甲斐駒ヶ岳〜アルプス初挑戦〜

2014.08.21(木) 日帰り

活動詳細

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職場内で富士山登頂計画の話があったものの直前に数名のキャンセルがあり、行き先はBプランの北アルプス焼岳へと変更に。さらには前日予報が雨…アルプス初挑戦でテンション上がってたところに思わぬ横やり(汗) こりゃ延期だなと思っていたら、すかさず「Cプランに変更ね!」と。抜かりない。さすが隊長。 知識・体力・センス・慎重さ、さらには外づらまで兼ね備えてるので、職場の登山仲間からは「隊長」と呼ばれている。 世の中は不平等だ。天は五物も与えてしまった。1つ位譲ってほしい。 そんなことで急遽決まった行き先が甲斐駒ケ岳。なんでも日本に数ある駒ケ岳の中でも筆頭と呼ぶに相応しい高峰なんだとか。落ちかけたテンションがもりもり上がる。 定時きっかりに仕事を終わらせて一旦帰宅し、準備を整えて最寄り駅に集合。レンタカーで夜間の中央道を突っ走る。途中、健康ランドで仮眠を取るも、ドキドキがとまらずになかなか寝付けなかった。 朝5時に駐車場に着き、バスで北沢峠まで向かう。ルートは北沢峠〜仙水峠〜駒津峰(直登り)〜甲斐駒ケ岳山頂(巻き道)〜駒津峰〜双児山〜北沢峠。 北沢峠に到着後、林道を歩き渓谷沿いに作られたテント場を見送り登山口に。渓谷沿いの登山道をしばらく進むと、樹林帯の斜面が現れ本格的な山登りの雰囲気となる。樹林帯を抜けると展望が開け、岩塊斜面なるものが出現。皆、初めてみる光景に動揺しつつ岩だらけの斜面を進む… ケルンが積まれた仙水峠に到着すると、そこには目指す甲斐駒ケ岳山頂と眼下に広がる雲海が。「おお!」皆、感動の一声。 ここから急坂が続き、駒津峰に着くと360度の展望が開け写真タイム。しばし休憩で体力の回復をはかる。 駒津峰から甲斐駒ケ岳へは岩陵とカラマツの尾根を進み最後の難関へ。 「直登行っちゃうか!」と隊長の一声。え?これもう登山じゃなくて岩登りですやん隊長・・・しかも結構危険そうだし。 かなりビビりながら登ったものの、意外とアスレチック感覚で楽しめた。 途中後ろを振り向くと、岩にしがみついて動かない隊長が。高所恐怖症らしく、しがみつきすぎてCW-Xが穴開いちゃったらしい。なんでこのルート選んだのか甚だ疑問。 ここを過ぎると、あとは砂混じりの緩やかな登りのみ。そしてついに山頂へ。 登りきった達成感と相まって、山頂からの展望は、今までに登ってきた山とは比べられないほどに素晴らしいものに感じた。5か月前に登った三頭山でバテまくってた自分が、こんなところまで来られるようになるなんて。登山やめないで良かった! ランチを取った後立ち上がると、足が重くなってることに気づく隊員も。帰りはおとなしく巻き道ルートを選ぶ事にし、ゆっくり進むものの「帰りのバス最終便ギリじゃね?」とざわつき始める・・・ そこからは一心不乱に下る羽目に(汗) 途中で足がつった者、膝が悲鳴をあげた者、穴を開けてしまったCW-Xを後悔する者、多々いたが、荷物を分けたり励ましたりで、最終30分切ったところでなんとか北沢峠のバス停に到着。そして帰りのバスの中は皆、爆睡。 はじめて尽くしのアルプス初挑戦、きっと一生忘れることはないだろう。ありがとう甲斐駒ヶ岳。

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