浙江臨安の清涼峰、良い子は真似しないで下さい

2017.02.11(土) 日帰り

活動データ

タイム

14:30

距離

19.8km

のぼり

1923m

くだり

1908m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
14 時間 30
休憩時間
2 時間 49
距離
19.8 km
のぼり / くだり
1923 / 1908 m
14 30

活動詳細

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上海から車で4時間、浙江省と安徽省の境界にある清涼峰に来た。最高の天気、最高の山日和。十門峡大酒店から出発。いきなり急登。ほどなく稜線に出ると、最高の眺望。目指す清涼峰はなかなか見えない。山を登ったり下ったり。時折、雪もあるが、気になる深さじゃない。が、そもそも土が凍ってる。 ようやく、清涼峰がドーンと出て来た。それと同時に急斜面の直登ルートも目に入る。マジか。。。でも、頂上直下のルートって、遠いように見えて案外近いことが多い!? とにかく登る。殺したい奴リストに加えた会社上司の料理の仕方を1つずつ思い浮かべながら。 頂上到着。視界も良好。風もなく清々しい。インスタント麺の王様の一角を成す日清焼きそばと、我が京都が誇るイノダコーヒのアラビカを食した後、下山にかかる。全てが順調。 来たルートと異なるもう一方のルートを選ぶ。トレースもしっかり。老若男女混成の会社同僚部隊なども見かけたので、こっちのルートは簡単なんだなとスピードを上げる。頭の中から会社上司は消え去り、ホテルの農村料理(農家楽)のメニューがスライドショーになっている。 ほどなく石段が出てくる。なんだ、この石段を下ればいいのかと迷いもなく石段を猛スピードで下る。1400米くらいから900米位まで。すると、怪しげな山間道路に出る。地図を見ると愕然、全然違う方向。しかも、山のど真ん中。綺麗な舗装道路はあるが、人気はゼロ。車もゼロ。そして、明かりもゼロ。しょうがないなと配車アプリ滴滴打車で車を呼ぼうと試みるが、全く反応なし。しかも、ここから車でホテルに行くと山をぐるっと回る必要があり、距離にして46キロ。ホテルの車も呼べない。さすがに車道を歩き続けるわけにもいかない。まさか、登り返す???いやいや、それはない、と思った。 しかし、期待に反して、やはりそれはあった。900米から1400米まで。日暮れも近い。大急ぎで石段を登り返す。脳裏に会社上司が舞い戻る。兎に角登る。元のルートに戻った後は、日暮れで辺りは真っ暗。凍りついた大地、雪を被った急な下り坂に、凍りついた滝の渡渉など満載の本格的な山道。魑魅魍魎と分類されるものなら何でも出て来そう。教科書通りに行くと、必ずビバーグだが、月明かりが明るく、ちゃんとヘッデンもあり、しかも何となくロープまで持っていた。嫁とアンザイレンし、ゆっくり下る。無理そうなら潔くビバーグしようと。食料も十分。山ボトルのお湯も満載。それが結構下れる。渡渉ポイントで凍りついた小川が危なかったが、歩くのは問題なし。ずっと行動してるので、体温も問題なさそう。とにかく下る。 時間は掛かったが、ようやく山の麓の農家の牧場に出る。犬の鳴き声と家の光を見た瞬間、逆に何か出てくるのではと怖くなる。月明かり最高。でも、ホテルのレストランはとっくに閉店。しかたなく、余りの食料で簡単な晩飯。心に余裕がなく、YAMAP用に仕込んでた賞味期限切れの豚汁も、写真に納めず、貪るように食ってしまった。 こんな山行もうしません。良い子は真似しないように。

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