見。インテリアとして、マニアの間で人気だとか。(もって帰ればよかった。。。)
生駒山・神津嶽・大原山 西へ延びる尾根との分岐を南から見ています。とても広い尾根筋です。
西へ延びる尾根との分岐を南から見ています。とても広い尾根筋です。
生駒山・神津嶽・大原山 「横尾ノ森」へようこそ。ここが「真空地帯」の中心部です。
「横尾ノ森」へようこそ。ここが「真空地帯」の中心部です。
生駒山・神津嶽・大原山 眼下に大池が見えてきました。水面が光り輝いて美しい。しかし、フチまでは近づけませんでした。
眼下に大池が見えてきました。水面が光り輝いて美しい。しかし、フチまでは近づけませんでした。
生駒山・神津嶽・大原山 マーキング発見! ここから90秒で、生津谷までの降下点が見つかるということでした。
マーキング発見! ここから90秒で、生津谷までの降下点が見つかるということでした。
生駒山・神津嶽・大原山 南西に向きを変えて尾根を歩いて行きます。
南西に向きを変えて尾根を歩いて行きます。
生駒山・神津嶽・大原山 見たこともないような自然の造形美を見ることができました。ここは大阪府なのか?いや、生駒山系なのでしょうか。
見たこともないような自然の造形美を見ることができました。ここは大阪府なのか?いや、生駒山系なのでしょうか。
生駒山・神津嶽・大原山 鞍部に着きました。尾根上には土塁か、塚のような盛土が直線的に点在しています。古墳かもしれません。
鞍部に着きました。尾根上には土塁か、塚のような盛土が直線的に点在しています。古墳かもしれません。
生駒山・神津嶽・大原山 ピークに到着。とても広々としています。1950年代の地図に記載されている標点251.5m付近です。
ピークに到着。とても広々としています。1950年代の地図に記載されている標点251.5m付近です。
生駒山・神津嶽・大原山 P251.5の標点と思われる場所に、プラスチックの境界杭がありました。
P251.5の標点と思われる場所に、プラスチックの境界杭がありました。
生駒山・神津嶽・大原山 尾根の先端部まで探索しました。このまま下山できるかは不明です。
尾根の先端部まで探索しました。このまま下山できるかは不明です。
生駒山・神津嶽・大原山 ピーク付近でランチタイムにしました。木漏れ日が気持ちよくて、本日は微風で穏やかです。
ピーク付近でランチタイムにしました。木漏れ日が気持ちよくて、本日は微風で穏やかです。
生駒山・神津嶽・大原山 久々の山ラーメン! こってりしていて、とてもおいしゅうございました。
久々の山ラーメン! こってりしていて、とてもおいしゅうございました。
生駒山・神津嶽・大原山 「幻ノ滝」を求めて、生津谷への降下を試みます。しかし、マーキングが見当たりません。
「幻ノ滝」を求めて、生津谷への降下を試みます。しかし、マーキングが見当たりません。
生駒山・神津嶽・大原山 「ゴォー」という滝音らしいモノは聞こえています。先の方で、チラッと水流も見えましたが、ここで撤退を決意。
「ゴォー」という滝音らしいモノは聞こえています。先の方で、チラッと水流も見えましたが、ここで撤退を決意。
生駒山・神津嶽・大原山 往路で間違えた尾根分岐を逆方向から。左手前方に目印となる白い岩がありました。
往路で間違えた尾根分岐を逆方向から。左手前方に目印となる白い岩がありました。
生駒山・神津嶽・大原山 歩きなれた鉄塔巡視路で「どんどう不動」を目指します。
歩きなれた鉄塔巡視路で「どんどう不動」を目指します。
生駒山・神津嶽・大原山 このテープを見落とすと竹林から抜け出せませんよ。
このテープを見落とすと竹林から抜け出せませんよ。
生駒山・神津嶽・大原山 笑っちゃうけど、これハシゴです。ここから降りる。
笑っちゃうけど、これハシゴです。ここから降りる。
生駒山・神津嶽・大原山 右手に壊れたビニールハウスがあり、ようやく竹林から脱出できると思った矢先。
右手に壊れたビニールハウスがあり、ようやく竹林から脱出できると思った矢先。
生駒山・神津嶽・大原山 ホントに笑うしかない「鉄のハシゴ」で小川を渡河します。
ホントに笑うしかない「鉄のハシゴ」で小川を渡河します。
生駒山・神津嶽・大原山 どんどう不動さんにご挨拶。よーく見ていると、有難いお不動さんが、そのお姿を現されます。見えない方は信心が足りませぬ。
どんどう不動さんにご挨拶。よーく見ていると、有難いお不動さんが、そのお姿を現されます。見えない方は信心が足りませぬ。
生駒山・神津嶽・大原山 横尾から「二上山・葛城山」方向を眺めました。眼下の上徳谷は龍田古道と推測されています。
横尾から「二上山・葛城山」方向を眺めました。眼下の上徳谷は龍田古道と推測されています。
生駒山・神津嶽・大原山 「勅願所松谷御堂」の道標、松谷御堂とは雁多尾畑の光徳寺のことを指しています。
「勅願所松谷御堂」の道標、松谷御堂とは雁多尾畑の光徳寺のことを指しています。
生駒山・神津嶽・大原山 地点「59」から「58」を経て高井田横穴古墳を目指します。
地点「59」から「58」を経て高井田横穴古墳を目指します。
生駒山・神津嶽・大原山 見通しの良いルートなんですが、最近は使われていないようですね。背よりも高い笹が行く手を阻みます。
見通しの良いルートなんですが、最近は使われていないようですね。背よりも高い笹が行く手を阻みます。
生駒山・神津嶽・大原山 柏原市東部(東山)を平尾山古墳群と称し、いくつかの支群に分かれています。ここは平尾山支群の西峰で、ぶどう畑に古墳がありました。
柏原市東部(東山)を平尾山古墳群と称し、いくつかの支群に分かれています。ここは平尾山支群の西峰で、ぶどう畑に古墳がありました。
生駒山・神津嶽・大原山 地点「59」から「58」はおススメできませんね。横尾から迂回しましょう。「62」へ向かいます。
地点「59」から「58」はおススメできませんね。横尾から迂回しましょう。「62」へ向かいます。
生駒山・神津嶽・大原山 夕陽の丘観光農場を通過。オフシーズンのためかひっそりしていました。
夕陽の丘観光農場を通過。オフシーズンのためかひっそりしていました。
生駒山・神津嶽・大原山 地点「62」は分岐ですが、片方は行き止まり。「63」方向へ歩きます。ここからはハイキング道でした。
地点「62」は分岐ですが、片方は行き止まり。「63」方向へ歩きます。ここからはハイキング道でした。
生駒山・神津嶽・大原山 入口は一瞬だけ「ぐへ」という感じでしたが、すぐに歩きやすくなります。
入口は一瞬だけ「ぐへ」という感じでしたが、すぐに歩きやすくなります。
生駒山・神津嶽・大原山 片袖式横穴古墳です。規模は小さいですが、保存状態が良いですね。
片袖式横穴古墳です。規模は小さいですが、保存状態が良いですね。
生駒山・神津嶽・大原山 眼下に巨石が見えてきた。平尾山支群の南峰に着いたようです。
眼下に巨石が見えてきた。平尾山支群の南峰に着いたようです。
生駒山・神津嶽・大原山 平尾山第67支群2号墳、横口式石槨は一人を埋葬するために造られたと云います。羨道部と玄室からなり、玄室の長さは190cm、幅73cm、高さ80cmとのこと。
平尾山第67支群2号墳、横口式石槨は一人を埋葬するために造られたと云います。羨道部と玄室からなり、玄室の長さは190cm、幅73cm、高さ80cmとのこと。
生駒山・神津嶽・大原山 巨大な花崗岩を使用した天井石、落ちてきたら確実に死にますので、お近づきにならないようにしてください。
巨大な花崗岩を使用した天井石、落ちてきたら確実に死にますので、お近づきにならないようにしてください。
生駒山・神津嶽・大原山 ヤブ漕ぎはなく歩きやすい山道でした。高井田駅を起点に生駒山まで縦走するなら、このルートがおススメですね。
ヤブ漕ぎはなく歩きやすい山道でした。高井田駅を起点に生駒山まで縦走するなら、このルートがおススメですね。
生駒山・神津嶽・大原山 地点「64」がハイキング道の入口でした。
地点「64」がハイキング道の入口でした。
生駒山・神津嶽・大原山 高井田横穴古墳を少し見学しました。とても広くてたくさんの古墳を保存・整備されています。
高井田横穴古墳を少し見学しました。とても広くてたくさんの古墳を保存・整備されています。
生駒山・神津嶽・大原山 一帯は市民憩いの公園にもなっています。
一帯は市民憩いの公園にもなっています。
生駒山・神津嶽・大原山 JR高井田駅の踏切を横断
JR高井田駅の踏切を横断
生駒山・神津嶽・大原山 国豊橋からシータで撮影
国豊橋からシータで撮影
生駒山・神津嶽・大原山 国豊橋、大和川、飛行機雲
国豊橋、大和川、飛行機雲
生駒山・神津嶽・大原山 次回は、河内国分駅から「真空地帯」へアプローチしたいと思います。
次回は、河内国分駅から「真空地帯」へアプローチしたいと思います。

活動の装備

  • トランギア(trangia)
    メスティン
  • ソト(SOTO)
    レギュレーターストーブ

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