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島原半島縦断、ヤブ漕ぎ覚書 ~ GPSのススメ ~

あきひささん YAMAP Meister Black

  • YAMAPマイスター:ブラック
  • 自己紹介:雲仙の麓で育った長崎っ子。
    藪漕ぎ上等!長崎藪漕会在席。元会長。

    この籔を行けばどうなるものか
    危ぶむなかれ 危ぶめば籔はなし 
    踏み出せばその一足が籔となり
    その一足が籔となる
    迷わず行けよ
    行けばわかるさ

    いくぞー!
  • 活動エリア:長崎
  • 性別:男性
  • 生まれ年:1970
  • 出身地:長崎
  • 経験年数:3年未満
  • レベル:初心者
  • その他 その他

雲仙岳・普賢岳・島原半島

2015/04/24(金) 01:43

 更新

島原半島縦断、ヤブ漕ぎ覚書 ~ GPSのススメ ~

公開

活動情報

活動時期

2015/04/22(水) 08:20

2015/04/22(水) 17:45

アクセス:223人

タグ

軌跡・時間・距離

軌跡データをダウンロード
累積標高上り 0m / 累積標高下り 0m
活動時間9:25
活動距離0m
高低差0m
カロリー3753kcal

写真

動画

道具リスト

文章

今回の島原半島縦断では、結構な距離のバリエーションルートを歩きました。
その時ヤブの中で、どのようにして位置を確認し、正しい方向へ進めたのか。
自分なりの考えをまとめた覚書です。

山で自分の位置や目標を確認するには、いくつか手段があると思います。まず頭に浮かぶのは地形図。

登山で使う地形図の代表的なものは、国土地理院発行の2万5千分1地形図でしょう。
地形図とコンパス。地図読みが出来るようになれば、普通の登山をする限り最低限
この二つがあれば道迷いを防ぐことが出来ると思います。

普 通 の 登 山 を す る 限 り

ここで言う普通の登山とは、地形図上に実線や破線で記入してある登山道を歩く登山です。
しかし世の中には、夜な夜な地形図を眺めて素敵な形の谷や尾根を見つけては、そこに
道があろうが無かろうが行って見たくなる、ちょっと変わった人もいるのです。
そう、僕もその一人です。

目的の場所にたどり着く為に、道なき道を行く。
それには地形図とコンパスを使いこなす能力が必要になります。
写真①のように右上の登山道から左下の登山道へ行きたいけど、道が無い。
そんなときは地形図上で歩けそうな地形を想像しルートを決めたら、コンパスを目標にセットして
登山道から、エイヤッ!とヤブに漕ぎ出します。

写真①の場合だと〇から〇を結ぶ線上に、いい感じで特徴的な尾根があるので、比較的歩きやすそうです。
尾根の北側は等高線が立て込んでいるので、急斜面で歩くのはキビしいかも・・・。
という風に現地に出かける前にルートを想定し、地形によってはロープやカラビナ、スリングなどの装備を
用意したりします。

しかし実際はヤブを歩き出すと、計画通りに行けることは少なくヒドいヤブに行く手を阻まれ、歩ける方へ
修正していくうちに、予定のルートを外していくことがほとんどです。
今回の山行では写真②のようなルートになりました。
このように、道無きヤブを1kmちかく歩くと、いくらマメに地形図を確認しても、そのうち現在地が不明瞭に
なってしまいます。そこで役に立つのがGPSです。
正直言って、地形図とコンパスでもいつかは目的地に着くと思います。進むべき方角は分かってますので。
しかし、最短でたどり着きたいならGPSは必須です。
GPSで正確な現在位置を特定して地形図で進行方向の広い範囲の地形を確認し、コンパスを常に確認しながら
進む。GPSだけでも地図だけでもコンパスだけでもダメ。
この3つが揃って初めて効率のいいヤブ漕ぎが出来ると思います。

GPSは万能と思ってイザというときの頼りにされている人もいると思いますが、GPSは現在地の特定に特化した
もので、ルートファインディングに使うには、意外と不便な物です。
僕は携帯アプリの「山旅ロガー」と「地図ロイド」の組み合わせを運用しているのですが、比較的画面の大きな
5インチクラスの画面でも、周囲の地形を地形図のように想像することは難しいです。
そして、どうしても方位の表示にラグがあるので、コンパスほど正確に進行方向を特定できません。
ヤブに詰まったらGPSで現在地の確認、地形図でルート決定、コンパスで進行方向を常に確認しつつ進む。
このやり方で、効率的なヤブ漕ぎが出来ると思います。

と、言うわけで僕のバリエーションルートを歩くときの装備はベストショットの装備一式です。
通信が出来る携帯とSIMを抜いたGPS専用携帯。どちらにも地図アプリはインストールしてあります。
通信が出来る携帯はイザというときの為にバッテリーを温存、GPSのログ取りはSIMを抜いた携帯でとります。
非常用にモバイルバッテリー、防水ケースにいれた2万5千分1地形図、コンパス。
これだけは無いと、安心して登山道から外れてヤブに飛び込むことは出来ません。

そして、もう一つGPSの素晴らしい特徴が情報が新しい!これは重要です。
写真③は、今回実際に歩いた場所の、紙の地形図とGPSで確認できる電子国土の地図との比較です。
どちらの地図も右から伸びている実線の林道の表記はあるのですが、紙の地形図には左側の麓まで延びる
ルートが全くありませんが、電子国土の地形図では破線と実線のルートが引かれています。
この違いは大きいです!
紙の地形図の図式は昭和61年となっています。電子国土の時代表記は見つかりませんでしたが、それにしても
昭和61年ということは無いでしょう。
この紙の地図にはないルートは、実際には荒れ果てていて、なかなか見つけることが出来ないほどの、獣道と
いってもいいくらいの道だったのですが、写真④のように所々に杭が打たれ、地形図の情報に間違いが無いことを
あらわしています。
常にその時点で最新の情報を確認できる。これもGPSの利点です。
今回の島原半島縦断も、紙の地形図の情報だけでは、もっと難しい物になっていたと思います。

まだ登山経験の浅い僕が言うのも、おこがましいとは思いますが、地図やGPSを登りなれた山を登るときに
使ってみてください。歩きなれた山で使ってみるとGPSや地形図の情報も、すんなり理解できると思います。
よく聞くのですが、イザというときのお守りのように地形図やGPSを装備に入れておく。
イザというときのパニクッた状態で、使い慣れてない道具を活用するのは正直、難しいと思います。

迷子になって、いざ取り出したら地図データをキャッシュしてなかった、使い慣れずに操作していたら
あっという間にバッテリー切れ。
道迷いして、薄暗くなる山の中でそんな状況になったらと思うと恐ろしくなります。

以上、今回の山行で思いついたことを、つらつらと書き綴ってみました。
すこしでも皆さんの安全な登山のお助けになれば幸いです(・∀・)

コメント

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