想定外の大雪に白坂で敗退したリトル比良

2017.02.12(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 45
休憩時間
2 時間
距離
4.5 km
のぼり / くだり
181 / 199 m
5 23
19

活動詳細

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島田塾の雪山基礎「リトル比良」に参加した。1月14日の入笠山以来、約1カ月ぶりの雪山だ。週の中頃からの大雪の予報に、昨年のような「雪があることを想像して」雪のない山を登るのではなく、逆に多すぎる雪で予定通り行けるかどうかを心配した。 今回は近江高島駅から岳山→岩阿沙利→滝山→寒風峠→涼峠→北小松駅への縦走コースのうち、岳山から見張山経由で近江高島駅に戻る約5kmの雪山ハイキングの予定。 新快速敦賀行が大津京駅を過ぎてもほとんど雪がなかったが、堅田駅を過ぎたあたりから周りの景色は一変、車窓から見える比良山系はたっぷりの雪。今日はしっかりと雪山を楽しめる!っと、気分も高揚する。 集合地の近江高島駅に集まったのは参加者8名(女性4名、男性4名)と水野ガイドと大場ガイド。駅前からコミュニティバスに乗って音羽バス停まで移動。ここから登山口の大炊神社・長谷寺に向かった。大炊神社にお参りし登山の安全をお祈りした後、登山道に入ったのが10時前。トレースがあるフカフカの雪の中を行く。次第に雪が多くなってツボ足では深く沈み込むことが多くなって30分ほど歩いたところでワカンかスノーシューを装着した。これで雪に足が沈み込むことがほとんどなくなって歩きやすくなった。高齢の男性2人を追い越すと、それまであったトレースがなくなり、ラッセルしながら進むこととなった。これでスピードが大幅ダウン。先頭のメンバーはラッセルして汗だくになるが、後に続く者は運動量が減って寒さを感じることもあり、トレースのない雪山では大変な時間がかかることを実感した。結局午後1時をまわって白坂の手前まで来たところで、水野ガイドと大場ガイドが相談して引き返すことを決断。非積雪期であればコースタイム30分のところを3時間以上かかっているので、適切な判断だと思われる。登山口に引き返す途中では、雪崩が起きるかどうかの判断をする弱層テストや雪の重みを体験するなど、雪のある時期ならではのことを学ぶことができ、有意義な雪山の一日となった。

琵琶湖・北側 近江舞子の手前の車窓から見た琵琶湖。雪空の下、モノトーンのいい感じ。
近江舞子の手前の車窓から見た琵琶湖。雪空の下、モノトーンのいい感じ。
琵琶湖・北側 近江舞子縁のプラットホームには大量の雪。
近江舞子縁のプラットホームには大量の雪。
琵琶湖・北側 近江高島駅に着く手前の車窓から。ガラスに写る反射がちょっと残念。
近江高島駅に着く手前の車窓から。ガラスに写る反射がちょっと残念。
琵琶湖・北側 近江高島駅前ではガリバーが迎えてくれた。
近江高島駅前ではガリバーが迎えてくれた。
琵琶湖・北側 大炊神社にお参りして、登山の準備をする。
大炊神社にお参りして、登山の準備をする。
琵琶湖・北側 たっぷりの雪だ。
たっぷりの雪だ。
琵琶湖・北側 登山届はここに入れる。
登山届はここに入れる。
琵琶湖・北側 大炊神社の隣の長谷寺。
大炊神社の隣の長谷寺。
琵琶湖・北側 登山道に入ると雪は膝のあたりまで。ツボ足で進むが深い雪に足が沈み込むこともあり、スピードは上がらない。
登山道に入ると雪は膝のあたりまで。ツボ足で進むが深い雪に足が沈み込むこともあり、スピードは上がらない。
琵琶湖・北側 進むにつれ雪の量は徐々に増す。ツボ足では深い雪に足をとられて歩きにくいので、スタート後30分程でワカン又はスノーシューを装着した。
進むにつれ雪の量は徐々に増す。ツボ足では深い雪に足をとられて歩きにくいので、スタート後30分程でワカン又はスノーシューを装着した。
琵琶湖・北側 大場ガイドが持っていたクラシックなカンジキはTさんが借り受けた。
大場ガイドが持っていたクラシックなカンジキはTさんが借り受けた。
琵琶湖・北側 ワカンやスノーシューをつけると雪に沈まなくなり、歩きやすくなった。
ワカンやスノーシューをつけると雪に沈まなくなり、歩きやすくなった。
琵琶湖・北側 賽(さい)の河原に到着。ここに着くまで1時間もかかった。雪が無ければ多分15分程度のはず。
賽(さい)の河原に到着。ここに着くまで1時間もかかった。雪が無ければ多分15分程度のはず。
琵琶湖・北側 祠に積もった雪は60cm以上ありそうだ。
祠に積もった雪は60cm以上ありそうだ。
琵琶湖・北側 進むにつれ積雪量は益々増えてくる。腰の高さを越えた。
進むにつれ積雪量は益々増えてくる。腰の高さを越えた。
琵琶湖・北側 我々の前を歩いていた二人の高齢の方を追い越すと踏み跡がない。ラッセルしながら進むことになった。歩くスピードがガクっと落ちた。立ち止まって待つことも…。
我々の前を歩いていた二人の高齢の方を追い越すと踏み跡がない。ラッセルしながら進むことになった。歩くスピードがガクっと落ちた。立ち止まって待つことも…。
琵琶湖・北側 雪の中での休憩タイム。
雪の中での休憩タイム。
琵琶湖・北側 行動を再開。5~10分ごとに先頭を交代して進む。湿った重い雪でラッセルする人は大変だ。
行動を再開。5~10分ごとに先頭を交代して進む。湿った重い雪でラッセルする人は大変だ。
琵琶湖・北側 又、先頭が変わった。
又、先頭が変わった。
琵琶湖・北側 ここで又交代。
ここで又交代。
琵琶湖・北側 頭にたっぷりの雪を積んだ灯籠が見えた。白坂が近いはずだ。
頭にたっぷりの雪を積んだ灯籠が見えた。白坂が近いはずだ。
琵琶湖・北側 女性陣は皆元気。
女性陣は皆元気。
琵琶湖・北側 ラッセルを頑張る水野ガイド。フカフカの大量の雪に悪戦苦闘。
ラッセルを頑張る水野ガイド。フカフカの大量の雪に悪戦苦闘。
琵琶湖・北側 あーしんど‼!
あーしんど‼!
琵琶湖・北側 雪が止んで青空が見える。
雪が止んで青空が見える。
琵琶湖・北側 すぐそこの灯籠になかなか近づかない。
すぐそこの灯籠になかなか近づかない。
琵琶湖・北側 太陽が雪雲に隠れそう。
太陽が雪雲に隠れそう。
琵琶湖・北側 振り返ると琵琶湖が見える。
振り返ると琵琶湖が見える。
琵琶湖・北側 又雪が降り出した。雪の量は人の背丈ほどありそうだ。
又雪が降り出した。雪の量は人の背丈ほどありそうだ。
琵琶湖・北側 もうすぐ13時。出発して3時間を超えた。
もうすぐ13時。出発して3時間を超えた。
琵琶湖・北側 地図で現在地を確認。白坂付近だ。山と高原地図では、雪が無ければ登山口から30分のコースタイムのところを3時間以上かかっている。水野ガイドと大場ガイドは、帰りの事を考慮してここで引き返すことを決断した。
地図で現在地を確認。白坂付近だ。山と高原地図では、雪が無ければ登山口から30分のコースタイムのところを3時間以上かかっている。水野ガイドと大場ガイドは、帰りの事を考慮してここで引き返すことを決断した。
琵琶湖・北側 雪の着いた木の枝の向こうには白坂の斜面が見える。
雪の着いた木の枝の向こうには白坂の斜面が見える。
琵琶湖・北側 湿った雪が細い枝にも積もっている。
湿った雪が細い枝にも積もっている。
琵琶湖・北側 また青空になってきた。
また青空になってきた。
琵琶湖・北側 白い花が咲いたような木に青空から雪が舞い落ちる。
白い花が咲いたような木に青空から雪が舞い落ちる。
琵琶湖・北側 たっぷりの雪。
たっぷりの雪。
琵琶湖・北側 予定通りだと向こうに見える稜線を下るはずだった。
予定通りだと向こうに見える稜線を下るはずだった。
琵琶湖・北側 融けた雪がカメラの中に入ったのかレンズが中から結露して画像が少し白っぽくなり始めた。
融けた雪がカメラの中に入ったのかレンズが中から結露して画像が少し白っぽくなり始めた。
琵琶湖・北側 向こうの山のの樹木にもたっぷりの雪。
向こうの山のの樹木にもたっぷりの雪。
琵琶湖・北側 琵琶湖を見ると雪雲に覆われているようだ。この先レンズの結露で写真は撮れなくなった。これでおしまい。
琵琶湖を見ると雪雲に覆われているようだ。この先レンズの結露で写真は撮れなくなった。これでおしまい。

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