三嶺(1893) 西熊山(1816) 天狗塚(1812) 牛の背(1757)

2017.02.04(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
13 時間 40
休憩時間
2 時間 22
距離
22.3 km
のぼり / くだり
1926 / 1937 m
4 4
10
1 19
1 8
31
29
1 25
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48
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活動詳細

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【日時】 平成29年2月4日 【天候】 晴れ 曇り 【記録】 いやしの温泉郷 発 1:55-- 林用作業小屋跡 3:32 --1791m標高点 5:36 --菅生下山口標識 5:39---三嶺ヒュッテ 6:01---三嶺 (6:21-6:50) ---西熊山 (8:14-8:33) ---お亀岩 8:58 ---天狗峠綱附森分岐 9:45 ---天狗峠西山林道分岐 9:55---天狗塚山頂 (10:28-10:49)---牛の背三角点 (11:24-11:32) ----天狗峠西山林道分岐 (12:29-12:40) ---1476標高点 13:04---西山林道天狗峠登山口 ( 13:26-13:33 ) ---ふるさと林道 --- いやしの温泉郷 着 15:35 【山頂】 ■三嶺「マイナス4.1度 北 4.6m 晴れ  東の空があかくなった 夜明け前 剣山 次郎笈 天狗塚 見える 」(累計登頂回数 528回) 縦走路で朝日 山稜は 27日に比べ 雪が一気に減って 締まっていて 歩きやすくなっていた。 ■西熊山「マイナス1.8度 北 4.0m 曇り 三嶺 次郎笈 天狗塚 見える 遠く笹ヶ峰 瓶が森 石鎚山 見える」(累計登頂回数 429回) ■天狗塚 「マイナス0.6度 北 4m 三嶺 剣山 次郎笈 石鎚 瓶が森 笹ヶ峰山系 見える 」(累計登頂回数 514回) 大雪の後 いい天気が続き 雪は大幅に減って 快調に縦走することができた。 心配していた お亀岩避難小屋の裏からの雪崩は大丈夫だった。 牛の背では 2-30頭のシカの大群が いくつも 次々 でてきては 走り去っていた。数群で 推定 100頭以上。 【お亀岩~天狗峠登り区間の検証】 大雪の後の 前週1月27日に 三嶺から天狗塚までの縦走をめざし 西熊山の先で 積雪状況 ラッセルの進み具合など 勘案し 日帰り縦走の範囲を超えると判断。縦走は断念し 三嶺に 引き返した。 前回 引き返しの最大 懸念要因となった お亀岩~天狗峠登り区間。 今回の登りで 積雪量を つぶさに検証。 下部の大岩付近 や 上部 の雪庇のあるあたり を見ていると ゆきが少なくなっても まだ かなりの積雪が たまっていた。 たぶん 前週は 大量の締まらない湿雪にもぐりこみ 雪崩 雪庇ブロック崩壊の危険にさらされながら 苦戦のラッセルを強いられ 夏タイム数倍の所用時間がかかっていたと類推。 縦走断念は 無難な判断だった。 【ふるさと林道 林道阿佐名頃線】 ■さらに 西山林道に降りて みると 轍 除雪なし。 西山方面にはツボ足トレースがあったが 菅生方面はトレースなし。 北側で 道路面 約20センチくらいの雪で ラッセルというほどでもないが やはり トレースなしの 林道歩きは つらい。 前週は この何倍かの積雪量だろう。  この場合 久保まで 下りて 除雪された国道439号を歩く選択もでてくるが それでもバス運休なので 時間がかかる。 長い 菅生への林道阿佐名頃線だが 幸い 林業機械が残置されている付近(この日は林業作業なし)まで くると 林道が除雪されていた。 除雪のありがたみ が よくわかった。 【写真】 flickr https://www.flickr.com/photos/shumiyama/albums/72157679964801375 ----------------------------------------------- 【大雪の冬は お亀岩避難小屋付近】 大雪の冬は お亀岩避難小屋付近では お亀岩避難小屋自体 含めて 過去何度か雪崩に見舞われています 小屋が雪崩に見舞われるのは 古く 剱沢小屋の雪崩遭難事例など 多雪地帯では珍しことではなく 多々あります。 くれぐれも 積雪期 お亀岩避難小屋周辺の幕営は 槍平小屋周辺の雪崩遭難例もあり 大雪の冬は ご注意! http://shumiyama.com/nadare/cat232/ https://goo.gl/TgYHr8 ----------------------------------------------- 【お亀岩から 天狗峠までの区間】 天狗峠東面 カール状の地形に シリセード痕が。。。 大雪の年 この天狗峠東面は 数多くの雪崩痕が確認できる 典型的な雪崩地形 雪山は天候 雪質など 与えられた条件は 時々刻々 変化。四国のような 南国の雪山は 一日のうちで 雪質の変化が ことに激しい。先行者がトレースをつけた時間には 正解でも 何時間か経過したあとに 後続が 通過する時間帯には 状況が一変していることも。やはり 通過する その時間にあわせて 自分なりに その都度 的確にルートを判断 いくことが大切。 私は 積雪期 お亀岩~天狗峠 間は リスクが より少ないと 自分で判断する ルートを採用することにしています ■2015年2月1日 お亀岩から 天狗峠までの区間  http://shumiyama.blogspot.jp/2015/02/201521.html ■2010年1月24日天狗峠 には 無知な登山者の 驚くべき光景を目撃 http://shumiyama.blogspot.jp/2010/01/2010124_24.html ■2008年 天狗峠 東面 雪崩 http://shumiyama.web.fc2.com/kiroku-huyu/2008tengpass.html ■大雪だった2005・2006年のシーズンの三嶺 天狗峠 天狗塚 雪崩マップあり http://shumiyama.web.fc2.com/kiroku-huyu/2006nadare.html ----------------------------------------------- 『岳人 2008年4月号 備忘録』柳澤昭夫氏 「雪崩もそう。カナダの基準などがどんどんもちこまれてきて、雪崩は科学的に解明されたという錯覚が生まれつつある。でもおれはそんなことちっとも思っていないし、わからないことがたくさんある。(槍平の雪崩もそうですよね。) でるかもしれないという予想は成り立つかもしれないけど、このいま雪崩はでないという確証は絶対に手に入らない。 きょうあたりは大丈夫だろうというのは甘い推測にすぎなくて、甘いか辛いかはいつも結果論。雪崩に遭へばバカもんといわれ、遭わなければたいしたものんだといわれるだけの話。結局は推測の域を出ない。 みんなが行けば怖くない式で、天気はいいしあいつらも行っている、軟弱と見られるのはシャクおれらも行こうよという連中がある一方、いやみんなは行動しているけどおれたちは何がなんでも今日は動かないという信念があるかどうかの違いに過ぎない。」 柳澤昭夫 氏 『岳人 2008年4月号 備忘録』 ----------------------------------------------- 【冬の名頃コース ご注意】 ■三嶺(1893) 冬の名頃コース 特に ご注意。 三嶺 徳島県 東祖谷 側からの 登山ルートとして名頃からのコースは夏はポピュラーな一般コースですが 多雪の冬は 樹林限界を越えたところで  雪の不安定なときは 危険な箇所がでてきて  適確な雪質判断と 慎重な行動が要求される厳しいコースとなります。 ここは かねてから 積雪期には 雪崩のリスク高いと 指摘されています。 http://shumiyama.com/nadare/2013/12/1893-1.html ----------------------------------------------- 【安全登山】 この山行では 安全登山のために 以下を実行しています。 ■「コンパス」にて 登山計画届・下山届 を提出しています。 山と自然ネットワーク「コンパス」 http://www.mt-compass.com/ ■山中では 常時 「ヒトココ」 を携帯しています。 電子登山計画届「コンパス」と連動して 「ヒトココ ID」 を届け出ています。 http://www.authjapan.com/ http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=1117 ■ヤマレコ ヤマメモ 登山中の「登山メモ」を一般公開しています  「shumiyama」 http://www.yamareco.com/modules/yamamemo/ http://www.yamareco.com/modules/yamamemo/userinfo.php?uid=42886 ■APRS アマ無線 「APRS」にて 登山中の現在位置をリアルタイムに一般公開しています。 「 JJ5MDM-7 」アマ無線ハンディー機 144/430MHz帯 (含 予備電池)2台 を携行。 http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-7&timerange=3600&tail=3600 「 JJ5MDM-5 」スマホアプリ「APRSdroid」使用。  http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-5&timerange=3600&tail=3600 ------------------------------------------- 【APRS】 2017年2月4日 APRS(Automatic Packet Reporting System) APRSは 山中の登山者の現在位置を リアルタイムで 地上側で パソコン・スマホのグーグルマップ上にて閲覧でき、山岳遭難対策には きわめて 有効なシステムです。 ただしアマチュア無線家の皆様によって運営されていて アマチュア無線従事者の資格と アマチュア無線局の開局免許が必要となります。 今回も アマチュア無線位置情報システムAPRSネットワークを しっかり使わせていただきまして、多くのアマチュア無線家のみなさんには 大変お世話になり ありがとうございました。 ------------------------------------------------------------ 【趣深山ブログ】 http://blog.goo.ne.jp/shumiyama/e/76bd207d8c1c24b3aa001a877215c0de

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