雪の独標! 快晴の中、最高の眺望を堪能してきました‼︎

2017.03.19(日) 2 DAYS

活動データ

タイム

18:49

距離

8.8km

のぼり

985m

くだり

982m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
11 時間 31
休憩時間
8 時間 33
距離
4.4 km
のぼり / くだり
559 / 352 m
16
46
7
13
23
DAY 2
合計時間
7 時間 18
休憩時間
4 時間 8
距離
4.3 km
のぼり / くだり
421 / 629 m
47
18
7
1 9

活動詳細

すべて見る

三連休、初日は鈴鹿は某所へ節分草を見に行ってました。 その足で高山へ移動。 友人と合流して、今季行きたかった独標へ登頂すべく、新穂高へ。 車中泊してロープウェイ駐車場へ着くと…満車(^^;; さすが三連休中日ですw 係りの人が来るのを待って、深山荘の駐車場へ。 さて…この連休、予報では高曇りやガスは想定の範囲内でしたが… 雪がちらついてます(^^;; 予報より悪いです(^^;; 観光客も多く、始発から続くロープウェイの列に並んで上がります。 支度をして、今日も山荘まではノーアイゼンの練習しながら登ります。 まぁ、この辺は平和な道なので、暑いし、ダイブしそこなって雪に座ったり(笑)しながら山荘へ。 あまりに暑かったので(^^;; いきなりコーラで乾杯(笑) のんびり西穂ラーメンいただいて様子見です。 雪は弱くなったり強くなったり。 これ以上よくはならない感じですが… とりあえずは、ちょっと登山道の様子見、ということで、出かけます。 山荘前はそんなに風はないのですが、上がると12、3mの風。 希望としては…独標手前まで今日のうちに様子を見ておきたかったのですが… 吹雪いたり風だけだったり…こんな天気なので無理は禁物。12峰の手前まで行き、引き返してきました。 この時でも…既に先行者のトレースはわかるものの、くっきりではなく、引返す時も自分たちの足跡はぼやけていて、これ以上の風と雪ではトレースは消失するなぁ、と思いました。(もっとも、比較的広すぎず狭すぎない尾根ですので、視界がきくうちは、トレースがなくなってもまだなんとかなりそうですが、もっと広くて地形がわかりにくかったり、ホワイトアウトになってきたらヤバいですが) 小屋に戻って…あとはすることがないので(笑) 友人が持ってきてくれたお酒におやつでまったり〜。 この日、ピラミッドピークあたりで滑落があったそうで…夕方になって捜索隊の方もこれ以上の活動は危険と引き上げてきていました。 そして…夕食時、支配人さんから、他にも雪庇踏み抜きの事故など複数件の事故が起きていて、捜索の方や小屋の方々がバタバタであったことを知りました。 幸いにも連絡がとれていてビバークしているなどのお話しでしたが…最近の西穂周辺の事故は本当に多い。毎週のように起きています… 私たちも…まだまだ雪山初心者…無理をしたりせず、決して事故を起こさないようにしないと、と改めて思いました。 明日のお天気については…快晴にはなるものの強風予報。 稜線上は20mとのこと。昼にかけて落ち着いてくる見込み。 20mは…歩けない風ではないですが、瞬間的に風が吹きつければ体が振られます…丸山までならまだしも…独標へ行くにはとても無理…起きて様子見だね。と友人と作戦会議。風が収まってくるようなら独標行くけど、午後から天気は下り坂。昼頃までに戻って来れそうにない時間の出発は避けたい。なんとか、予報よりも風が弱いことを祈り…夕食後も休憩室でちょっとお喋りなどして寝る支度。 支度をしていたら…警察から電話がありました。 滑落した方の身元がわからず、登山届を出している方に安否確認をしているとのこと。同行者とともに山荘にいて無事であることを伝えます。 多分…計画書から可能性の高いパーティから順にかけていたと思います。その中では絞り込めず、私達の届は独標までですが、行けそうだからとその先まで行ってるかもしれないし、かけてきたのだと… 警察の方のご苦労には本当に頭がさがる思いです。 (その後、滑落された方は自力で這い上がって無事下山だったとのこと。まさか自分たちを見ていた人から通報されていたとは思わず、だったのでしょう。でも、翌日の捜索活動も目にしてましたので…もうちょっと早くわかっていたら良かったんだろうなぁ、と思ってしまいました。でも、無事でなによりでした。) 翌朝…起きて外へ出ると予報通り快晴! 小屋の前は無風ですが…さて、稜線上はどうなのか… 朝ごはんへ行くと、支配人さんから、風は様子を見て来てくださったとのことで、13mくらい。強くて15ぐらいとのこと。これなら行けます! 但し、救助活動でヘリが近づいたりするため、妨げにならないよう、二次災害が起きないよう丁寧に注意事項を教わりました。 さて、準備して出発です! 快晴過ぎて、景色ばっかり見て進みませんが(笑) 時間は十分ありますので、急がずゆっくり行きます♪ 特に…独標直下の下りは、ゆっくり焦らず降りたいので、朝、小屋から独標へ行く人達の最後の方にいた方がプレッシャーがないので、むしろ最後尾ぐらいのがいいよね〜っと。 登るにつれ変わる景色に歓声あげつつ、いよいよ核心部へ。 まずは12峰のトラバース。慎重に進み、いよいよ直下へ。 実際に近くで見てみて、とても安全に降りられなさそうだったら引き返す約束でしたが、この日はステップがしっかりできていて、大丈夫そうです! というわけで、いざ! 独標へ! 鎖場で降りてきた人がセルフビレイをとっていて、鎖が使えなかったりですが、ピッケル打って慎重に足を進めます。 そして…きました! 雪の独標! 360度、素晴らしい景色です! 夏の景色とはまた違う迫力ある山々… 来られて本当に良かった、と心から思いました。 下りはそんなわけでなるべく後の方でゆっくり降りたいし、登ってくる人とすれ違いをしたくないので…登りの人が途切れるまでゆっくり休憩。 お天気が良く、気温もあまり低くないので寒くもなく、のんびりできました。 下りは… 結局、鎖場のところでやはり、一人、すれ違いになり… 鎖が持てないところはドキドキしました。 でも、ここも、ゆっくり慎重にクリア。 無事、降りて、ホッとしました。 でもまだトラバースがあります。先週、ここで滑落が起きてますので、気を抜かずに足を進め、これで本当に一息。 あとはそう危険なところはないので、景色を楽しみながらゆっくり下山。 丸山で頑張ったご褒美スイーツを食べ、山荘へ。 またまたラーメン食べて下山です〜〜。 山荘近くの急なところはアイゼンつけて、そこからはまたアイゼンはずしてノーアイゼンで歩く練習。 時々見える槍や穂高連峰を楽しみながらロープウェイ西穂高口へ。 展望台でまた景色を楽しんで、降りてきました〜〜。 さて、今回、気象条件、雪質も悪いということもなく、同行者にも恵まれ、持ってる全てのスキルを総動員しての山行でした。どれか一つでも欠けていたら行けなかったと思います。 独標から見ると…ピラミッドピークまでは、やはり気象条件などが良く、ちゃんと技術が使えていれば行けそうに見えました。 来季は…もっと雪山の訓練積んで、ピラミッドピークまで行けたらいいなぁ…

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。