不忘山頓挫

晴れるかも、という期待を持って不忘山を目指した。 この時期なのでリフトで楽をさせてもらった。今日も先行者なしの独り山行，独りラッセル。 今回の目的は，2月中旬厳冬期の雪質，積雪状態を知ること。 除雪した雪の塊を越す時だけは沈み込むが，林間に入ると積雪は固めで沈まない。 樹木が低く，本数も少ない場所は風衝面らしく，更に雪は締まっていてほとんど沈まない。 想像以上に快適に歩ける・・・ しかし，尾根筋(1300m)ぐらいから，風が強くなり，尾根筋に出ると立っているのさえきつい風力。 降雪と地吹雪でホワイトアウトも数分おき・・・ ようやく「カエル岩」が見える標高までたどり着いたときに一瞬だけ風の切れ間にカエル岩が見えた。 ここから，ふつうなら30分ほどで山頂に着けるが，吹きすさぶ山頂までの細いリッジはちょっと怖い。 ・・・ということで今日の山行終了。 気温は，－6.4℃ぐらいだった。 先週の山形蔵王の地蔵山頂駅とほぼ同じ気温。 ペットボトルで水補給しようと栓を開け，口に持って行ったが水が出ない，あれっ中蓋が付いている？　とよく見たら凍ってた・・・ 下山、車がスキー場を出たあたりで振り返ると山頂が晴れあがっている。 あと１時間遅くスタートすれば、好天に出会えた。 まぁ、こういうものだろう！ ※2台あるスノーシューの1台が壊れた。このラチェット締め具をスノーポンに取り付け，今回初めて実戦投入，思った以上に使い勝手は良い。