都県境尾根歩き(棒ノ折山〜蕎麦粒山〜離岩尾根〜川乗林道)

2017.02.06(月) 日帰り

活動データ

タイム

10:09

距離

20.2km

のぼり

1896m

くだり

1699m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 9
休憩時間
1 時間 50
距離
20.2 km
のぼり / くだり
1896 / 1699 m
1 26
18
9
38
42
7
1 11
1
9
18
1 17

活動詳細

すべて見る

積雪はないところがほとんどでしたが、棒ノ折山より先の北斜面(特に日向沢ノ峰手前)や、蕎麦粒山周辺にはありました。特に踊平まき道は、10〜20cm、場所によっては30cmを超える積雪がルート上にあり、軽アイゼンは必須です。 また、北西の空っ風が強く、喉をやられました。。不用意でした。風に巻き上げられた落ち葉が顔に当たり痛いので、目出し帽があると楽です。 棒ノ折山の山頂以降は全く人に会わず、凛とした静かな山歩きを楽しめ、とても楽しかったです。

川苔山(川乗山) 東飯能駅からバスで名栗川橋まで来ました。名栗川橋を渡った先に、棒ノ折山のハイキングコース入口があり、そこからスタートです。
東飯能駅からバスで名栗川橋まで来ました。名栗川橋を渡った先に、棒ノ折山のハイキングコース入口があり、そこからスタートです。
川苔山(川乗山) しばらくは林道歩きです。
しばらくは林道歩きです。
川苔山(川乗山) 茶の産地が近いからか、林内にはチャノキが多く見られます。
茶の産地が近いからか、林内にはチャノキが多く見られます。
川苔山(川乗山) 林道の途中に棒ノ折山登山口があります。ここから山歩きスタートです。
林道の途中に棒ノ折山登山口があります。ここから山歩きスタートです。
川苔山(川乗山) 丸太橋は朽ちているものが多いので要注意。
丸太橋は朽ちているものが多いので要注意。
川苔山(川乗山) 地味に急で息が上がります。。
地味に急で息が上がります。。
川苔山(川乗山) 結構な急斜面が続きます。。暑い!
結構な急斜面が続きます。。暑い!
川苔山(川乗山) 急斜面を登り切ると、岩茸石があります。
急斜面を登り切ると、岩茸石があります。
川苔山(川乗山) 岩茸石を登り、、
岩茸石を登り、、
川苔山(川乗山) 名栗湖方面の展望。この道を登ってくればもう少し緩やかなんですかね。
名栗湖方面の展望。この道を登ってくればもう少し緩やかなんですかね。
川苔山(川乗山) 北側なので所々残雪がありますが、さほど気になりません。
北側なので所々残雪がありますが、さほど気になりません。
川苔山(川乗山) 関東ふれあいの道に入ってからは、木柵が倒れまくり!私達登山者のために整備してくださったものなのでありがたいとは思うものの、実際歩きにくくて仕方がない。。撤去したらダメなのかな。
関東ふれあいの道に入ってからは、木柵が倒れまくり!私達登山者のために整備してくださったものなのでありがたいとは思うものの、実際歩きにくくて仕方がない。。撤去したらダメなのかな。
川苔山(川乗山) 棒ノ折山にかけては何人か登山者の方に会いました。
棒ノ折山にかけては何人か登山者の方に会いました。
川苔山(川乗山) 棒ノ折山山頂からの展望!気持ち良い!都心が一望できます!
棒ノ折山山頂からの展望!気持ち良い!都心が一望できます!
川苔山(川乗山) 山頂には所々に桜が植えられています。春ここでお花見したら気分良いでしょうね。
山頂には所々に桜が植えられています。春ここでお花見したら気分良いでしょうね。
川苔山(川乗山) ここから縦走スタート。西へ西へ。
ここから縦走スタート。西へ西へ。
川苔山(川乗山) 南側は東京都の森。ずっと人工林が続いています。
南側は東京都の森。ずっと人工林が続いています。
川苔山(川乗山) 左側が東京都。右側が埼玉県。埼玉側はコナラ等の天然林なので落葉して明るいですが、東京側はスギ人工林なので暗いです。
左側が東京都。右側が埼玉県。埼玉側はコナラ等の天然林なので落葉して明るいですが、東京側はスギ人工林なので暗いです。
川苔山(川乗山) 槙ノ尾山山頂。特に展望はなし。
槙ノ尾山山頂。特に展望はなし。
川苔山(川乗山) 一部、東京都側も天然林のところがあります。一気に明るくなります。
一部、東京都側も天然林のところがあります。一気に明るくなります。
川苔山(川乗山) 長尾丸山山頂。いつの間にか巻き道に入ってしまい、この直前で尾根に乗り直しました。
長尾丸山山頂。いつの間にか巻き道に入ってしまい、この直前で尾根に乗り直しました。
川苔山(川乗山) 埼玉側の眺望。標高が上がるにつれ、クリやミズナラが見られ始めました。昼前から風が一層強くなり、目出し帽を付けました。
埼玉側の眺望。標高が上がるにつれ、クリやミズナラが見られ始めました。昼前から風が一層強くなり、目出し帽を付けました。
川苔山(川乗山) 人工林内はアセビばかり。上木はスギ時々ヒノキ。
人工林内はアセビばかり。上木はスギ時々ヒノキ。
川苔山(川乗山) こんな感じのアップダウンが何度も続きます。万年文化部の私には結構きついです。
こんな感じのアップダウンが何度も続きます。万年文化部の私には結構きついです。
川苔山(川乗山) 標高が上がり、東京側の人工林がスギからヒノキに切り替わりました。ただしアップダウンが激しいので、それに合わせてこの後も何度かスギが出てきました。
標高が上がり、東京側の人工林がスギからヒノキに切り替わりました。ただしアップダウンが激しいので、それに合わせてこの後も何度かスギが出てきました。
川苔山(川乗山) 地図には記載ありませんでしたが、このピークはクロモ山というそうです。
地図には記載ありませんでしたが、このピークはクロモ山というそうです。
川苔山(川乗山) その次のピークはヤマナシヤマとのこと。命名の由来が気になる!
その次のピークはヤマナシヤマとのこと。命名の由来が気になる!
川苔山(川乗山) ヤマグルマ。光の都合で影絵みたいになっちゃいましたが、、広葉樹なのに導管がない、他に類をみない珍しい形態の木です。常緑広葉樹は概して寒さに弱いので、奥多摩のこの標高で広く見られるのはヤマグルマとアセビぐらいのもの。(ですよね…?)
ヤマグルマ。光の都合で影絵みたいになっちゃいましたが、、広葉樹なのに導管がない、他に類をみない珍しい形態の木です。常緑広葉樹は概して寒さに弱いので、奥多摩のこの標高で広く見られるのはヤマグルマとアセビぐらいのもの。(ですよね…?)
川苔山(川乗山) 北斜面だけ、雪が残っています。
北斜面だけ、雪が残っています。
川苔山(川乗山) 長尾丸山を出てから、日向沢ノ峰までが長い。。
長尾丸山を出てから、日向沢ノ峰までが長い。。
川苔山(川乗山) 鉄塔越しの日向沢ノ峰。
鉄塔越しの日向沢ノ峰。
川苔山(川乗山) この鉄塔を通った電線はどこに伸びているのだろう。。
この鉄塔を通った電線はどこに伸びているのだろう。。
川苔山(川乗山) 東京都側も再び天然林に!気持ち良い!このあたりになると、ミズナラ、クリ、ハリギリ、イタヤカエデ等からなる、いかにも奥多摩らしい天然林が広がります。アセビも多いです。
東京都側も再び天然林に!気持ち良い!このあたりになると、ミズナラ、クリ、ハリギリ、イタヤカエデ等からなる、いかにも奥多摩らしい天然林が広がります。アセビも多いです。
川苔山(川乗山) 一転して暗い道に。埼玉側も人工林になりました。東京側は南斜面で暖かいのためか、ヒノキではなくスギです。
一転して暗い道に。埼玉側も人工林になりました。東京側は南斜面で暖かいのためか、ヒノキではなくスギです。
川苔山(川乗山) シカの足跡?動物の知識ゼロなので分かりませんが、この後はずっとこれと人の足跡が続きます。
シカの足跡?動物の知識ゼロなので分かりませんが、この後はずっとこれと人の足跡が続きます。
川苔山(川乗山) いざ日向沢ノ峰へラストスパート!ここまで登ると、さすがにスギはなくなり、人工林はヒノキ一色です。
いざ日向沢ノ峰へラストスパート!ここまで登ると、さすがにスギはなくなり、人工林はヒノキ一色です。
川苔山(川乗山) 待ってろ日向沢ノ峰!
待ってろ日向沢ノ峰!
川苔山(川乗山) まだかな、、日向沢ノ峰
まだかな、、日向沢ノ峰
川苔山(川乗山) 日向沢ノ峰、未だ見えず。。きついー
日向沢ノ峰、未だ見えず。。きついー
川苔山(川乗山) このあたりが登りで一番雪が深かったです。20cmくらい?
このあたりが登りで一番雪が深かったです。20cmくらい?
川苔山(川乗山) 空が近づいてきた。。ツガやカンバ類、ハウチワカエデ類も出てきて、標高が上がってきていることを感じます。この辺りの森はモミ類が少ないような気がします。ウラジロモミなんて全く見なかったような…
空が近づいてきた。。ツガやカンバ類、ハウチワカエデ類も出てきて、標高が上がってきていることを感じます。この辺りの森はモミ類が少ないような気がします。ウラジロモミなんて全く見なかったような…
川苔山(川乗山) 見えた!!日向沢ノ峰!!
見えた!!日向沢ノ峰!!
川苔山(川乗山) 着きました!中々の達成感!
着きました!中々の達成感!
川苔山(川乗山) 気持ち良いー。
気持ち良いー。
川苔山(川乗山) 昼ごはんはラーメンとぜんざいです。気温は1℃、風も強いですが、日向沢ノ峰山頂には岩があり、その窪みで風を避けられるので暖かいです。左下の岩陰でバーナーを使っています。
昼ごはんはラーメンとぜんざいです。気温は1℃、風も強いですが、日向沢ノ峰山頂には岩があり、その窪みで風を避けられるので暖かいです。左下の岩陰でバーナーを使っています。
川苔山(川乗山) ぜんざいを作り終え、続いてラーメンを煮ていたら、、突然の吹雪。写真右下から左上に突き上げるような吹雪です。元々風は強い日だったのですが、ここにきてそれが一層強まり、更に瞬間的な突風も。岩陰にも関わらず、ラーメンは風防・重り・バーナーごと吹き飛ばされ、昼食はカロリーメイトに変更となりました。具材は全部拾って持ち帰りましたが、スープが地面に…申し訳ないです。反省です。
ぜんざいを作り終え、続いてラーメンを煮ていたら、、突然の吹雪。写真右下から左上に突き上げるような吹雪です。元々風は強い日だったのですが、ここにきてそれが一層強まり、更に瞬間的な突風も。岩陰にも関わらず、ラーメンは風防・重り・バーナーごと吹き飛ばされ、昼食はカロリーメイトに変更となりました。具材は全部拾って持ち帰りましたが、スープが地面に…申し訳ないです。反省です。
川苔山(川乗山) 幸い、吹雪は30〜40分程度で収まりました。後片付けをして、蕎麦粒山に向けて出発です。
幸い、吹雪は30〜40分程度で収まりました。後片付けをして、蕎麦粒山に向けて出発です。
川苔山(川乗山) 防火帯の尾根を進みます。
防火帯の尾根を進みます。
川苔山(川乗山) 気持ち良い!
気持ち良い!
川苔山(川乗山) 正面に蕎麦粒山が見えてきました。
正面に蕎麦粒山が見えてきました。
川苔山(川乗山) ラスト、直登です!それにしても、この標高でも東京側はヒノキの人工林が続いています。奥多摩で1,200mを超えるとヒノキも成林しにくいと聞きますが、ここは条件が良いんでしょうか。カラマツ・ヒノキ二段林のカラマツ伐採後という訳でもないでしょうし。
ラスト、直登です!それにしても、この標高でも東京側はヒノキの人工林が続いています。奥多摩で1,200mを超えるとヒノキも成林しにくいと聞きますが、ここは条件が良いんでしょうか。カラマツ・ヒノキ二段林のカラマツ伐採後という訳でもないでしょうし。
川苔山(川乗山) 着いた!ここから少しだけ鳥屋戸尾根を歩いた後、踊平まき道→離岩尾根→川乗林道でいきます。吹雪のタイムロスもあり、この時点で既に15:30。まぁヘッドライト付けて林道を歩きましょう。。
着いた!ここから少しだけ鳥屋戸尾根を歩いた後、踊平まき道→離岩尾根→川乗林道でいきます。吹雪のタイムロスもあり、この時点で既に15:30。まぁヘッドライト付けて林道を歩きましょう。。
川苔山(川乗山) ちなみに、南東方面の展望は中々です。ここまで登ってきた尾根が見渡せます。
ちなみに、南東方面の展望は中々です。ここまで登ってきた尾根が見渡せます。
川苔山(川乗山) 鳥屋戸尾根を5分程下りると、写真の標識があります。これに従って踊平まき道へ。
鳥屋戸尾根を5分程下りると、写真の標識があります。これに従って踊平まき道へ。
川苔山(川乗山) と、踊平まき道方面を見ると一面の雪。ここで軽アイゼンとストックを出しました。
と、踊平まき道方面を見ると一面の雪。ここで軽アイゼンとストックを出しました。
川苔山(川乗山) 途中何箇所か、巡視路の分岐があります。登りだと勘違いしそうな方向の分岐もありましたが、下る分には方角さえ気を付けていればまず間違えないと思います。
途中何箇所か、巡視路の分岐があります。登りだと勘違いしそうな方向の分岐もありましたが、下る分には方角さえ気を付けていればまず間違えないと思います。
川苔山(川乗山) 積雪は20cm前後。トレースがあり、助かりました。
積雪は20cm前後。トレースがあり、助かりました。
川苔山(川乗山) 日当たりの雪はほぼ解けています。ヒノキ人工林ですが、間伐が行き届いていて木漏れ日が気持ち良いです。
日当たりの雪はほぼ解けています。ヒノキ人工林ですが、間伐が行き届いていて木漏れ日が気持ち良いです。
川苔山(川乗山) 山と高原地図にある分岐かと思います。地図上は尾根上で右に90°折れるように見えますが、実際には尾根より手前での、ほぼ角度のない分岐でした。(もしかすると、このまま巻道を尾根まで行けばそこで地図通りの分岐があるのかも知れません。)右の桂谷林道方面に向かいます。川乗林道の桂谷方面の支線を桂谷林道と呼ぶのでしょうか?蕎麦粒山山頂から30分です。
山と高原地図にある分岐かと思います。地図上は尾根上で右に90°折れるように見えますが、実際には尾根より手前での、ほぼ角度のない分岐でした。(もしかすると、このまま巻道を尾根まで行けばそこで地図通りの分岐があるのかも知れません。)右の桂谷林道方面に向かいます。川乗林道の桂谷方面の支線を桂谷林道と呼ぶのでしょうか?蕎麦粒山山頂から30分です。
川苔山(川乗山) 分岐の様子です。右下へ向かいます。
分岐の様子です。右下へ向かいます。
川苔山(川乗山) ヒノキを強度間伐し、天然生広葉樹の侵入を促しているようです。実際に広葉樹が大分混じってきています。全国的に人工林の荒廃が問題化していますが、東京都はその対策として、林業が成り立たないような奥地の人工林を針広混交林化する計画を国に先駆けて進めているそうです。ここは正にそうした森ということでしょうか。これからこの森がどう変わっていくのか、時間を置いてまた見に来たいものです。
ヒノキを強度間伐し、天然生広葉樹の侵入を促しているようです。実際に広葉樹が大分混じってきています。全国的に人工林の荒廃が問題化していますが、東京都はその対策として、林業が成り立たないような奥地の人工林を針広混交林化する計画を国に先駆けて進めているそうです。ここは正にそうした森ということでしょうか。これからこの森がどう変わっていくのか、時間を置いてまた見に来たいものです。
川苔山(川乗山) 離岩尾根。ここまでくるともうルート上に雪はありません。アイゼンは巻道の最後の方で外しました。
離岩尾根。ここまでくるともうルート上に雪はありません。アイゼンは巻道の最後の方で外しました。
川苔山(川乗山) 林道着!蕎麦粒山山頂からここまで60分でした。なお、林道が見えるほど下った時に分岐があったのですが、左側の道にリボンがあったためそちらに進んだところ、途中で道が切れ、林道左手の壁を飛び降りなければいけなくなりました。おそらく、最後の分岐は右が正解だったのかと思います。
林道着!蕎麦粒山山頂からここまで60分でした。なお、林道が見えるほど下った時に分岐があったのですが、左側の道にリボンがあったためそちらに進んだところ、途中で道が切れ、林道左手の壁を飛び降りなければいけなくなりました。おそらく、最後の分岐は右が正解だったのかと思います。
川苔山(川乗山) 林道上は時折積雪や凍結があるので要注意です。
林道上は時折積雪や凍結があるので要注意です。
川苔山(川乗山) 林道歩きですが、景色が良く楽しいです。黄昏時の林道も、風情があって良いですね。
林道歩きですが、景色が良く楽しいです。黄昏時の林道も、風情があって良いですね。
川苔山(川乗山) 脇を川が流れています。そのせいか、所々凍結があり滑るので注意です。
脇を川が流れています。そのせいか、所々凍結があり滑るので注意です。
川苔山(川乗山) 川苔山でしょうか?
川苔山でしょうか?
川苔山(川乗山) 17:15、細倉橋着!川苔山の登山口ですね。林道に降りてからはかなり早足で歩き続けましたが、45分かかりました。コースタイム通りの速さで歩いた場合、60〜70分程度かかるかと思います。
17:15、細倉橋着!川苔山の登山口ですね。林道に降りてからはかなり早足で歩き続けましたが、45分かかりました。コースタイム通りの速さで歩いた場合、60〜70分程度かかるかと思います。
川苔山(川乗山) 17:45、川乗橋バス停に着きました。17:20頃からすっかり暗くなりました。18:02のバスに乗り、奥多摩駅まで降りました。
17:45、川乗橋バス停に着きました。17:20頃からすっかり暗くなりました。18:02のバスに乗り、奥多摩駅まで降りました。

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